レシーズンなので慌てない
1stチームの最終調整となるプレシーズン3戦目はパンサーズと対戦。

昨シーズンからパスラッシュを漏らし続けてきたT#78″ウェイン・ハンター”が降格となり、先発RTとなったのがT#77″オースティン・ハワード”。

そしてエースWRのWR#10″サントニオ・ホームズ”が初登場です。さてさて、今度こそTDを取れるのか?
(このマイケル・ジャクソンばりの写真はハラ立つな(屮゜Д゜)屮)
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▼結果
012年08月27日 @メットライフ・スタジアム

1Q 2Q 3Q 4Q OT total
パンサーズパンサーズ (0-0-0) 3 7 0 7 17
ジェッツジェッツ (0-0-0) 3 6 3 0 12



▼総評
・O#
今回もTDなし。だがしかし収穫は大きかった。なんせハンターからRTの先発を奪ったT#77″オースティン・ハワード”が良すぎる
昨シーズンからポケットがあっという間に小さくなって、サンチェスがムギュっと潰されてたのに、T#77″オースティン・ハワード”は全く押し負けないのでポケットが広々。

サンチェスが余裕を持って投げることができ、初っ端からミドルパスが連続で成功。さらにWR#84″スティーブン・ヒル”へ32ydのロングパスを通すシーンもありました。
サンチェスのロングパスって昨シーズンは全く出なかったのに、プレシーズンとはいえお目にかかれるとは嬉しい限りです。

1INTを記録していますが、WR#84″スティーブン・ヒル”がお手玉したボールをINTされただけで、サンチェスに罪は無いです。
OG#68″マット・スローソン”のパーソナルファールがなけりゃTDは取れてたと思います。パスプロが持った影響でサンチェスの力がやっと戻ってきた感じです。

しかしながらTD0というのは、やはりランが不発であるのが原因でしょう。RB#23″ショーン・グリーン”が1回だけ18ydのランを出しましたが、基本的には出なくて、またも1ydもゴリ押せないシーンがありました。
昨シーズンの序盤もランが出ず苦しんだので、ランの早期復活を願うばかりです。

加えてOCがスパラノに代わりましたが、今のところショッテンハイマーとやる事に変わりはないですね。
開幕に向けてオプションをいろいろ隠しているのでしょう。

ティーボウに関しては20ydのロングスクランブルを決めるシーンがありましたが、基本的には低パフォーマンスでした。
特にスタンドに入るかと思われた暴投には、サイドラインのサンチェスもスタンドのファンも唖然とした表情になりました。

INTを献上した時は相手DBにドストライクに投げ込みました。スクランブルとパスの選択に迷って、バタバタした後に潰されるシーンもあり、最後は奮闘するも、サンチェスと先発争いというレベルではありません。
前試合でも見せましたが、落ち着いてるようで内心はパニくってる状況が多く見られ、司令塔というよりはRBかFBに転向した方が良いんじゃないかと思います。

試合中にクローズアップされたのが、ティーボウのパスのリリースの遅さ。サンチェスはテイクバックからリリースのスピードが、ブリーズなどその他QBと同様に0.37秒。それに対しティーボウは0.47秒と0.1秒遅いとの事。

さらにサンチェスはテイクバックした時にボールの表面が正面を向いてますが、ティーボウは手首をひねって手の甲が前を向いている状態になります。このフォームの差でティーボウはリリースが遅いようで、改善の余地はありそうですが、これで今シーズンの先発をティーボウが奪うという話はなくなりました。

WRに関してWR#84″スティーブン・ヒル”がお手玉してINTの原因を作るものの、5レシーブ68yd獲得と好調。とくにサンチェスのロングパスを捕球した事は大きな収穫です。

初登場のホームズに関しては1レシーブ8yd獲得と低調。ボールを弾いて落球するシーンもあり、調整が必要でしょう。



・D#
ニュートンに走られるシーンがあるものの、やはりD#は強固。リーヴィス方向には全く投げられず、DB#31″アントニオ・クロマティ”もいいパフォーマンスを見せました。
パスが通るときはだいたい、不調のDB#20″カイル・ウィルソン”が狙われた感じでした。

DB#37″イェレマイア・ベル”が欠場で不安視されたSでしたが、DB#30″ラロン・ランドリー”がパワフルなタックルやINTを見せます。この補強は正解でした。

前回に続いてDLがパワフルでDT#93″ケンリック・エリス”が今回もRBを寄り切って投げ飛ばす荒技を見せます。ドラ1DE#98″クイントン・コプルス”もニュートンのパスを狂わせ、さらにファンブルロストを誘発する活躍。
しかしLBの老朽化が否めず、外のランに弱いところを見せます。シーズン中に2rdチームで活躍したLB#49″デマリオ・デイヴィス”が先発する事も考えられます。

不安要素があるとしたら”デレク・アンダーソン”にTDを奪われた2rdチームの層の薄さですね。ああ、悔しい。



・ST
キッカー争いの決着をつけるためにK#02″ニック・フォーク”とK#03″ジョシュ・ブラウン”が交互にキックしてましたが、K#03″ジョシュ・ブラウン”がFGを外したため、またもバクチキッカーK#02″ニック・フォーク”が先発濃厚。
前回クソパントを繰り返したP#04″T.J・コンリー”も普通にパントして、とりあえず開幕は彼で行く方向です。

リターンではRB#25″ジョー・マクナイト”が平均32yd、最長42ydを稼ぐ好リターンを見せます。昨シーズンみたいにファンブルしなきゃ、強力な戦力です。



・ケガ人
頼りになる男TE#81″ダスティン・ケラー”が最初のレシーブ時にハムストリングを痛めるアクシデントが発生。しかし開幕には間に合うとの事。

それよりバックアップのTE#45″ジョシュ・ベイカー”が右ひざACL(前十字靱帯)損傷で「waived/injured」登録。つまり、NFL歴4年未満なので、即IRに入れることが出来ず、一旦ウェイバーにかけて彼を獲得するチームが無ければIRに入れる事ができます。

ジャイアンツがTE”ジェイク・バラード”がウェイバーを通過してIRに入れようと思ったら、パッツに獲られちゃったアレです。
まぁベイカーに関しては他に名乗りを上げるチームはいないので、このままIRに入るでしょう。

ついでにLB#52″デイヴィッド・ハリス”もかかとを負傷しましたが、彼も開幕には間に合うとの事です。



:本日のサンチェスはパス11/18回、123yd獲得、0TD、1INT。
2回ぐらい落球がありましたし、1INTはヒルがレシーブしそこねて弾いたボールですので、調子は上々です。

やはり新RTハワードの効果は大きいです。



:本日のティーボウはパス4/14回 55yd獲得、0TD、1INT。
ランで45yd稼ぎチーム2位という、相変わらずポジションとスタッツがあってない成績です。

パスに関してはスタンドに投げ込む勢いで暴投したり、敵の真正面に投げてINTしたり散々。
あとバックアップに降格したハンターが、またもパスラッシュを簡単に漏らして、ティーボウが餌食になるシーンもありました。

もはや先発交代は夢のまた夢ですな。