▼O#
ランD#に強いハズのパッツ相手にそこそこランも出て、1stドライブで理想とするO#の形でTDまで持って行け、上場の滑り出し。
(直後にマッコーティーにキック・オフ・リターンTDさえ喰らわなければ・・)

このあとは反則で自滅したり、セーフティーを献上したり、FG圏内に攻めるもTDまでいけないドライブが続きますが、2ポゼッション差を追う第4Qで、同点に追いついたのは評価できます。

特にWR”ジェレミー・カーリー”がレシーブしまくって7レシーブ。120yd獲得。ケラーも7レシーブ93yd、1TDと好調です。
やはりサンチェスは短いパスは決まらないが、ミドル以上は不思議と決まる傾向があります。

あとケラーに決めたTDパスが、相手D#3人の間を縫うようなコントロールで決めており、サンチェスの強みを見ることが出来た内容でした。

しかし、ヒルの落球や、第4Q最後のドライブで時間を潰しきってFGできなかった事など、要所でトドメをさせないのがいただけない。
かつてのミラクルを起こす力はもう無いのか??

あと3rd-1ydでゴリ押さず、パスを選択して失敗するシーンや、最後のFGは時間を潰しまくりゃいいのにパスを読まれて無駄にパッツに時間を与えてしまったり、プレーコールにも疑問が残るシーンがいくつかありました。

ティーボウの使い方に関しても、をIフォーメーションにてRBの位置にセットしつつも、そのまま突っ込ませはしない。
途中グリーンが負傷して出られない時に、ティーボウでゴリ押しする事を期待していたのですが、それもしない所に、QBであるティーボウやファンの機嫌を損ねないように配慮をしてるところが歯がゆい。
ぶっ壊れるまで使ったったらええねん!! ∑(゜ Д゜)

 

▼D#
昨年まで違うのが、やはりDLのプレッシャー。昨年よりポケットが小さくなる時間が明らかに早い。
昨年のドラ1、ウィルカーソンの成長が著しく目立ってきてます。

恐れていたランD#も致命的に抜けるシーンは無く、抑える事ができました。
だが、もう1つ恐れていたウェルカーと巨人TEには、予想どうり要所で取めれず、3rdDownに追い込んでも、1stDownを更新されてズルズルとドライブを続けられる所が痛かった。
グロンコウスキーにTDをレシーブされたシーンも、S”ラロン・ランドリー”が完璧にカバーしてるにも関わらず、身長差でやられてます。

とはいいつつも失点のうち9点はリターンTDとセーフティーによるもの。予想以上にパッツO#に対抗する事ができました。
これだけプレッシャーがかけれるのに、リーヴィスがいないのが本当に残念だ。

心残りといえばクロマティが決定的なINTのシーンに落球するところ。あそこでINTしてリターンTDまで行かなくても、FGを決めれば勝っていたはず。
カイル・ウィルソンの3rdDownでのパスインターフェアランスといい、やってはいけない肝心なところでミスをするのも目立ちました。

 

▼ST
1stドライブでTDを決めたにも関わらず、マッコーティーにキック・オフ・リターンTDをやられたのが痛すぎた。
思わぬ先制で舞い上がったのか、全員 前に詰めるのが早すぎて、左側に一斉に固まってしまい、逆方向に行かれて、3人抜かれたら残るのはキッカーのみというヒドイありさま。明らかな連携ミスです。

マッコーティーからファンブルロストさせたのはミスを取り返してお釣りが来る活躍だったのですが、、このチャンスでパッツにトドメをさせなかったO#が悔やまれます。

しかし、K”ニック・フォーク”の仕事ぶりは完璧。54ydを含む4回のFGを4回とも成功。前までは長い距離を連続して決めるのに、短いのをいきなり外す不安定なバクチキッカーでしたが、今シーズンは安定感が出てます。

マクナイトのリターンも相変わらずよかったです。左から右へと一人ダブルリバースで相手を翻弄させるシーンは圧巻。ファンブルしなくなったし、ビッグプレイを生むまでに成長しました。

 

▼総評
クロマティの決定的なINTチャンスに落球。ヒルの落球。カイル・ウィルソンの反則と、どれか一つでも無ければ勝っていました。
それだけに非常に悔しい敗戦です。
勝運が無くなったと思われたパッツにも、運が残っていたようです。

パッツのD#は1stドライブではDBがスカスカでザルだったのですが、結局は要所でセーフティーを生むプレイを出したり、グリーンを負傷させて(ワザとでないですが)、時間を潰したいシーンでゴリ押しを封じたり、最後にファンブルロストを奪うなど、要所で決めてモメンタムを離さないところに、「ブレイディさんを連敗させるワケにはいかねぇぞ」という、パッツ魂を感じました。

今度はFB”ジョン・コナー”が離脱するも、代わりのFB”レックス・ヒリアード”が活躍し、主力を次々と失いつつも、逆に若手にチャンスは増えて、チーム的に成長はしているのが救いです。絶望と思われていた戦力ですが、互角に戦えますし、伸びしろもまだまだありそうなので、プレーオフ進出に期待できます。

またも首位決戦に勝てなかったJETS。もはやトラウマです。
だーがしかし、NFCに勝ち星が集中しており、AFCは首位以外は3位以下という状態です。これはまたしてもワイルドカードに滑り込んで、プレーオフでパッツを撃破するという、シナリオでしょうか??

 

:本日のサンチェスはパス28/41回328yd獲得、1TD、1INT。
“ジェレミー・カーリー”と”ダスティン・ケラー”というスロットコンビでほとんど稼いでおります。

ロングパス失敗をINTされたシーンは狙いは良かったが、プレッシャーで距離が出なかった。
ワイドオープンになってるレシーバーが二人いたのに、もうちょっと周りを見て欲しかった。

ティーボウ交代論が出るも、300yd以上稼いだら、そうもいかない。
ティーボウも心の中で舌打ちしてるでしょう。
∑(゜ Д゜)