充電完了はまだか!?

ディヴィジョナル・プレーオフ最期は今シーズンも安定した強さで第1シードをGETした兄者率いるブロンコスと、奇跡的にプレーオフに生き残ったチャージャーズの同地区対決。

世間的にはブロンコスの勝利と見られていますが、チャージャーズには「イーグルスのホーム開幕戦で対戦した相手はSBを制覇する」というジンクスもあり、何か波乱を予感させます。

因縁の同期イーライや、バックアップだったブリーズにキャリアの先に行かれた”フィリップ・リバース”のキャリアはそろそろ花開くのか?
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簡単な内容

またも内容はNFL JAPANで。ああ癖になりそう。
[引用:NFL JAPAN]

第1Q、ブロンコスは約7分のロングドライブでクォーター バック(QB)ペイトン・マニングがワイドレシーバー(WR)デマリアス・トーマスに2ヤードTDパスを通して先制。さらに第2Qには、チャージャースが 53ヤードFGを失敗した直後のシリーズでWRウェス・ウェルカーが3ヤードTDレシーブを決め、前半を14対0とリードして終える。

 後半に入ってもブロンコスは勢いを緩めず、第3QにFGを追加。第4Q早々にTDを決められるが、次のシリーズでランニングバック(RB)ノーション・ モレノが3ヤードTDランを返し、すぐに17点リードに戻すなど試合を優位に進めた。だが、ここからチャージャースの猛追が始まり、すぐにTDを返される と続くオンサイドキックも成功を許してFGを決められ、残り約4分で一気に7点差にまで詰め寄られる。

 さらにブロンコスは直後の攻撃シリーズで残り約3分、自陣20ヤード地点で第3ダウン残り17ヤードと嫌な展開になるが、ここでマニングがタイトエンド (TE)ジュリアス・トーマスに21ヤードのロングパス成功のビッグプレイを決めてファーストダウン更新。その後は最後までボールを保持して同地区ライバ ルを撃破した。

 ブロンコスはQBマニングがパス36回中25回成功、230ヤード、2TD、1INT。モレノがラン23回82ヤード、1TD、モンティ・ボールがラン 10回52ヤードとRBコンビの奮闘もあり、ボール保持時間で10分以上も上回るなど、試合の大半で主導権を握りつづけたことが勝利へとつながった。

 チャージャースは、QBフィリップ・リバースがパス27回中18回成功、217ヤード、2TD。新人WRキーナン・アレンが、レシーブ6回142ヤー ド、2TDと大暴れしたが、シーズン終盤に好調だったランがわずか65ヤード獲得のみに終わったのが誤算だった。また、第4Qこそ見事な追い上げだった が、第3Qまでのオフェンスがあまりに低調だったのが悔やまれる結果となった。

 

 

スコア&ダイジェスト

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
チャージャースチャージャース (9-7-0) 0 0 0 17   17
ブロンコスブロンコス (13-3-0) 7 7 3 7   24

総評

ノーハドル・ショットガン連射かつ時間をかけてO#を展開し、TDを奪う兄者率いるブロンコス。
パス一辺倒かと思えば、ランを連発したり全く的を絞らせない波状攻撃と、兄者の「オマハ」コール連発に翻弄されニュートラルゾーン・インフラクションを計5回も犯すなど、チャージャーズD#は苦戦します。

しかし、チャージャーズD#も黙ったままでじゃありません。兄者は前半で時間を使って2TDを決めて、前半終了間際にも1TDを追加し精神的にチャージャーズを折るのが兄者のプランだったのだろうが、なんとエンドゾーンでLB”ドナルド・バトラー”が値千金のINT。チャージャーズの危機を救います。

このINTがまるで熟練されたレシーバーが行う両足をフィールドに残すテクで、D#なのにこれができるとは関心しました。

 

一方、チャージャーズO#はランを封じられ、ブロンコスD#にサックされまくり、FGも失敗して全く機能せず。
さらにリヴァースが「はよ!スナップせーや!!」と手を叩いて焦るが、クラウドノイズでセンターには聞こえず、センターがディレイの後にスナップしたボールを、キレたリバースが取らずにそのまま地面にはたき落とすという、笑撃シーンもありましたw。

 

チャージャーズD#が踏ん張り、やっとリヴァースの充電が完了したのが第4Qの13:00。
WR”キーナン・アレン”へのロングパスで2TDを奪い、終盤にはオンサイドキックも成功させる猛反撃で、17-24の1ポゼッション差に迫るも、兄者は1stDown更新を続けチャージャーズに反撃のスキを与えずトドメを刺しました。

 

ほぼ兄者のプランどうりの展開だったと思いますが、もうちょっとチャージャーズのO#が早く機能していれば、どうなっていたか分りませんね。最後の猛反撃は盛り上がりました。

あと、疑惑の反則もあり、リターンTDが取り消しになるも審判の判定はブロンコス寄りだったと思えます。

しかしながら、チャージャーズは政権交代1年目でプレーオフに進出できましたし、D#がいきなり崩壊する傾向も無くなったように見えますので、来シーズンも期待できるでしょう。

 

Philip rivers, Peyton Manning:兄者のスタッツは25/36回230yd獲得2TD、1INT。
相手D#を翻弄させる策でペースを掴む老獪さはさすが。
次はいよいよブレイディと激突です。