久しぶり放談の時間です。

甲子園で熱戦が繰り広げられております。サッカーやアメフトと違って、野球ってタイムアップがないので大差で負けていても1イニングでひっくり返るケースがあり、精神的に未熟な高校生ならば なおさら勢いに乗ると、相手を完全に飲み込んで奇跡が起こるところが、また面白いですね。

そんな高校野球で、「暗黙のルール」というのが話題になっております。

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大差で勝っていたら盗塁はダメ?

事件の詳細は以下のリンクに掲載しております。
[リンク:<高校野球>健大高崎は“暗黙のルール” を破ったのか]

要は大差で勝っているときに、盗塁をする事はルールブックには無いものの、それは暗黙のルールで禁止であるので、盗塁しまくって 10-0 で勝利した健大高崎高校(群馬代表)が非難されております。

 暗黙のルールといえば代表的なのが、サッカーにおいてピッチ上で負傷者が出ると、対戦相手がボールを持っているときでもボールを外に蹴りだしてゲームを止める というのが思いつきます。

普通に考えると勝負なのですから、それはチャンスと見て怒涛に攻めるのですが、あえてボールを出すところに紳士のスポーツであるサッカーのすばらしさがあります。
(わざとケガしたふりをするシミレーションは、納得いかないが)

 

 今回の事件では、大差がついた時点でも盗塁をしたところに、「対戦相手を侮辱するにも程がある」「野球の技術は教えても点差が開らくと盗塁しないというマナーは教えないようだ」などの声が上がってるようですが、正直に言って非難するやつ等はアホじゃないかと思いました。

何点差あろうと逆転する可能性がある野球、ましてや負けたら一発で終わりのトーナメント戦ですよ。
予選にて星陵高校が9回に8点差をひっくり返えして勝利し、甲子園への切符を手にいれた事が記憶に新しいだけに、大差だから手を抜けという意見は間違っているでしょう。

しかも彼らは優勝するために死ぬほど努力して練習し、戦っているわけです。もし非難の声のとおり点差がついたから手を抜いて、そのせいで逆転負けをしたら、非難したやつ等は責任が取れるのでしょうか?

 

ネット上ということでアホが無責任に非難しておりますが、その非難の声が 健大高崎高校 に少なからず影響があり、高校生だけに精神的ダメージがあるやもしれません。

全力で戦っている高校生ら相手に、そのような非難をする人間が信じられません。

 

ついでに言うと、東海大四 の西島君のスローボールを非難した元アナウンサーの岩佐徹。
「東海大四のピッチャーのスローカーブ・・・ダメとは言わないが、少なくとも、投球術とは呼びたくない。意地でも。こういうことやってると、世の中をなめた少年になって行きそうな気がするが。ハハハ。」
と、発言しましたが、この人もアホでしょ。

この発言のせいで彼の投球に影響があって負けたら責任取れるのでしょうか?体格の不利を埋めるために、おそらく猛練習をしてエースを掴んだ少年に対して「世の中をなめた少年になる」って、これが本当の侮辱でしょう。
(東海大四 は守備の乱れが原因で、既に敗戦)

 

 そりゃ暗黙のルールって、ものがあるかもしれませんが、二度とない時間を全力で戦う少年相手にこういう非難はやめて欲しいものです。

 最後にプロだろが、最後まで手を抜かず戦った結果の例をあげておきましょう。

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
シーホークスシーホークス (13-3-0) 8 14 14 7   43
ブロンコスブロンコス (13-3-0) 0 0 8 0   8

 

※ブロンコスファンの皆様、古傷をイジってすみません。m(_ _)m