信じるものは救われる

ヨソのチームの話なのですが、隠れティーボウマニアとしては記事を書かずにいられないでしょう。

既に周知事項ですが、ティーボウがイーグルスと契約いたしました。

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ティム・ティーボウ(Tim Tebow)がイーグルスにて2シーズンぶりに復帰

 常にティーボウの動向には目を光らせているJETS狂の宴なのですが、2年もNFLから離れていたのに、このタイミングで復帰するとは思いませんでした。

 

ティーボウに関しては説明は不要でしょうが、簡単に説明。

QB”ティム・ティーボウ”はカレッジ時代はハインズマン賞を獲得する実力に加え、そのイケメンぶりとクリスチャン一家である誠実すぎる性格にファンが増大。ハンカチ王子以上のティーボウ旋風が巻き起こりました。

彼が肩膝をついて神に祈るポーズを「ティーボウイング」と呼び、このポーズの写真をSNSで投稿することも大流行しましたね。

2010年ドラフトでは彼のプレースタイルはNFLでは通用しないといわれながらも1巡でブロンコスが彼を獲得。

2011年に当時の先発カイル・オートンの不振で低迷したチームを、登板するや奇跡的な勝利を連発し、ブロンコスをプレーオフに導きます。

さらにプレーオフ1回戦では強豪スティーラーズ相手にドッカンドッカンとロングパスを投げ込み、オーバータイムでは一撃で勝利するトンデモナイ試合を見せました。

参考:Wild Card4:スティーラーズ vs ブロンコス

 しかし、次のパッツ戦でティーボウは弱点を徹底的に研究されて、ボッコボコにされて敗北。

参考:Divisional Playoffs2:ブロンコス vs ペイトリオッツ

 

 翌年、ブロンコスは”ペイトン・マニング”をGETしてティーボウをJETSへトレード。JETSでは控えQBとして先発のチャンスも与えられず、散々な扱いを受けて1年後にカット。
(ゴメンネ!(´;д;`) )

その後、パッツと契約するも開幕ロースターに残ることなくカットされます。

 

ティーボウが動くと何かしらマスコミが押しかけて、チームの風紀を乱すことからティーボウは実力以外の理由で各チームから敬遠されるという、彼のカリスマぶりが皮肉にも彼に復帰のチャンスを与えない不幸な展開となります。

しかし、ティーボウはテレビの解説の仕事をしながらもトレーニングを続けたり、地元のジャクソンビルに家を買って「いつでも行けるよん」とアピールしたり(たぶん)、NFLをあきらめず常に準備を続けました。

 

もはやティーボウの復帰なんて誰しもがアリエナイと思っていたのですが、春先にイーグルスが彼をワークアウトし、そしてこの度はイーグルスと1年契約を結び、NFLへ奇跡の復活を遂げたのです。

タイミングよく今はディズニーランドでもイースター(復活祭)で盛り上がってる期間。イースターに復活とは、やはり神の子はひと味違いますな。

 

どうなるティーボウ?

イーグルスと契約したからといって、開幕ロースターに生き残らねば意味がない。

イーグルスのQB事情を確認すると、昨シーズン途中から先発に昇格した元JETSのエース”マーク・サンチェス”。

ラムズに全体1位で獲得されるも、ケガばっかりで今シーズンは”ニック・フォールズ”とトレードされた”サム・ブラッドフォード”(現在、前十字靭帯断裂のリハビリ中)

 2013年ドラフトにて4巡でイーグルスが獲得した”マット・バークリー”。彼は2012年ドラフトで”アンドリュー・ラック”やRG3との競合を回避するために、アーリーエントリーしなかったら、その1年間でガンガン評価が落ちて泣きを見ましたな。

そして、”G.J.・キニー”という謎のQBの4名が既に所属しております。

 

以前読んだ記事では、”サム・ブラッドフォード”をわざわざ獲得した理由は、ドラフトで彼を材料にタイタンズにトレードアップを持ちかけて、全体2位でマリオタ獲得を狙っていると予想されていました。

しかし、モックドラフトを見るとタイタンズ自身がマリオタを狙う傾向が強いようで、全体2位を手放してまで”サム・ブラッドフォード”を獲得する事は考えにくいです。

 

もはやQBを獲得せずに、この中で純粋に先発争いをするとなると、開幕ロースターに残れるのはこの5人の中から2~3人。

バークリーは評価は低くてカットされても不思議ではなく、”G.J.・キニー”は確実に消えるとなると、契約金が安そうなティーボウが生き残る可能性はかなり高いとみます。

そもそもティーボウはQBとして扱わない可能性も非常に高いです。以前はQBにこだわってましたが、現状はワラにもすがる思いでの復帰なので、FBだってブロッキングTEだって、ワイルドキャット要員だって何でもやってくれるでしょう。

JETS時代はSTにて、パントフェイクからのパスで1stDown更新を成功させた事もありました。

 

何にしろ、我々はティーボウが開幕ロースターに残ってくれる事をいのるばかりです。

JETS時代と同様にサンチェスと先発争いをする事となりますが、この二人がイーグルスをプレーオフに導く事に期待します。

 

しかしながら、サンチェス、ブラッドフォード、ティーボウと元ドラ1QBが3人もいるイーグルスってスゴイですね。

まさに”ドリーム・チーム”(禁句)∑(゜ Д゜)