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QB先発争いへ大きく影響
土曜日のトレーニングキャンプに行われた紅白戦。QB先発争いをしている”チャド・ペニントン”と”ケレン・クレメンス”の2人がチームを率いて直接対決する事になりました。
この結果がシーズンの先発に大きく関わる事は間違いありません。
さて、対決の結果は?

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#10:チャド・ペニントン
⇒ パス:8/14、115ヤード

WR”ジェリコ・コッチェリー”への27ヤードへのタッチダウンパスとキックで10点

#11:ケレン・クレメンス

⇒パス:8/22、137ヤード
自慢の豪腕でルーキーTE”ダスティン・ケラー”への55ヤードのタッチダウンパスで7点

結果10 – 7で”チャド・ぺニントン”組の勝利でした。
まぁペニントン組は先発で構成されてますので、当然といえば当然なのですがこの結果にクレメンスは言い訳もせず潔く2rdに身を置くとコメントしております。

しかし、特筆すべきはTE”ダスティン・ケラー”の活躍です。
JETSでの初試合に関わらずS”エイブラム・イーラム(Abram Elam)”とのマッチアップに勝ち、55ヤードタッチダウンパスを補給するという当初から注目されていたパスキャッチ能力の高さを見せつけました。トレードアップして獲得した彼が今シーズンのJETSに影響を与える事を期待しています。
しかし、その後は足のケガでフィールドを離れたとの事で少々心配です。

同じく期待のルーキーDE”ヴァーノン・ゴルストン”もパスラッシュで存在をアピールし、ドラフト1巡タッグはレギュラー争いに大きく前進しました。
なお紅白戦はWR”ラヴァニアス・コールズ”、LB”デヴィット・ハリス”、RB”ジェシー・チャットマン”は不参加でした。

▼2人のQBにオーナーも大変満足しており、JETSが”ブレット・ファーブ”獲得に裏で交渉しているなどという話題もありましたが、ここにきて獲得に動く確立は0%だと思います。

そのファーブですがパッカーズから面白い提案が成されました。
ファーブが現役復帰しないことに同意すれば、パッカーズが彼に10年総額2,000万ドル(約21億4,000万円)を支払うという、???な契約内容。
大金を払ってまでNFLを辞めてくれというパッカーズの提案は「ファーブはもうウチには不要」であるとハッキリ決断した事を表しています。

しかし、当人のファーブは現役復帰する気がマンマン。この提案は受け入れない方向のようです。
元々はファーブが引退宣言なんかしなければ、全てがスンナリいっていた事件であり、ファーブ一人の気分でパッカーズ全体が振り回されています。
将来は確実に殿堂入りする生きる伝説なのですが、最近の動向は考えものです。

[引用:NFL JAPAN]

ブレット・ファーブが、グリーンベイ・パッカーズから提案された新しいマーケティング契約を検討していることが分かった。この新契約は、ファーブが現役復帰しないことに同意すれば、パッカーズが彼に10年総額2,000万ドル(約21億4,000万円)を支払う内容だ。現在のパッカーズは、すでにアーロン・ロジャースを新先発QBとして歩んでいる。このままファーブが現役復帰し、シーズン開幕までにトレードが決まらないと、1992年から続いている彼の連続先発出場が途切れる。こうなると、また新たな騒動が沸き起こる可能性もあり、パッカーズとしては大金を費やしても、ファーブにフィールドから離れていてもらいたい意向のようだ。しかし、NFLネットワークのスティーブ・マリウーチは、ファーブはこの申し出を検討しているが、2,000万ドルの保証より現役復帰を選択するだろうと見ている。

また、複数のNFLの球団幹部は、もし、パッカーズとファーブが、このマーケティング契約に同意した場合、この金額もチームのサラリーキャップに加算されることになるだろうと予想している。何故なら、ファーブをフィールドから遠ざけることはパッカーズの望んでいる事であるからだ。一方、パッカーズのLBであるAJ・ホークは、「誰かが、俺に数十億ドルを提示しても、俺は、フィールドでプレイし続けるだろうね。お金は、俺にとって問題じゃない。しかし、皆それぞれが異なる状況におり、お金に対して異なる考えを持っている。今の俺にとって、お金はフットボールより重要なものじゃないよ」と述べている。