アイシールド着用は義務?

漫画のタイトル、かつストーリーの鍵を握る「アイシールド21」
ストーリー前半で蛭魔が適当につけた名称だと思っていたら、本当に実在する選手だという事実が発覚。そして東京予選の最終戦で本物と名乗る”赤羽”が登場。
しかし、”アイシールド21″とは人物では無く「名門ノートルダム大学付属中のエースRBの称号」だと知ります。
(それまで現地アメリカにいた筧君もずっと勘違いしてたって事なんでしょうか)
そして現在、原作ではとうとうノートルダム大学付属中学で活躍した真のアイシールド21と戦っている最中ですが、ノートルダム大学ってスゴイんでしょうか?

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調べた結果”ノートルダム大学付属中学校”が存在し、そこのエースは本当に”アイシールド21″と呼ばれているのかまでは調べきれませんでした。(おそらくフィクション)
で、単純に”ノートルダム大学”に関して知りましょう。

ノートルダム大学(University of Notre Dame)は、アメリカ合衆国、インディアナ州サウスベンド近郊にあるカトリック教会創設の名門私立大学。1842年エドワード・ソリンによって創設された。現地では英語式に、「ノーターデイム」と発音します。

そしてこの大学のアメリカンフットボールチーム”ファイティングアイリッシュ”は大学チームで全米1位の人気を誇ります。11度のナショナル・タイトル(全米優勝)、7人のハイズマン賞受賞者(全米最優秀選手)の獲得数は共に全米一で、これまでNFLに輩出したアメフト選手の数もダントツです。

 

しかし、最近はタイトルから遠のき低調ぎみだそうです。
出身の選手としてはアメフトを知らない人でも名前は聞いたことがある名QB”ジョー・モンタナ”。2005年引退の年に奇跡のSB制覇を成し遂げた元スティーラーズの”ジェローム・ベティス”。
昨年のドラフト招待選手でブラウンズに獲得されたQB”ブレイディ・クイン”もノートルダム出身です。

このノートルダム大学のアメフトチームは他校と違い、どこのカンファレンスにも属しておりません(通称インディペンデント)。これは強豪校では唯一ノートルダムだけで、過去の実績が高いため各カンファレンスの強豪校との試合を組まれ、9勝以上挙げると4大ボウルに出場できるという特別待遇が敷かれています。

特別待遇を受けるほどチームに人気があり、それはもはやアメリカ全土をマーケットにしたビジネスとなります。アメリカテレビネットワークの1つであるNBCが、2010年までのノートルダム大学のフットボールの放映権の更新を行いました。支払われる放映権は1試合当たり$1.5millionと言われています。

 

ついでにプロでは無い、あくまで大学の部活であるにも関わらず、日本とかけ離れた大学アメフトの現状を説明しますと、俗に言う北米4大スポーツの中で断トツの人気はNFLですが、カレッジのチーム数ではDivision-1の中でメジャーカンファレンス所属大学が約60校と、NFLのほぼ2 倍で観客動員で、実態としてはカレッジフットボールがNFLを上回る全米人気No.1のスポーツとも言われています。

NCAA(インカレ)の1部118大学は全て常設のフットボール会場(大学専有が大半)がありますが、収容人員2万人以下のスタジアムは1校だけ。114校が3万人以上、うち66校は5万人以上、そのうち20校が8万人以上収容のスタジアムを本拠地としており、運営のキャパは日本のプロ野球なんて全くかないません。

それに伴い当然観客も多く、2003年度で主催試合1試合平均10万人以上の観客動員を記録した大学が4校あります。ノートルダム大学やマイアミ大学のように、単独で全国ネットのテレビ局と中継契約を結んでいる学校もあり、2002年のデータでは年間総収入が40億円に達する大学が10チームを超えます。
トップの大学はボウルゲームも含めて12~3試合で50億以上稼ぎます。この総収入は、入場券売上、カンファレンス/NCAAからの分配金(テレビ放映権収入、ボウルゲーム出場報酬の分配金など)、関連グッズ売上、商標使用権などからなります。
有名校のフットボールチームがビッグプログラムと呼ばれる由縁であり、監督の年俸が100万ドルを超える大学もざらにあります。その熱狂ぶりが全て数値で現れていますね。

 

というわけで、ノートルダムが全米の憧れであり名門だと分かりましたが、日本にもノートルダムはあります。
http://www.notredame-e.ed.jp/
ノートルダム学院小学校、ノートルダム女学院中学校・高等学校、京都ノートルダム女子大・・・
日本国内で”アイシールド21″を名乗れるのは小学生か女性限定のようです(=0=;)(というかアメフト部があるのか?)。