のJETSならヤレる!
Week12で一番注目される試合となったAFC東首位のJETS vs 無敗のタイタンズ。
昨シーズンはレギュラーシーズンでパーフェクトを達成したペイトリオッツの特徴は圧倒的な攻撃力でしたが、タイタンズの特徴は強固な守備と新人RB”クリス・ジョンソン”、3年目”レンデル・ホワイト”のRBコンビによるランアタックによりターンオーバーが少ない堅実的な攻撃です。

しかしタイタンズは無敗とはいえ、ランを封じられたベアーズ戦で苦戦した事から、ランストップに定評があるJETSは天敵のはず。
決戦前のチームレポートです(毎週決戦ですな)

[SPONSORED LINK]


▼RB”レオン・ワシントン”がWeek11週間MVP
プロ3年目で兼リターナーRB”レオン・ワシントン”が初の週間MVPを受賞しました。
ペイトリオッツ戦でTDランと92ydキック・オフ・リターンTDの2TD。リターンとランで計177yd獲得し勝利に大きく貢献しました。自身通算4度目のキック・オフ・リターンTDで、これはチーム歴代1位です。

ワシントンは173cmとNFL選手としては小柄ですが、一気にトップスピードに乗る加速力と1対1なら簡単に抜いてしまうステップが武器。今シーズンはパワーもついて突破力もあります。

全く正反対のタイプのRB”トーマス・ジョーンズ”の併用とFB”トニー・リチャードソン”のリードブロックでジェッツのラン攻撃はリーグでもトップクラスの攻撃力を誇ります。

▼タイタンズD#コーディネーター”ジム・シュワルツ”とHC”エリック・マンジーニ”
マンジーニとタイタンズのディフェンスコーディネーター”ジム・シュワルツ”は旧友でであり、マンジーニがシュワルツの手腕を絶賛しているとの事。

1996年に2人はともにボルティモア・レイブンズに在籍し、マンジーニは攻撃アシスタントコーチ、シュワルツは守備アシスタントコーチを務めていました。

そしてマンジーニがペイトリオッツ時代にビル・ベリチックのディフェンスコーディネーターを務めていたことは有名ですが、シュワルツも1990年代にベリチックがブラウンズのHCだった時にスタッフだったとの事。つまり、2人ともベリチックの弟子なんですね。

シュワルツは2001年からタイタンズのディフェンスコーディネーターを務め、昨年はプレイオフ進出、そして現在はその守備力で無敗の10勝です。

マンジーニは、シュワルツについて「彼は頭がよく、規律を重視し、事前に念入りな準備を行う人物だ。ここ数年に渡ってタイタンズのディフェンスを見ているが、彼は相手の傾向を読み取り、主導権を握ることができる。彼の試合に勝つために柔軟な姿勢で挑んでいるし、一緒に仕事をしていた時も、いつも感銘を受けていた」とコメントし賞賛するとともに、警戒もしております。

この調子だとHCになる日も近く、マンジーニと互いにチームを率いて激突する日も近いでしょうな。加えて彼とベリチックの仲良し度も気になるところです(~_~;)

▼マッチアップ!
・QB”ブレット・ファーブ” vs QB”ケリー・コリンズ”
ファーブは10月に39歳。対するタイタンズのコリンズも12月に36歳とベテランQB対決です。
タイタンズは昨年までルーキーQB”ビンス・ヤング”が率いていましたが、Week1で負傷しシーズンアウト(俗に言うMaddenの呪い)。

Week2からバックアップのコリンズが先発を担い、これまで無敗です。
ラン攻撃がメインのタイタンズですが、ベアーズにランが封じられてもパスで勝利しましたので軽視は出来ないです。

ファーブに関しては、あれ程悩みであったインターセプト病が無くなり、ここ2試合はインターセプト0です。
それもRB”トーマス・ジョーンズ”のランの回数がぐっと増えて、パス回数が減ったため体力と集中力が切れないので、高いパフォーマンスを維持できているからでしょう。

つまり老人・・・もとい両者ベテランQBをいかに使わず温存するかが大事です。リードされて終盤に入ると必然とパスが増えるので、先制逃げ切りが勝敗を分ける鍵となるでしょう。

・CB”ダレル・リーヴィス” vs WR”ジャスティン・ゲイジ”
ジャガーズ戦では147yd獲得2TDと爆発したWR”ジャスティン・ゲイジ”。ベアーズ戦でも活躍しており、ランが封じられてもロングパスがある事が分かりました。
リーヴィスはいかにそのロングパスを封じるかが仕事です。

・TE”ダスティン・ケラー” vs FS”マイケル・グリフィン”
ファーブはTEへのパスが増えており、それも勝因の一つとなっています。
ペイトリオッツ戦で8キャッチで勝利に貢献したケラーへの警戒も強くなるのは当然です。

・NT”クリス・ジェンキンス” vs C”ケビン・マワイ”
C”ケビン・マワイ”は1998年~2005年の8年間JETSに所属していた選手。
タイタンズのラン攻撃を止めるのはやはりジェンキンスの力にかかっています。

▼おまけ
タイタンズのロースターを見ていたら”ユージン・アマノ”という選手がいました。
「ん?日本人かな?」と思って調べるとマニラ(フィリピン)の人で、もちろんフィリピン初のNFLプレーヤーです。
ガンバレニッポン!!(-0-#)

[引用:NFL JAPAN]

 リーグ唯一の無敗で開幕10連勝中のテネシー・タイタンズが今週対戦するのは、7勝4敗でAFC東地区の首位に立つニューヨーク・ジェッツ。このゲームこそ、今週の大一番と言うべきだ。

 ジェッツのブレット・ファーブ(39歳)、タイタンズのケリー・コリンズ(35歳)という、リーグ屈指の大ベテラン司令塔対決は要注目。また、ラン獲得ヤードでAFC1位に立つジェッツのトーマス・ジョーンズ(854ヤード)、2位のタイタンズ新人クリス・ジョンソン(787ヤード)によるラン対決からも目が離せない。

 タイタンズはリーグ1位の平均失点を誇る鉄壁の守備と、強力なラン攻撃を軸に白星を重ねてきた。2007年以降で見ると、ラン30回以上の試合では17勝3敗と圧倒的な勝率を残している。しかも現在のチームは、ここ2試合でパス平均259.5ヤード、計5TDを挙げたQBコリンズを中心にパスでも得点を挙げるなど、攻撃のバランスが向上している。現在リーグ1位タイの15INTを奪っている守備陣が、今季12INTを献上しているファーブのパスを阻んでターンオーバーし、試合の流れを自分たちに持っていきたい。

 一方のジェッツは、この一戦に2004年以来となる5連勝がかかっている。ファーブは2試合連続でQBレーティング110以上で、計3TD、INTはゼ
ロと好調。RBジョーンズも2試合連続でラン100ヤード以上獲得と、攻撃の中心2人が完ぺきに機能している。守備面ではリーグ3位の34.0サックとパスラッシュが冴えており、ここでコリンズのミスを誘発したいところだ。