う一度、死線を越えろ!

大番狂わせの第1試合に続き、すぐに我らがJETSの1回戦がスタート。
相手は昨シーズンのチャンピオンシップでJETSを倒したコルツ。あの時の雪辱を晴らすリターンマッチとなりました。

果たしてJETSは兄者ことQB”ペイトン・マニング”を今度こそ攻略し、怨敵ペイトリオッツとの決戦にたどりつけるのか?

第1試合に続き、こちらも最後まで目が話せぬ怒涛の展開となりました。
これだからNFLは面白い!!

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→[ダイジェスト動画]
プレーオフというこれまでとは次元の違うステージに、両者ともリスクの少ないショートパスとラン主体で組み立てを試みる。まるで相手のスキうかがいあっているようだ。そして互いにパントを蹴りあう緊迫した展開のまま両者得点なしで、これが第2Q終盤まで続く。
そして先に刀を抜いたのはコルツ。マニングはクロマティーのカバーが離れた一瞬を見逃さず、すかさずWR”ピエール・ガーソン”へ57ydのTDパスを決めて先制する。

JETSはリードされる展開に、作戦を変えて反撃に出る。前半残り1:00でWR”サントニオ・ホームズ”へのパスで敵陣20ydに進むもエンドゾーンにいるTE”ダスティン・ケラー”へのパスは少し高めに浮いたため、その後ろにいたコルツCB”ジャスティン・トライオン”に痛恨のINTを献上!!追撃のチャンスを潰され前半終了。
0-7

後半、開き直ったJETSは強力なOLでゴリ押しのラン連発という原始的かつ力でねじ伏せる作戦を取る。これがコルツには通用しゴリゴリ進みまくって、最後はRB”ラデイニアン・トムリンソン”のTDランで同点!!
コルツの反撃をFGで3点に抑え、次のJETSの攻撃シリーズでもまたもラン連発!!
WR”ブラッド・スミス”のワイルドキャットを混ぜつつ効果的に時間を奪い敵陣に進む!!実に17プレイ10分かけたドライブはRB”ラデイニアン・トムリンソン”の2本目のTDランで終わりとうとう逆転!ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
10-14

コルツは4点差を追い残り4:37。点差からからギャンブルも考えられる4rdDownをFGで終了させ1点差。なんかマニングらしくない。
JETSは何とか時間を潰して試合を終了させたいが、マニングの思惑どおりパントで終了し、またもコルツに攻撃が回ってしまう。コレはヤバイ(´д`lll)
そしてこのドライブを敵陣32ydまで進ませ、K”アダム・ヴィナティエリ”が50ydのロングFGを決めて、試合終了直前に致命的な逆転を許してしまう。(=◇=;)
14-16

残り55秒。タイムアウト2つというまたも絶望的なシュチュエーション。だがキックオフでWR”ブラッド・スミス”が足を痛めたため代わりにリターナーに入ったCB”アントニオ・クロマティ”が47ydのビッグリターンを決めて最後のドライブに望みをつなぐ。
WR”サントニオ・ホームズ”へサイドライン際のパスが決まり敵陣32yd。残り29秒。そして、ここで今シーズンを象徴するかのようなサンチェスのパスがWR”ブレイロン・エドワーズ”へ決まり敵陣14yd!!!FGレンジに入って残り3秒でタイムアウト!!

入れば勝利のFGをK”ニック・フォーク”に託す。フォークって短い距離を外すんだよなぁ~~(´д`lll)
運命の32ydFGは!!?わ、左にそれる~~!!しかし蹴ったフォーク本人は入る前にガッツポーズ。
左にそれそうな弾道は再び内側に寄ってポストを通過!!見事に勝利のFG成功!!ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ
またも時間ギリギリの大逆転勝利で難敵コルツを撃破しました。なぜJETSはこういう展開になりがちなのか・・
17-16

▼総評
私はBabyをダッコしながら最後は立って試合を見てました。テレビを見てるだけの私でもラストのFGは緊張感で足が振るえたので、フォークはハズすんじゃないかとドキドキもんでしたよ。
それぐらい最後までシビレるスリリングな内容でした。

セインツvsシーホークスと違い、こちらは互いのスキを探り合うかのような緊張しっぱなしのハイレベルなスタートでした。
コルツに先制されるものの後半からは開き直って一番強いカードであるランでコルツを圧倒し逆転に成功。
だからといって今回の勝利はトムリンソン&グリーン&OLのおかげでなく、JETSの良い部分を出し切った全員の力あっての勝利でしょう。

特にCB”ダレル・リーヴィス”は見事にウェインに張り付き、ウェインのスタッツは1レシーブ1yd。リプレイでウェインに張り付く姿が見れましたが、ウェインが急に折り返しても本当に影のように同じ間隔でピタっとくっついてくるのです。究極のCBとはパスをよくカットするとかINT数が多いとか数値レベルを超えて、それ以前にQBに全くそっちに投げさせる気を起こさせないという事がよく分かりました。

ケラーやホームズ、エドワーズのレシーバー陣は序盤は合わずとも、点数に結びつくドライブでの3rdDownではきっちりレシーブしてくれました。
サンチェスはパスは高めに浮いてパス失敗を失敗しまくり、INTまで献上してしまう経験の浅さが出てしまうものの、レギュラーシーズンと同様に逆転ドライブを演出。やはり彼には天性の何かがあるのでしょう。
あと、ウッディの先発復帰に不安を覚えましたが、キッチリ仕事をしてくれて安心しました。

HC”レックス・ライアン”念願の打倒”ペイトン・マニング”を果たし、昨シーズンの借りを返せました。
だが、次こそ本当に最強最悪の敵と戦わねばなりません。2回戦はSBを3回制覇しただけでさえ十分バケモノなのに、新パッツでさらに進化した”トム・ブレイディ”が率いる怨敵ペイトリオッツです。
Week13で42点差という大敗を喫し、弱点が見当たらないし決してミスをしない究極生命体に対抗する術はあるのでしょうか?


:またもタイムリミット寸前で逆転劇を演出したサンチェス
今日のスタッツはパス18/31回189yd獲得、0TD、1INT。

パスが高めに浮きオーバースローやINTにつながり苦戦を強いられましたが、最後はきっちりエドワーズにパスを通し、トドメのFGへつなげました。
迷った時に無茶投げしたり、ボールの保持時間が長いなどルーキーっぽさがまだ見られますが、目に見えてパスのスピードは上がっております。

:やはりマニングは強かった。前半のガーソンへのTDパスは一瞬のスキを見逃しませんでした。
そして後半の最後にムリをせず1点差に詰めてJETSに攻撃権を渡し、逆転FGに繋げるところまで兄者のプランどうりだったでしょう。

ただ、クロマティーのリターンとミラクルを起こしてきたJETSの見えざる力は計算外だった。
この死闘はサンチェスをさらに成長させたと思います。

2011/01/08 @Lucas Oil Stadium

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ジェッツ 0 0 7 10   17
コルツ 0 7 3 6   16
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地8日、ニューヨーク・ジェッツがワイルドカード・プレイオフでインディアナポリス・コルツと対戦。試合終了と同時にキッカー(K)ニック・フォークが 勝ち越しFGを決め、17対16で逆転勝利を収めた。敵地での戦いを制したジェッツは、昨季のカンファレンス・チャンピオンシップで敗れた雪辱を果たして いる。

ジェッツは両チーム無得点で迎えた第2Qに先制TDを奪われ、前半を0対7で終える。第3Q序盤にはランニングバック(RB)ラダニアン・トムリンソン のTDランで追いつくが、すぐにFGを返されて勝ち越しを許す。それでも第4Q残り約10分には再びRBトムリンソンのTDランが決まり、14対10とこ の試合初めてリードを奪うものの、ここから連続FGを決められ、残り約1分で14対16と逆転されてしまう。

しかしジェッツは、直後のキックオフリターンでコーナーバック(CB)アントニオ・クロマティが47ヤードのビッグリターン。これで自陣46ヤード地点 から攻撃開始のチャンスをつかむと、クォーターバック(QB)マーク・サンチェスが確実にパスを通して敵陣14ヤード地点まで侵入。最後は残り3秒からK フォークが32ヤードFGを決め、熱戦を制した。

ジェッツのQBサンチェスは、パス189ヤード、1INTと平凡な内容だったが、最後に逆転FGを導く勝負強さを披露。トムリンソンがラン16回82 ヤード、2TD、ション・グリーンがラン19回70ヤードとRBコンビの活躍によってラン合計169ヤードを稼いだのも勝利につながった。

コルツはQBペイトン・マニングが、パス225ヤード、1TDをマーク。攻撃陣全体でジェッツの強力守備陣を相手に計312ヤード獲得は及第点だった が、TDが1つだけと決定力に欠けた。また、守備陣も前半は無得点に抑えたが、後半に失速して計353ヤード喪失、さらにここ一番で踏ん張れなかった。

クォーターバック(QB)ペイトン・マニング率いるインディアナポリス・コルツが、プレイオフ初戦でニューヨーク・ジェッツに逆転負けを喫した。

4度のMVP受賞を誇るマニングは、この日も司令塔としてパス26回中18回成功、パス225ヤード、1TDパスを記録してオフェンス陣を機能させ、最 低限の仕事は果たした。しかしディフェンス陣が終盤に失速し、試合時間残り3秒から相手キッカー(K)ニック・フォークに逆転FGを許すと、そのまま16 対17で敗戦。コルツはプレイオフ初戦でまさかの敗退となった。

マニングは試合後、「俺たちはプラン通りにできていたと思う。ただ、相手に少し時間を与えすぎたかな」とコメント。特に第4Qに2本のFGで一度は逆転 したものの、ともにファーストダウンを更新できず反撃の時間を与えてしまったことを振り返り、「(攻撃を続けて)タイムアウトを使わせたかったし、可能な らば最後まで時計を進ませたかった」と悔やんでいた。