東日本大震災の発生から早くも1ヶ月がたちました。
未だ続く、大きな余震が復興の妨げとなり、未だTVで明るいニュースが見れないどころか、原発事故レベルが7に跳ね上がるなど、状況は悪化しております。

もはや敵は震災ではなく、原発とそれをとりまく環境になっております。

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▼選挙が終了したら、いきなり レベル5 → レベル7
一番驚いたのが選挙が終了したら、ドラクエでボスを倒した時のように、いきなり事故レベルが6を飛んで7にUP。
これはもはや選挙のために事実を隠していたとしか思えないでしょう。選挙前は「安心だ」とか言っておいて、いきなり最大級の危険レベルに達するなんて、政府を信じて現地で屋内退避していた方たちのショックは想像できません。

このような状況でも保身に走れる政治家って、もはや人間ではないと思います。借金大国に仕立て上げた自民党から、国民の期待を背負って変わった民主党政権ですが、これは大きな誤りだったようです。

▼福島から退避してきた児童に偏見
東日本大震災:「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見」というニュースもショックでした。
被ばくを恐れて、福島から避難してきた小学生に対して、千葉の小学生が偏見を持って避けたとの事。

福島から避難してきたある兄弟が、市内の公園で遊んでいると、方言を耳にした地元の子供たちから「どこから来たの?」と聞き、兄弟が「福島から」と答えると、みな「放 射線がうつる」「わー」と叫び、逃げていったそうです。
兄弟は泣きながら親類宅に戻り、両親らは相談。「嫌がる子供を我慢させてまで千葉にいる必要はない」と考 え、福島市へ再び避難したとの事。

マスコミの騒ぎ方や、親の教育で間違った認識が子供にまで影響しているのでしょう。
表面上では「かわいそう」とか「復興をお祈りしています」と言っていても、リアルはこんなにも残酷です。人間とは差別せずにいられない生き物ですな。

放射能が人間から人間にうつるんなら、誰も支援のために現地に行かないだろうですし、結核の如く全員が隔離されてるハズです。広島や長崎の被ばく者だって、そんな扱いされたのを聞いた事がない。
加えて神戸の私から見たら、福島も千葉も似たようなもんですよ。

とにかく、私が喰らった阪神大震災は、メキメキと復興していくスピードとパワーを直に体感しましたが、今回の震災は政府や東電の甘さや体質が引き金となり、悪化をたどる一途です。
海外からも日本への観光はおろか、食料なども敬遠され、どうなっていくのかが不安です。

復興のために、いち早い原発事故の終息を祈る意外にありません。