待しすぎるとロクなことが無い
とうとう来た!怨敵パッツとの2度目の対戦。
1度目は敗北したものの2度目の対戦はホームであり、パッツのO#が不調気味。
そして負傷者が続出とJETSにとって有利な材料が揃いまくりです。

しかし、戦力を知略でひっくり返す事が可能なのがアメリカンフットボール。
さらに相手はベリチックとブレイディの不滅のコンビなので、油断は出来ません。

さぁ勝ってAFC東単独首位をGET出来るか!!
またも予想外の展開となりました。

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▼前半
JETSのO#からスタート!
マクナイトの好リターンで33ydからスタート。よしいい感じ!!
ホームズ、バレスへとパスが通り、トムリンソンのランで敵陣へ。いいぞ!!
ホームズへの27ydのパスを一気に通して敵陣9yd。おっしゃもらった!!
しかしパス失敗でFG。まぁINTされるよりマシ。先制点GET!!
・・と、思ったらなんとK”ニック・フォーク”が24ydのFGを見事にハズす∑(゜ Д゜)
ありゃ好ドライブが無得点・・何か悪い予感が・・( ̄Д ̄;;

対するパッツO#のランは止めるものの計算外の伏兵WR”チャド・オチョシンコ”の活躍もあり、敵陣32ydまで進まれるも、FGで抑える。
0-3

しかしJETSの0#は1stドライブとうって代わってDE”アンドレ・カーター”にサックを喰らって終了。
パッツはまたもCB”アントニオ・クロマティ”のカバーを外したWR”チャド・オチョシンコ”のレシーブで一気に敵陣18yd。これもFGで凌ぐが、悪い流れ。
0-6

互いのD#が奮闘し、パントを蹴りあうガマンの時間が続くが、ここでチャンスが!
パッツ自陣8ydからのO#でスナップミスでブレイディがファンブル!なんとかカバーして事なきを得るが、自陣5ydの3-13yd。
ここでOLB”ブランドン・スパイクス”がRB”ダニー・ウッドヘッド”のブロックを簡単に抜いてブレイディをサック!寸前でボールを投げ捨てるもセーーフティーーー!!
ここから反撃開始だ!
2-6

2ミニッツから強いのがサンチェス。セーフティーパントから得たO#を繋ぎWR”パトリック・ターナー”へのパスで敵陣10yd。
ここでTE”ダスティン・ケラー”へのパスで3rdDownで残り2yd。ここはサンチェスが怒涛のスクランブルで飛び込んで
∩(・ω・)∩Touchdown!
逆転だ!この野郎!
9-6

だが前半残り1:20。ブレイディがキバを向く。
ショットガン連射で攻めてくる!TE”ロブ・グロンコウスキー”がファンブルしFS”エリク・スミス”のカバーでターンオーバーかと思いきや、レビューで覆り、さらに攻められる。
最後は敵陣18ydからまたもTE”ロブ・グロンコウスキー”に通してTD。速攻で逆転された。(TωT)
9-13

▼後半
イマイチのらぬO#。パッツも攻め手を欠いてパントとなるが、ここでアクシデント発生。
JETSのリターナーRB”ジョー・マクナイト”がパントの捕球をミスってファンブル。それをLB”ニコ・コウトウヴァイズ”にカバーされ敵陣29ydからのO#を与えてしまう。
最悪・・(屮゜Д゜)屮

D#の健闘でFGに抑えるものの無用な失点は痛すぎる。
9-16

さらーに次のO#ではRB”ショーン・グリーン”が高めのパスを弾いて、OLB”ロブ・ニンコヴィッチ”がINT!
O#が全くノラない!!

INTから得たチャンスにブレイディが怒涛のノーハドルO#を連発。
ターンオーバーから得た流れに乗って、JETSが立て直す前に突き放す気だわ!

そして、ブレイディの思惑どうり、ノーハドルでガリガリ行かれて最後はまたもTE”ロブ・グロンコウスキー”へTDパスをヒット。
アカン!!点差が開くばかりだ( ̄Д ̄;
9-23

まだ2ポゼ差!サンチェスも負けじとペースを上げる。
TE”ダスティン・ケラー”へロングパスを通して敵陣18yd。最後は敵陣7ydからWR”プラクシコ・バレス”へパスを通して
TD━━━(∩・ω・)∩━━∩(・ω・∩)━━━!!!!
1ポゼ差で残り14分。イケる!!
16-23

だーーーがしかし、またもブレイディのノーハドルを止められない!!
ランとパスで小刻みに時間を使われながら持っていかれ、7分近く時間を使われた挙句にWR”ディオン・ブランチ”へのTDパスを許してしまう。
さすがタイムコントロールの達人だわ。。と感心してる場合じゃねぇよ(;´Д`)ノ
16-30

残り8分で2ポゼッション差!!ここからが真骨頂だ!さぁ火を噴け!サンチェスドライブ!!!
・・と思ったら、自陣10ydでRB”ラデイニアン・トムリンソン”へのショートパスを完全に読まれて、またもOLB”ロブ・ニンコヴィッチ”がINT!
そのままリターンTD。これはトドメだな。(-_-メ
16-37

この後の展開は書くまでもなく、もがくものの4thDownにも失敗してダブルスコアで、はいおしまい(TωT)

2011年11月14日 @メットライフ・スタジアム

1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ペイトリオッツペイトリオッツ (6-3-0) 6 7 10 14 37
ジェッツジェッツ (5-4-0) 0 9 0 7 16

→Stats

▼総評
戦力がどんだけ削られようが「誰?」みたいなのがワンサカ出てきて活躍するのがパッツです。
そんな事は長いこと見てたら知ってます。しかし、こんだけ主力を抜いた状態で負けるのは相当ショックです。

試合を決めた伏兵1はパッツで今日4.5サックもマークしたDE”アンドレ・カーター”。プロボウルTのファーガソンがこれだけ抜かれるのを見た事がない。
ショーン・エリス同様にレッド・スキンズから引っ張って来たベテランですが、ここにきて爆発するとは予想外です。

そして伏兵2は2INT1リターンTDを決めたOLB”ロブ・ニンコヴィッチ”。こやつが流れを切る絶妙なタイミングでINTし、最後のINTでJETSファンの半分以上を帰宅させたでしょう。

伏兵3はオチョ。序盤に2レシーブしかしてないですが、序盤でロングゲインを見せた事に非常に意味があります。
JETSのD#はオチョを全く計算に無かったのか、オチョが活躍すると誰が誰をカバーすべきか分からなくなり、混乱を招きます。

とは言っても37失点ですけど、パスカバーは優秀でした。リーヴィスはウェルカーに張り付き仕事をさせない。
ランもグリーンエリスに8ydしか走らせず、一番走ったウッドヘッドでも38ydですランD#は完璧。だが局地戦で能力を発揮する巨人TE”ロブ・グロンコウスキー”は止められず113ydと2TDを許します。

カバーは頑張ったんですけど、パスラッシュがほとんどブレイディに届かなかったのは痛かったですね。
セーフティーは奪うものの結果0サックです。DBを6人、7人と多くしてスピードとカバー重視の守備を敷きますが、OLを抜けずプレッシャー不足。
ブレイディ相手にあんなに時間を与えたらダメでしょ。先週のフィッツとはレベルがちゃいます。

だが、敗戦の理由はなんと言ってもO#とST。
まず最初の好ドライブの挙句の24ydFG失敗で一気にモメンタムを掴み損ねます。今シーズンは50yd以下なら全部決めてきたフォークが、バクチキッカーぶりをここで発揮するとは思ってもいませんでした。
何かいつもの出だしと逆で、好ドライブを見せた1stドライブが無得点に終わった事で、リズムが崩れて後のドライブはサンチェスのボールの保持時間が長くなりサックを喰らいます。

というか、経験値の低いDB陣なので、強引にもっと奥に投げ込んでも良かったんじゃないかと思いました。
あとランが出ててる所はランでもっと執拗に攻め立てて欲しかったし、自分が思っている逆のプレーコールが多く工夫が無い。ショッテンハイマーを疑います。

あと最近思ったのが、RB”ショーン・グリーン”はカットが上手くなり器用になった分だけ、体を丸めて強引に突き抜けるシーンがなくなりました。
弾丸となって足腰のパワーで強引に2,3yd稼ぐスタイルが好きだったのに、器用になった分だけ退化したように見えます。

かつてのRB”トーマス・ジョーンズ”は強引な突進が武器で、エンドゾーン手前で彼にゴリゴリやられたら誰も止めれない決め手がありました。
何度突進しても直ぐに立ち上がりセットするタフぶりは、まさに人間削岩機。しかし、今のランにはそれがありません。
グリーンにはジョーンズの代わりを期待していたはずなのに、何か中途半端なRBになってしまったのが残念です。

で、マクナイトのパント処理ミス。サンチェスの2INTターンオーバーから全て失点してます。
そりゃターンオーバーして予想外にD#の出番が早まった挙句にノーハドルで攻められたら、D#もリズム崩れますし疲労します。
毎度ながらパッツに肩を並べたと思った瞬間に、その底の深さを思い知らされます。

まだ1勝差とはいえ、これでパッツに勝率で並んでも下になるので首位を取るには単独首位を取らなくてはならない非常に厳しい事態になりました。
しかも今シーズンのワイルドカード争いは非常に厳しそうです。残り6試合、全勝するつもりで行かねばPOには届かないでしょう。

:本日のサンチェスはパス20/39回306yd獲得1TD2INT、1TDラン。
最初のドライブで3点でも取ってりゃ流れは違ってたのでしょうが、フォークの簡単なFG失敗で、モメンタム低下。
キングボンビーに匹敵する恐怖を持つ、「バクチキッカー」が帰ってきましたよ。


今日はコントロールがいまひとつで、ボールの保持時間も長くサックを喰らいます。
そして、背後を守るハズのファーガソンが珍しくあれだけ抜かれたのはショックでした。


対するブレイディはパス26/39回329yd獲得3TD。
前半は抑えるもののターンオーバーから得たチャンスを逃さず、JETSを攻め立てます。
コントロールのみならず、勝負どころを見抜く経験値と洞察力も強さの1つです。

パッツは未だ沈まぬ太陽だということを思い知らされました。