こんばんわさび。放談の時間です。

以前に、野球の暗黙の了解に関して記事を書きましたが、これまた野球の話。

私が住んでいる神戸から程近い兵庫県明石市にて行われている第59回全国高校軟式野球選手権大会の準決勝、崇徳(西中国・広島)と中京(東海・岐阜)戦。

これが何と両者0-0のまま、延長15回を終えて試合が翌日に持ち越し。

しかし、翌日も翌々日も両者全く点が入らず延長45回が終了して、また明日延長戦をやるとの事です。

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ネバー・エンディング・野球

両者、全く打てないというワケではありません。これまでノーアウト3塁などチャンスはいくらでもあったにも関わらず、チャンスをいかせず0行進。

そして、そのまま3日間かけて45回裏が終了。簡単に言うと準決勝1試合に5試合分のイニングを使っても決着がつかないワケですね。

テレビで延長30回を終了した時の映像を見ましたが、選手はもう疲労困ぱいでガクガクでした。

 

しかしながら、これってギネスとかにのるんでしょうかね?

 ちょうど裏で24時間テレビをやってるんだから、そこで決着つくまで徹夜でやらせても面白そうです。

 

 しかも、この試合。決勝戦開始までに決着がつかなければ最終的にくじ引きとなり、当たりクジを引いた方は、同日、いわばダブルヘッダーで決勝の相手である三浦学苑(南関東・神奈川)といきなり決勝戦を戦う という地獄が待っているらしいです。

 

そう、野球というスポーツは意外と穴が多いのです。

マンガの話なんですけど、ライアーゲームの作者が描いていた野球マンガ『ONE OUTS』(ワンナウツ)。

このマンガでも予め大雨になる天候を利用して、ワザと試合を長引かせて負け試合を没収試合に持ち込むという策が出てきます。
(しかし、本当の狙いはこの策を見破った相手を自滅に誘うという展開)

 

さらに、『逆境ナイン』(ぎゃっきょうナイン)では、主役が気絶している間に109点差ついた試合をひっくり返すという話もあります。

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今回の件と話がズレますが、前回の記事で、「野球は大差だからといって、暗黙の了解とはいえ手を抜くべきでない」という意見は、野球というスポーツは何点差あろうが、逆転する可能性がある事を言いたかった側面もあります。(109点差は現実的にムリでしょうが)

 

時間制限があり点の取りやすいバスケ、PK戦のあるサッカーとは違い、野球というのは試合が無限に続く恐ろしいスポーツですな。

ここで引き合いに出したいのが、やはりNFL。NFLもプレーオフでは引き分けが無いので、永遠に試合が続く可能性を含んでおります。

NFLの最長時間は1971年12月25日のドルフィンズvsチーフスのAFCディヴィジョナルプレーオフで、オーバータイムでも決着がつかずダブルオーバータイムに突入し、27-24でドルフィンズが勝利。

この試合時間の1時間22分40秒ですが、これはプレイクロック上の時間なので、実際には4~5時間でしょうか。

 

なにわともあれ、これだけ死闘を演じたなら、勝利した方には決勝戦も勝ってほしいものです。