また勝たなくていいのに・・

とうとうレギュラーシーズン最後のビルズ戦。
昨シーズンはジェッツのプレーオフ行を賭けた決戦でしたが今シーズンは、完全な消化試合となり非常に残念です。

果たしてプライドにかけて勝つのか?ドラフト順を優先し負けるのか?

もうどっちでもいいよ。

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スコア&ダイジェスト

2017年01月02日 03:00 @MetLife Stadium

  勝-敗-分 1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ビルズ 7 – 9 – 0 0 3 0 7 0 10
ジェッツ 5 – 11 – 0 0 10 10 10 0 30

 

オフェンス

先発はQB#09”ブライス・ペティ”のIR入りにより、QB#14″ライアン・フィッツパトリック”。
結局、今シーズンQB#05”クリスチャン・ハッケンバーグ”が公式戦のフィールドに立つことはありませんでした。

 

そのフィッツパトリックのスタッツは、パス20/30回210yd獲得、2TD、0INT。レーティングは109.0という好成績。

しかし、ビルズD#の下手さに助けられたINT未遂のパスが3回ぐらいあり、スタッツには表れてない危険なプレーが多々ありました。パッツやチーフス相手ならば確実にINT祭りだったでしょう。

 

WRはWR#81″クインシー・エヌンワ”が落球するシーンがあるものの、5レシーブ81yd獲得でトップ。

逆に、2015年ドラフト2巡WR#19”デビン・スミス”は0レシーブ。
彼は開幕前の負傷のためシーズン途中から復帰して、ラスト4試合に出ているのですが、レシーブしたのはWeek16に1回のみで、これはもう完全なるBUSTです。

近年のJETSはドラフト上位で獲得したWRが使い物にならず、むしろ2016年ドラフト7巡のWR#17”シャロン・ピークス”の方が頭角を現しつつあります。

 

そして今週の最大の勝因は、やはり私がドラフト獲得時から目をつけていた(しつこい)RB#29”ビラル・パウエル”。RB#22”マット・フォーテ”がIR入りしたために先発となり、ラン22回122ydと爆発し勝利に貢献しました。

しかし、彼以外のRBが全く役に立たないどころかファンブルして足を引っ張るところが痛かったですね。

 

加えて2度のギャンブル失敗は反省すべきところです。中央のランをゴリ押してショートヤードを獲れない貧弱さと工夫の無さにはがっかり。
2年連続でチャンピオンシップに行った頃のJETSは、1ydなんて取れて当たり前ぐらいOLとRBにパワーがありました。

 

最近酷いOLのパスプロですが、今回は被サックを1回に抑えました。

まぁ、ビルズはHCが”レックス・ライアン”が解雇され、OCが暫定的にやっているので、今回のO#は全体的に参考にならないでしょう。

ディフェンス

D#が10失点で済んだのは、負傷中のQB#05”タイロッド・テイラー”の代わりに先発した元ドラ1のQB#03″EJ・マニュエル”のおかげでしょうね。

WR#14″サミー・ワトキンス”がパスを獲れなかったり落球したり、QBとレシーバーが嚙み合っていませんでした。

さらにRB#25″ルショーン・マッコイ”もOLとかみ合わず、OLに邪魔されて進めないうえに、序盤に足を痛めた後、出場しなくなったのも勝因でしょう。

 

さらにQB#03″EJ・マニュエル”は第3Q終盤にサックされた事をきっかけに、第4QにるルーキーQB#07″カーデール・ジョーンズ”に交代。結果、マニュエルの得点はFGの3点のみ。
マニュアルに全く良い所が無く、そろそろビルズとの別れも近いでしょう。

 

この試合で良くも悪くも目立ったのがCB#24″ダレル・リービス”。
SS#25″カルヴィン・プライアー”がカットしたパスを久しぶりにINTしてビッグリターンを決める活躍を見せるのですが、その後にWR#17″ジャスティン・ハンター”をカバーしている最中にこけて、ロングパスを許す大失態を犯します。

 2人は走りながら接触していたので、O#のパス・インターフェアランス臭い気がしましたが黄旗は飛ばず。またもシャットダウンコーナーに疑問符がつく汚点を残しました。

 

リーヴィスに関しては「Sにコンバートしたほうがいいのでは?」という話題が上がっており、私もWRをマンカバーする能力に不安があるなら、経験値を生かして最後尾でD#を指揮した方が生きるような気がします。

 

DLに関しては3-4に戻して元ドラ1の3人を最前列に並べ、3サック2ファンブルフォースを記録と爆発。しかし、この記録も相手がQB#03″EJ・マニュエル”なので参考にはならないでしょう。

先週はブレイディにミスマッチを突かれまくった、ベテランLB#52”デビット・ハリス”が5タックル3アシストと圧倒的に活躍。もうちょっと若手は頑張れよ。

スペシャルチーム

フォーク様の活躍は当たり前として、ビルズSTに最悪なプレーが発生しました。

JETSのキックオフ時に、ビルズRB#35″マイク・ギリスリー”がなぜかボールの落下地点よりかなり前にいて、ボールがフィールドにバウンド。

ボールはエンドゾーンに転がるのですが、ギリスリーはパントのタッチバックと勘違いして、ボールを拾わないのです。

そこにJETSのSTが突撃して、ギリスリーが状況に気づいた時には、既にJETSがボールを確保してTD!

 

ギリスリーは、ボールの落下地点を見誤る(他の誰かがレシーブすると思っていた?)&処理を誤るというダブル失態で、彼一人の言い訳の余地が無いミスで敵に7点を与えることになりました。

 このようなTDは存在すると聞いていましたが、実際に見たのは初めてです。
こんな敵のスーパーミスは消化試合で無い時に見たかった・・・
(*_*)

総評

ビルズを久しぶりにスイープしてシーズン終了ですが、QB#03″EJ・マニュエル”に助けられた部分が大きく、このような勝利に意味はありません。

 

ということで、JETSの2016年シーズンは5勝11敗という酷い成績で幕を閉じました。

一体何が悪かったのか?序盤に強敵との対戦が固まり過ぎたのか?デッカーが早々にシーズンエンドしたからなのか?そもそもフィッツパトリックがキャンプ直前まで契約問題でゴネて無駄な時間を費やしたからか?

開幕前までは非常に期待したシーズンだっただけに、がっかりはハンパないです。
おそらく、「がっかり・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞するでしょう。

 

今回の勝利によりドラフト順は6位に決定しました。QBはハッケンバーグを昨年のドラフトで獲りましたので、彼を守るOLか、弱体化したCBがねらい目でしょうね。

毎年ブレるQB構想が、来シーズンはハッケンバーグ中心のチームを作るとハッキリしているので、ファンもQBにヤキモキすることはないでしょう。

しかし、FAとなるフィッツパトリックは一体どうなるのか気になるところです。たしかにバックアップとしてチームに置ければ心強いのですが、なんせ先発が不幸な目に合うので、とっととヨソが獲得してくれた方がいいでしょう。さらば、フィッツパトリック。
(ガロポロを売りに出す噂があるパッツが、フィッツパトリック要らないかい?)