ディフェンス

序盤はブレイディを苦しめたD#陣。あのブレイディが3凡で終わるのも珍しくありませんでした。
パッツのWR#19″ブランドン・ラフェル”の落球祭りにも助けられた面もあります。

 

しかし、徐々にブレイディにエンジンがかかりだすと勢いを止めらませんでした。特にWR#80″ダニー・アメンドーラ”へガンガンパスを通されるシーンは実に苦痛。
あと、肝心な3rd-longをWR#11″ジュリアン・エデルマン”に通されたシーンが致命傷でしたね。

 

鈍足ブレイディに走られて1stDownを更新されたり、得意のスニークを止められないなど、肝心なところでブレイディの個人技にやられるシーンも歯がゆいものがあります。

 

そしてトドメのTDのシーンでは、果敢にブリッツに行った裏をTE#87″ロブ・グロンコウスキー”に取られてTDを喰らいます。

 

しかし、TE#87″ロブ・グロンコウスキー”を足元のタックル1発で転ばせるなど、至る所で目だった元ドラ1SS#25″カルヴィン・プライアー”の活躍は大きな収穫でした。
絶頂期のポラマル級のスピードとタックルに、今後も期待できます。

 

あとNT#94″デイモン・ハリソン”がブレイディの背後からボールを叩き落してファンブルさせたシーン。ここでJETSがカバーしていれば、違った結果になってと思うだけに残念。

D#がかなり頑張りましたが、最後のブレイディの猛攻を止められない弱さを克服しなければ、2戦目も勝てないでしょう。

 

スペシャルチーム

やはり褒めるべきはフォーク様。
決めねば敗北決定の55ydのフィールドゴールを難なく真ん中に決めます。
本当に50yd以下は外すのに、50yd以上の決めねばならぬシーンには確実に決める不思議なキッカーです。

そして最後のオンサイドキック。パッツSTがトンネルしたとはいえ、JETSでオンサイドキック成功を見たのってペニントン時代以来じゃないでしょうか。

しかも、ペニントン時代は第2QでJETSのチャントに合わせたような不意打ちオンサイドだったので、JETSで蹴ると分かっているオンサイドキックが成功したのを初めて見たと思います。

 

残念なのは、P#03″スティーヴ・ウェザーフォード”のパントが全然飛ばず、パッツにいいフィールドポジションを与えた事です。
ブランクがあり、試合前日に急遽復帰が決まったので、仕方ないといえば仕方ないですね。

 

総評

勝利を期待できた試合だっただけに、この敗北は非常に痛いです。
JETSのD#の力のみならず、ラフェルはもとい、エデルマンまで落球する展開にモメンタムを感じましたが、最期は予定調和のように負けます。

昨シーズンも2点差以内の接戦の末に負けたので、JETSにはパッツに勝利するための何かが足りないのでしょう。

しかし負けはしたものの、これまで微妙な対戦相手ばかり勝利し、JETSの実力に懐疑的でしたので、パッツに対抗できた事は自信になりました。

この後はレイダースやジャガーズ、ジャイアンツにカウボーイズなど、今シーズンは調子がイマイチな相手が続きますし、恐れていたビルズも不調なので、この後はパッツ以外に勝利すれば、十分ワイルドカードでプレーオフに進出できるでしょう。

例えパッツには首位を譲っても、2010年シーズンのようにプレーオフでまた悪夢を見せてやりましょう。