またもレッスルマニアに先を越される

いよいよ、スーパーボウルウィークに突入。

もはやオールスター戦のプロボウルがスーパーボウルの前に移動して 2週間も間が空くの普通となりました。

最高潮の試合があっさり終わるよりも、ファンとしては少し焦らされた方が楽しみが増え、出場する両チームとしては負傷した選手の回復にも当てられてより万全の状態で試合できる上に、ビジネス的にも準備期間や消費期限が長くなり、これは正解かもしれません。
(賛否両論ありますが)

その前にスーパーボウルをより楽しむために予備知識を増やしておきましょ。

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会場:リーバイス・スタジアム

会場は2014年のオープンからまだ2年の新スタジアム、49ersの本拠地『リーバイス・スタジアム』です。

名前から分かりますが、命名権をジーンズ会社のリーバイスが20年契約で総額2億2030万ドルで落札しました。

場所はアメリカのカルフォニア州のサンタクララ。スタジアムの収容人数は68500人です。
(臨時座席を加えると75000人まで拡大可能)

levise_studiam リーバイススタジアム スーパーボウル2016年

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同じ屋外で先にできたメットライフ・スタジアムと比較すると、 メインスタンドとバックスタンドの間に隙間があり、開放感があります。

総工費は13億ドルと、メットライフの16億ドルより安いです。モニターも何かメットライフやAT&Tスタジアム(旧カウボーイズスタジアム)より、小さくて見にくそうですね。まぁ、スタジアムに来てるから肉眼でフィールドを見ろということで。

 

しかし、さすがIT業界のメッカ『シリコンバレー』の近くだけあって、技術力で魅せます。このスタジアムのスローガンは「打倒、お茶の間」。つまり、家庭用テレビの大型化や解像度の進歩により、スタジアムで見るより家のTVで見た方が快適だという近年のスタジアム離れに歯止めをかけるべく、スタジアムでTV観戦以上の快適さを追求したとのこと。

 

シーズンチケットの保有者に対しては、紙のチケットの送付をやめて、スマートフォンアプリ「Levi’s Stadium App」にてチケットを配信し、画面を見せるか、そこからプリントアウトし、ペーパーレス化に力をいれました。

さらにこのアプリを使えば、スタジアム内の飲食店の混雑具合はおろかECサイトのように注文したら席まで届けてくれるサービスをやってます。(※デリバリーは追加料金あり。自分で取りに行く場合は、GPSで店まで誘導)

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さらにこのアプリで駐車場のチケットはおろか、トイレの混在状態まで把握できるとのこと。

加えて、アプリで試合のリプレイやスタッツも確認可能。アプリに快適さを集約し、ファンの利便性を高める一方で、「どの店のどのメニューが人気」だとか、「どのゾーンの席は完売してるのに足を運んでない」 などマーケティング戦略において、密度の濃いデータを簡単に入手できるわけです。

当然、ネットワークに確実につながるように、Wifiスポットは600箇所。まさにITなスタジアムなのです。

・・・・予備バッテリーや充電器は必須ですな。。
(´゜д゜`)

 

ちなみに去年はこの会場でプロレス業界のスーパーボウル『レッスルマニア31』が開催されており、フィールドにも人を入れて入場者数は76,976人を記録しています。

メットライフ・スタジアムの時と同様に、新スタジアムでの業界最大の祭典の開催を先に越されました。

:おまけ レッスルマニア32の会場の様子

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=6lpg-6MP9EI[/youtube]

しかし、安心してください。今年の4月3日に開催される『レッスルマニア32』は、カウボーイズの本拠地であるAT&Tスタジアム。ここでは既にスーパーボウル45をやってます。
(最大入場者数の記録更新のためにムリヤリ作った座席が危険すぎて使用禁止になり、一部のファンが会場にいるのにモニター観戦になる酷すぎる事件がありましたな。しかも記録更新失敗)

[次のページに続く]