島って、どこの島よ?

何か終わりそうな雰囲気がしてきたロックアウトですが、まだまだネタ不足が続きます。

本国のニュースもネタが無いので、ランキングやスタッツ系のものが目立ちます。
そういうネタの中でJETSに関して目立つのは、やはりこの男。

そう、あまりの守備範囲の広さに”リービスアイランド”という言葉まで生み出した、CB”ダレル・リービス”!!

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ベテランが選ぶDBのTOP10で1位

NFL JAPANの動画にてベテランのCB”ロンデ・バーバー”とS”ダレン・シャーパー”が選んだ現役のDBのTOP10というものが紹介されていました。

このランキングでリーヴィスは堂々の1位。同ポジションの選手から見たランキングだけに、うれしい評価です。

▼ESPN:パワーランキング、CB編1位
→Power Rankings: Top 10 NFL cornerbacks

▼ESPN:パワーランキング、ディフェンス総合3位
→Power Rankings: Top 10 defensive players

と、このようにCBだけなら1位。D#の総合でもS”ポラマル”、DE”デマーカス・ウェア”に続いて3位です。
ここまで来ると文句なくリーグ現役最強のCBであることは間違いないでしょう。

しかし昨シーズンのスタッツだけを見ると、そんなにINT数も多くないし、どこが最強なのか分からない。
そこで、リーヴィスの総集編を見ながらスゴイ所を追っていきましょう。

スゴイ1:影のように張り付くステップ

まず1番の武器がマッチアップした相手に影のように張り付くところ。
すぐにレシーバーが切り返してショートパスを受ける「ヒッチ」ですら、叩き落します。レシーバーが2度カットを入れて振り切ろうとするも、それにぴったりくっついてINTします。
オチョシンコ(チャド・ジョンソン)はあまりのしつこさに、キレていました。

その秘密は日ごろから地道にステップワークの練習をしているとの事で、天才などではなく努力の積み重ねで反射能力を上げているようです。

スゴイ2:恐るべし空間把握能力

身長がそれほど高いわけでもないのにこれまで、”ランディ・モス”、”オチョシンコ”、”テレル・オーウェンス”、”スティーブ・スミス”など数多くのリーグ屈指のWRにマッチアップし、封じるどころかあわよくばINTを奪ってきました。

それは競り合いになってもボールの落下地点を正確に読めて、相手よりベストポジションを取れるからです。
リーヴィスよりも長身で、QBのパスを何度も受けているハズの相手WRよりも弾道を正確に読んでINTするシーンは痛快です。

スゴイ3:鬼のような動体視力

マッチアップした相手だけでなく、不規則なボールの動きも全て目で追っています。
代表的なのが動画の1:37のシーン。一瞬何が起こったのか分かりませんが、これはボールがレシーバーのかかとに当たり、90度も弾道が変化し、それをリーヴィスがINTしたのです。

あと動画の3:10は、2009シーズンにチャージャーズとプレーオフで対戦した時に 窮地を救ったINT。
もつれて倒れたさいにボールが跳ねますが、これは相手の体に当たっただけで地面についてないと即座に判断し、INTを成立させ、エンドゾーン手前で起死回生のターンオーバーを得ます。

両シーンともLIVEで見ていた時は、一体何が起こったのか分かりませんでした。

スゴイ4:決してハズさぬ低空タックル

相手に張り付く所だけが注目されていますが、実は足元を狙ったタックルがリーヴィスの真骨頂かもしれません。

どんな相手も一発で転ばせて、私の記憶ではハズした所を見た事がありません。
ダッシュする相手の足元だけをピンポイントで狙って、しかもハズさないってスゴくないですか?

と、いろいろ超人的な能力をもつリーヴィスが恐ろしいので、対戦相手はリーヴィスがマッチアップしているレシーバーにパスを投げたがりません。だから数値で見る成績は低いのです。
スタッツに残らないというのが、真に強いCBの証でしょう。

という事で今シーズンもリーヴィスの活躍に乞うご期待ですな。
(ロックアウトが解ければね。)

★パワーランキングなどは「MIDNIGHT★COWBOY」さんを参考にさせていただきました。