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99%
の壁

2000年シーズン以降、ペイトリオッツが第4Q開始までリードしていた場合の勝率は約99%。
”トム・ブレイディ”の強さの一つはスキの無い詰めと完璧なタイム・コントロールで相手に反撃の機会を与える事なく、トドメを指す所にあります。
ブレイディを倒すには先制しなければならない事が必須条件になりますが、不安要素だらけのチャージャーズに勝ち目はあるのか?

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▼”トム・ブレイディ”が序盤不調で大番狂わせを期待させましたが、チャージャーズは先の試合で負傷したRB”トムリンソン”はケガを悪化させリタイア。QB”フィリップ・リバース”も若干足を引きずりながらプレーするシーンが見られました。
自慢の守備陣も”ランディ・モス”に仕事をさせないどころか、エンドゾーンでインターセプトするなど大健闘しましたが、攻撃力が落ちたチャージャーズは一度もTDが奪えず。差が徐々に開きペイトリオッツが勝利しました。
ペイトリオッツは”トム・ブレイディ”が不調だろうが、”ランディ・モス”が使えないだろうが、RB”マロニー”、べテラン”ケビン・フォーク”、小兵WR”ウェス・ウェルカー”などカードが何枚もあり、チームの調子に合わせて戦略を自由自在に変える事ができる真のチーム力をみせつました。

 

 
2008年1月20日 日曜日  Final
  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
 サンディエゴ・チャージャーズ (13-6-0) 3 6 3 0   12
 ニューイングランド・ペイトリオッツ (18-0-0) 0 14 0 7   21
@ ジレット・スタジアム 有料入場者数  68,756
  Game StatsPhotos

 

[引用:NFL JAPAN]

AFCチャンピオンシップのニューイングランド・ペイトリオッツ対サンディエゴ・チャージャーズ戦が行われ、ペイトリオッツが21対12で勝利した。ペイトリオッツのスーパーボウル進出は、2004年以来となる。そしてシーズン18連勝は、1972年に無敗でスーパーボウル制覇を成し遂げたマイアミ・ドルフィンズ(当時はレギュラーシーズン14試合制)の17連勝を抜く同一シーズン連勝のNFL新記録だ。ペイトリオッツは、QBトム・ブレイディがパス33回中22回成功、209ヤード、2TD、シーズンワーストの3インターセプトと苦しんだ。
しかし、ローレンス・マローニーが、ラン25回122ヤード、
1TD、ケビン・フォークがレシーブ8回82ヤードとRBコンビが活躍。そして、ディフェンス陣もチャージャーズにTDを与えない堅実な守備で勝利に大きく貢献した。
RBマローニーは、先週のジャクソンビル・ジャガーズ戦でもラン122ヤードをあげており、ペイトリオッツのRBとしては1985年のクレイ
グ・ジェームス以来となるポストシーズン2試合連続ラン100ヤード以上を稼いでいる。これでペイトリオッツは、AFCチャンピオンシップの成績を通算6勝1敗、ホームでは3戦全勝とした。

無敗のペイトリオッツ相手によく食い下がったチャージャーズだが、攻撃陣がTDなしと決定力不足に終わったのが敗因。特にエースRBラデイニアン・トムリンソンが、第1Q早々に先週の試合で負傷した膝を再び悪化させ退場。ラン2回5ヤード、レシーブ1回1ヤードに終わったのが大きな誤算だった。QBフィリップ・リバーズは、パス37回中19回成功、211ヤードも2インターセプトを献上。ビンセント・ジャクソン、クリス・チェンバースの先発WR陣は2人
で計レシーブ183ヤードと活躍したが、ケガで本調子ではないTEアントニオ・ゲイツもレシーブ2回17ヤードと精彩を欠いた。守備陣は、過去レッドゾーンでインターセプトなしの62回連続TDをあげていたQBブレイディから、CBアントニオ・クロマティがインターセプトを奪うなど健闘。相手のエースWRランディ・モスをレシーブ1回18ヤードに封じたが、マローニー、フォークのRBコンビを止めることができなかったのが痛かった。

第1Qチャージャーズは、Kネイト・ケディングのFGで先制。第2QペイトリオッツはRBマローニーがTDランをあげて逆転する。チャージャーズはKケディングがFGを決めるが、ペイトリオッツはWRジャバー・ジャフニーがTDレシーブを決める。チャージャーズも終了間際にKケディングが再びFGを決めて試合を折り返す。第3Qチャージャーズは、Kケディングが今日4本目となるFGを決め12対14と詰め寄る。だが、第4Q残り12分15秒、ペイトリオッツはWRウェス・ウェルカーのTDレシーブで突き放すと、このままチャージャーズの反撃を抑えスーパーボウルへの切符を掴んだ。

その他の主要スタッツ
ペイトリオッツ
WR ウェス・ウェルカー レシーブ7回56ヤード
CB エリック・ホブス 8タックル、1インターセプト

チャージャーズ
RB マイケル・ターナー ラン17回65ヤード
WR ビンセント・ジャクソン レシーブ6回93ヤード
WR クリス・チェンバース レシーブ7回90ヤード