日常では役に立たないか?

コーナーバック(以下、CB)の主な仕事はWRに張り付いて、パス攻撃を崩壊させる事。

そのためWRのどんな動きにも即座に反応して徹底的にマークしなければならないので、チームの中でもトップクラスのスピードと運動神経が必要となるポジションです。

木下典明選手もNFLの一流のCBに相対すると、「まるで鏡を相手にしているようだ」と語っておりました。

加えてCBは実力があればあるほど、QBはそっちにパスを投げないので、一流ほどテレビに映りにくいというカワイソウなポジションでもあります。
そんなCBの必須スキル「バック走」。WRの動きを見るため後ろ向きに走るという技で、英語ではバックペダル(Back Pedal)と言います。

アイシールド21で神龍時ナーガCB#33″細川一休”がバック走で40ヤードを4.9秒で走るとありましたが、実際に後ろ向きでそんなに早く走る事ができるのでしょうか?

 

[SPONSORED LINK]

40ydバック走で走る記録はどこにもナイ!!

コーナー開始当初から今までこの禁断ネタに手を出さなかったのはバック走で40ydを走る記録はどこにも無かったからです。
NFLに記録が無ければ陸上競技にもそんな競技はあるわけが無いし、ギネスにも後ろ向きで走る記録を見つけることができませんでした(知っている人がいたら教えてください)

 

バック走ってそんなに長距離走るものではない。

バック走はCBだけでなくLBやSにも必須のスキルです。しかし、実際の試合では相手は全速力でマークを外しにかかるので、WRの初動を見極めた後はバスケのように並んでマークします。
バックで走る距離ってそんなにありません。

 

一休は世界最速

マンガの中で泥門のWR”モン太”が40yd走5.0秒、王城のWR”桜庭”が4.86秒とありました。
WRが全速力で走るスピードで後ろ向きで走れるって、これこそアリエナイです。
試合中の解説でも「バックでこのスピードはありえません。日本で、とゆーか世界一かもしんない!!」と言ってますがそのとうりです。

後ろ向きで4.9秒の一休が普通に40yd走を走ったらアイシールド21、いや世界一足が早いでしょう(=0=;)。

[追記:2010/01/28]動画を発見

後日、NFLのコーナーバックがバック走で走る動画を発見いたしました。↓

⇒この動画の主役”マーカス・トゥルファント(Marcus Trufant)”はシーホークスのCB。
バック走で普通にダッシュするリポーターにも勝利して、更に車にも勝ちます (車は初速が遅いので有利ですが)。
タイムはでませんでしたが、14mphと表示されます。mphとはマイル単位で1マイル=時速1.6Km。なので、14mphとは時速約22.4km。これを22400mを3600で割ると秒速約6.2m。

40ydは約36.6mなので、6.2で割ると・・・・
NFLのコーナーバック、本気の40ydバック走の記録は約5.9秒です!!
やっぱり一休は早すぎるわ (;´Д`)ノ