こいつ!負け方を知ってやがる・・

今回の対戦相手 49ers は、未だ1勝であり、ドラフトで今より上位を狙うためには、勝ってはいけない相手。

先発は元ドラ4の”ブライス・ぺティ”だし、未来のジェッツのために今日は100%全力で負けてヨシ!

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スコア&ダイジェスト

    1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ジェッツ 4 – 9 – 0 0 3 3 11 6 23
49ers 1 – 12 – 0 14 3 0 0 0 17

 

オフェンス

そして先発は予告どおりQB#09″ブライス・ペティ”だったのですが、基本的にヒドイ。

ぺティは2プレー目の最初のパスでCB#25″ジミー・ウォード”にINTされ、いきなり敵陣7ydからのO#を渡してしまうと、RB#28″カルロス・ハイド”にあっさりTDパスを許します。

 

その後もぺティのパフォーマンスは上がらず、さらに前半早々に エースRBであるRB#22″マット・フォーテ”が膝を負傷してOUTする最悪の状況となり、前回のコルツ戦同様に開始わずか4分で 14失点。またもボコボコにされて終わりかと思ったら、徐々に状況が変わっていきます。

 

私がドラフト獲得時から目をかけ続けてきた(しつこい) RB#29″ビラル・パウェル”が爆発。
とにかく抜けるし、捕まれようが粘ってTDを決める活躍ぶりで、スタッツはラン29回145yd獲得、2TD。

ジェッツのRBは、常に先発にFAで獲ってきた選手を据えて、パウエルはずっと2nd RB の地位なのですが、今こそエースに昇格させて彼のプレータイムを増やすべきでしょう。

 パウエルの特徴はパワーとスピードの両面を兼ね備えた量産型ピーターソンみたいな感じですが、近年は密集地帯を突き抜ける1歩目の加速力がつきました。

 

ランが出ればパスも出る。QB#09″ブライス・ペティ”のパスが後半から通りだし、3rdDown-Longにヤケクソ気味になげたパスを、2度もWR#11″ロビー・アンダーソン”がジャンプ力でCBに競り勝ちレシーブする事件が発生。

 

最後にはフォーク様のFGで同点に追いつき、オーバータイムに突入。ここでも、RB#29″ビラル・パウェル”の活躍でTDを決めて、勝利したのですが・・・、OLに関してランブロックはいいですが、パスプロが6サックも許すなど、褒められる内容ではありませんでした。

ついでにRT”ブレア・ジャコミニ”が試合後にIR入りが決定。LT”ライアン・クレディ”も数週間前にIR入りし、C”ニック・マンゴールド”も先週、IR入りしました。それほどOLが負傷しなかったJETSにおいて珍しい状況になっております。

 

そして、「褒められない」と言えばぺティ。繰り返しになりますが、最初のパスがINT、かつ、またもプレッシャーかかってないのにオーバースロー。さらにWR#81″クインシー・エヌンワ”がエンドゾーンでオープンだったのに、サイドラインに逃げるのに必死すぎて、ターゲットを見ておらずTDのチャンスがパー。

実戦に慣れてきて、WR#11″ロビー・アンダーソン”に要所で走りながらロングを通すシーンは良かったのですが、これは逃げながらヤケクソに投げたら、アンダーソンがレシーブしてくれたようにも見えますね。

 

付け加えて、コメントや他のブログでの指摘どおり、ぶっちゃけ肩が弱いです。ミドル以上は山なりのパスしか投げられません。

肩が弱いQB代表のペニントンよりも弱いかもしれないです。ペニントンはそれでも山なりに投げて相手D#の裏のスペースに落とすコントロールや、頭脳とリーダーシップがありました、今のペティにはそれは無いでしょう。ペティの良さが未だに分かりませんが、それは先発試合を数多く見なければ分からない部分かもしれません。

しかしながら、プレシーズンを見る限り肩の強さやパスのキレは、ハッケンバーグの方が優れているのは確実です。

 

しっかし・・・、49ersのD#は、後半から手を抜いてない?

ディフェンス

ランD#の良さだけが自慢だったのに、RB#28″カルロス・ハイド”に193ydも走られまくったのは痛かった。

そもそも、なぜNT”スティーブン・マクドレン”が欠場しているときにD#を3-4に戻すのか意味がワカラン。NTは3-4の最重要ポジションで、出来る人間は数少ないにも関わらず、わざわざ元ドラ1の3人並べて、3-4体系を作る必要はあったのか? これがランD#の崩壊の原因だと思います。

 

そして今宵もサック数は2サックと寂しい内容。DE”シェルドン・リチャードソン”の1タックル1アシストと、DT”レナード・ウィリアムス”の2アシストって、酷すぎないか?ドラ1に対するサラリーと成果が見合っておらず、燃費が悪すぎます。

 

DBに関しては、S”カルビン・プライアー”が復帰したおかげかコルツ戦より締まりがあり、ハーフタイムにアジャストし、後半は無失点に押さえました。

やはり1stDown を更新されてはいけない場面でキッチリと抑えて、4th-1ydのギャンブルを止めた事が大きな勝因です。

 

しかし、試合中にFS#21″マーカス・ギルクライスト”とCB”バスター・スクライン”が負傷。そして、試合後にFS#21″マーカス・ギルクライスト”のIR入りが決定し、ただでさえ弱いDBの弱体化が加速しました。

スペシャルチーム

勝敗を分けたのが実はST。

49ersのK#04″フィル・ドーソン”がFGを2本外す大失態を犯しました。2本のうち1本でも決まっていれば、オーバータイムにもつれる事は無く、ジェッツは負けていたので、致命的ミスです。

 

逆に我らがフォーク様は残り38秒で50ydFGを決めて、ギリギリ同点に追いつく仕事ぶりを見せます。

正直、私は負けて欲しかったので「外せ」と思う一方で、「勝敗を直接左右するシーンで何ヤードあろうが、フォーク様が外すワケが無い」と、フォーク様を信じていた一面もあり、非常に複雑な心境でした。

総評

勝ってはいけない勝負で勝つジェッツ。「ここで勝つぐらいなら、もっと前の試合で勝っておけ」と思います。消化試合に勝ってハシャグ姿が、逆にムカつきますね。

久々の勝利で悪い気分ではないですが、現実的にデメリットしかない事はたしかです。
しかし、勝ってしまったものは仕方なし、相手が負け方において1枚上手でした。
(ポジション別の感想では普通に評価して、「総評」で勝利した事を非難するカオスな記事)

 

残り3試合は、ドルフィンズ、ペイトリオッツ、ビルズの同地区3連戦。
イルカさん(ドルフィンズ)にはプレーオフに行ってほしいので、次回こそ上手に負けて欲しいものです。

(とか、書いたら勝つんだよなぁ・・・)

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