13MEN 登場

ワイルドカードプレーオフ第2戦は、最終戦で地区優勝は逃し第6シードからプレーオフ出場となったデトロイト・ライオンズが、プレーオフの常連シアトル・シーホークスのホーム「センチュリーリンク・フィールド」に乗り込みます。

シーホークスのホームといえば12MEN。つまり熱狂的なファンの事を「12番目の選手」と称し、ファンはクラウドノイズによってチームを実際に助けます。
しかし、今回は13番目の選手がいたようです。

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スコア&ダイジェスト

  勝-敗-分 1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ライオンズ 0 3 3 0 0 6
シーホークス 0 10 0 16 0 26

リンク:NFL JAPAN

総評

シーホークスはS””アール・トーマス”やWR”タイラー・ロケット”が不在でも、その強さは強さに陰りはありませんでした。
まずRB”トーマス・ロールズ”のランをライオンズD#は止めることができず、161ydも走られます。

 空中戦では、WR”ダグ・ボールドウィン”がレシーブ11回104yd、1TDを記録したうえに、WR” ポール・リチャードソン”がD#と絡み合いながらミラクルワンハンドキャッチでTDを決める活躍を見せ、ライオンズD#を圧倒しました。

 

素晴らしいシーホークスO#の一方で、この試合で残念だったのが審判団の判定。

ポール・リチャードソンのワンハンドキャッチに関して、リチャードソンはD#のフェイスマスクを掴んでおり、黄色い旗が飛ぶものの、それはD#の反則のものでディクラインされTD。フェイススマスクは無視されました。

さらにシーホークスD#のパスインターフェアランスに見えたレシーブ妨害は、「邪魔されてなくてもレシーブできていない」としてパス失敗扱いに。

加えて、”ラッセル・ウィルソン”スローする直前に接触した不可抗力であるタックルが、ラフティング・ザ・パサーになるなど、Twitter民からも判定には不満続出。

 シーホークスには12人目の選手=ファン以外に、13人目の選手=審判 が味方についているように見え、ライオンズには実力差に加えて判定的にも不利な試合でした。

 

ライオンズに不利な判定といえば、2年前のワイルドカードプレーオフが思い出されます。

ライオンズはカウボーイズのホームで対戦したのですが、試合終盤に一度コールされたカウボーイズのパスインターフェアランスが取り消しになりました。

この反則取り消しが勝負の明暗を分け、カウボーイズがライオンズに逆転勝利。この謎の反則取り消しに関して、当時、物議をかもしだしました。

リンク:Wild Card4:ライオンズ vs カウボーイズ

ライオンズ シーホークス ワイルドカード 2016-2017勝利QB”ラッセル・ウィルソン”のスタッツは、パス23/30回224yd獲得、2TDと絶好調。

レシーバー陣もWR”ポール・リチャードソン”が2度のワンハンドキャッチや、WR”ダグ・ボールドウィン”が落球したボールをケツを使ってレシーブしたり、TEのパスコースと同じルートを走ってTDパスを横取りするなど、好レシーブ珍レシーブを連発する好調ぶりを見せました。

 

一方、ライオンズQB”マシュー・スタフォード”のスタッツは、パス18/32回205yd獲得、0TD。中指を負傷したことで、レギュラーシーズンを3連敗で終わり、さらにこの試合にも影響が出て、序盤コントロールがつかず。

ランを完全に封じられ、さらに慣れない屋外でNFL最強のクラウドノイズに妨害される多くのハンデを背負い、結果ライオンズのTDはありませんでしたが、そんな劣悪な環境でも50yd超のFGを2本決めたK”マット・プレイター”の実力には目を見張るものがあります。

そもそもライオンズは西海岸で勝てないチームなので、地区優勝を逃して第6シードに落ちた事から悔やまれるでしょう。

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