スコア&ダイジェスト

  勝-敗-分 1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ペイトリオッツ 0 3 6 19 6 34
ファルコンズ 0 21 7 0 0 28

リンク:NFL JAPAN

総評

私はファルコンズを応援していただけに25点差ついた時点でブロンコスvsシーホークス みたいで、ツマランねぇ。など、余裕をぶっこいてお喋りしていたのですが、最後はパッツファンが騒ぎまくる中で口が半開きのまま固まっておりました。

 

ファルコンズの失敗は、やはり第4QにてRB”テビン・コールマン”負傷直後の3rdDown-1ydで、パスを選んだためのファンブルロストでしょう。モメンタムを掴みたくても完全には掴み切れないペイトリオッツにこの瞬間、モメンタムが100%行ってしまいました。

ショットガンながら一応、傍にRB”デボンタ・フリーマン”を配置してランもあると見せかけてのパス。しかし、ブロック役のフリーマンをすり抜けて右側からLB”ドンタ・ハイタワー”が左を向いて無警戒の”マット・ライアン”を捕らえて、ファンブルロストを誘発します。

これまでのファルコンズO#を見ていると フリーマンにピッチする可能性は高いのに、ここで迷いなく”マット・ライアン”に突っ込んだハイタワーの覚悟は何なのでしょう。

やっぱ作戦を流出させてるスパイがいる?

 

そして、ファルコンズD#にとってペイトリオッツの伏兵RB”ジェームス・ホワイト”の存在が計算外だったでしょう。

エースRB”ルギュレット・ブラント”が前半のファンブルロストから影が薄くなって、代わりにホワイトが目立ちだし、要所で活躍するだけでなくファルコンズにトドメを刺しました。

この選手、パッツと毎年2回戦ってるJETSのファンからしても、全く記憶にありません。

成績を見ると、レギュラーシーズンはおろかチャンピオンシップまで、だいたい毎試合平均でラン3回レシーブ3回ぐらい。1試合の総獲得ydも100ydを超えた事はなく大したことはありません。

そんな選手がスーパーボウルだけレシーブ14回110yd獲得のチームトップで、ラン2TDレシーブ1TDの計3TDですから意味不明です。

 

ファルコンズD#は素晴らしいパスカバーかつ、ブレイディをサックしまくり最後まで粘りを見せるのですが、徐々に増えるD#時間の長さとこれまでと別次元の大舞台で追い込まれる緊張感に、体力と精神力の疲労は隠せませんでした。本来ならばアメンドーラやホワイトに押し込まれて、エンドゾーンを割らせていないでしょう。

 

そして、最大の勝因は文句なくブレイディ様ですが、運も味方した事は否めません。ファルコンズが肝心なドライブでFGレンジから出たり、要所でファンブルロストしたり、後半は不自然なぐらいペイトリオッツにツキがありました。

エデルマンのスーパーキャッチも、かつて第42回スーパーボウルでジャイアンツにやられたヘルメットキャッチを彷彿とさせるものがあります。

関連して、結果的にスーパーボウルでブレイディを倒せるのは”イーライ・マニング”だけという事になりました。

トム・ブレイディ スーパーボウル制覇勝者ブレイディのスタッツは、パス43/62回466yd獲得、2TD、1INT。
なんと”マット・ライアン”の3倍近く投げており、39歳にして恐るべき体力と集中力です。まだ引退は無いでしょう。

7回目のスーパーボウルで初めてのPICK6を献上するミスもありましたが、立て直して勝利。「諦めない」事の大切さを学びました。

しかし、この後に着用していたジャージを盗まれるという、災難が降りかかりますが、この勝利の価値に比べたら大した事はないでしょう。

 

マットライアン一方、勝利のガッツポーズから一転して敗北してしまった”マット・ライアン”のスタッツは、パス17/23回284yd獲得、2TD、0INT。
タイムポゼッションが倍ぐらい差が開き、意外と投げておりません。

99%勝利しているような状況から、ファンブルロストやFGレンジから追い出されるサックを喰らうなどのミスで負けてしまい、この結果は本人が一番信じられないでしょう。

果たして来シーズンはこの舞台に帰ってこれるのか、気になるところです。

 

かつてないほどの逆転劇であった今回のスーパーボウル51。当然、史上初づくしでした。

ヘッドコーチ最多出場:ビル・ベリチック(7回)
ヘッドコーチ最多勝利:ビル・ベリチック(5回)
最多キャリアパスタッチダウン数:トム・ブレイディ(15回)
最多出場チーム:ペイトリオッツ(9回)
・・・・その他、以下の画像を参照。

以上でNFL 2016-2017 シーズンが終了しました。

我らがJETSは、超期待したシーズンもフタを開ければ散々な結果で、6シーズンもプレーオフに出ておりません。
来シーズンこそスーパーボウルを制覇し、このブログも大団円を迎えたいものです。
(当分、無理だと思いますが)

それでは、

SEE YOU NEXT SEASON!

おまけ:公共放送NHKにおけるトニー・ロモの扱い

・これまで

トニー・ロモ Distiny romo

・今回

トニー・ロモ Disapointment romo

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