2度目のお別れ

予想どおりですが、また1つの時代に別れを告げるリリースとなりました。

JETSにてリーグ屈指のシャットダウンコーナーとして活躍してきた CB”ダレル・リーヴィス”をリリースです。

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CB”ダレル・リーヴィス(Darrelle Revis )”をリリース

リーヴィスは、2007年ドラフトでJETSがドラフト1巡で獲得。
(リーヴィスの地元であるピッツバーグ・スティーラーズが獲得する予定だったのを先に奪う)

2007年~2012年在籍し、2013年はバッカニアーズ、2014年はペイトリオッツに移籍しスーパーボウル制覇に貢献しており、キャリア9年のうち7回プロボウルに選出されています。

そして、古巣JETSを勝たせるべく2015年シーズンからJETSに復帰したのですが、32齢という年齢からくるパフォーマンス低下と高額なサラリーが原因で、この度 FA解禁前にリリースされる事になりました。

 

Sへのコンバート策もありましたが、先日の暴力事件もリリースへの引き金になったのでしょう。

リーヴィスのリリースにより9.3Mのキャップスペースと保障で支払われる6Mのデッドマネーが発生します。

 

ちなみに、リーヴィスは2015年と2016年の2年間で39Mも受け取る事になり、十分にお稼ぎになりましたが、暴力事件の裁判がこれからある上にリーグから出場停止などの処分が下る可能性が高いので、FA市場に出たとしても直ぐに移籍先は見つからないでしょう。

さらばリーヴィス・アイランド

ダレル・リーヴィス を良く知らない人に説明すると、彼はかつてリーグNo1のCBと呼ばれており、そのパフォーマンスは神がかっていました。

まず、相手のエースWRを無力化するマンカバー能力。マークされたら どんなにフェイントにも揺さぶられず、ピッタリくっつき離れません。

コルツ時代の絶頂期のQB”ペイトン・マニング”すら、リーヴィスの前では当時のホットラインであったWR”レジー・ウェイン”へパスを投げることを諦めたぐらいです。

 

加えて凄いのが、パスを投げた瞬間にボールの落下地点へ入るのが早い判断能力。誰をカバーしていても、ボールの直ぐそばに現れる守備範囲の広さが「島並みに広い」という大げさな例えで「リーヴィス・アイランド」という愛称が生まれました。

他にも自分より長身のWRに競り勝つ空間把握能力や、WRの足に当たって跳ね返ったボールすらINTする鬼の胴体視力。さらに、決して外さぬ低空タックルなど、多くの能力を兼ね備えたスーパーCBでした。

JETSが2009年シーズン、2010年シーズンの2年連続でチャンピオンシップに出場できた理由の1つに、リーヴィスが確実に相手のエースWRを1vs1で封じる事で、当時HC”レックス・ライアン”が思い切ってセーフティーブリッツなど、後方の守備を無視したD#策を打てることがありました。

しかし、その後はO#がクソすぎて、いくらD#が頑張っても報われない暗黒時代が到来。

さらにはリーヴィスが改造される事件もありました。(ウソ)

【速報】ダレル・リーヴィス、トレーニング中に重症!緊急再手術へ!!

 

2014年にペイトリオッツに移籍した年にスーパーボウル制覇を達成しますが、その翌年の2015年シーズンにJETSに復帰してからは、昔はしなかったようなミスをするようになり、加えて、若手のWRと純粋なスピード勝負になると負けてロングパスを通される失態を数々見せます。

リーヴィス・アイランドが影を潜めたことは、JETSファンにとって悲しい事件でした。

 

JETSファンに、いろいろな思い出を残してくれたリーヴィス。一度は決別したものの、今度こそJETSとは永遠の別れでしょう。

ありがとう!ダレル・リーヴィス!

新たな移籍先が決まり、少しでも長く現役で居てくることを祈っています。

(なんかニック・マンゴールドが去った時との温度差が凄い・・)