20080311-news-320.jpg今まで、過去2回に渡って取り上げてきましたスパイゲート事件に進展がありました。
↓過去のニュース
グッデル、上院議員とスパイ問題について会談
ベリチックHC、スパイ問題についてコメント

2002年スーパーボウルのラムズの練習を撮影した”マット・ウォルシュ”から長年に渡って存在が不明確であった証拠テープの譲渡について合意間近であるとの事です。
逆転裁判ならば”ビル・ベリチック”に「くらえっ!!!」と、テープをつきつけてやりたい(-_-#)。

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▼繰り返しですが超簡単におさらいすると
・2002年のスーパーボウルにて当時、有利だったラムズにペイトリオッツが勝利し優勝。
・しかし、当時ペイトリオッツのスタッフである”マット・ウォルシュ”がラムズの練習を禁止とされているビデオ撮影をしていた事が判明。
・”マット・ウォルシュ”はテープの所在と誰の指示で行ったのかに関して沈黙⇒プロゴルファーに転向。
・問題が解決しないまま月日が流れ2007シーズンの”ペイトリオッツ”vs”ジェッツ”の試合でジェッツのサインを盗撮していたペイトリオッツのスパイが捕まる。
・シーズン終了後、NFLコミッショナーの”ロジャー・グッデル”がこの時の証拠品を全て破棄し”ベリチック”を擁護する姿勢を取った。
・以上の事を疑問視した”アーレン・スペクター上院議員”がグッデルと会談を行うも証拠の品が無いため、詳細まで追求は出来ず。
・”ビル・ベリチック”は「ルールを誤解していた」(嘘つけ!(-_-#))と釈明。罰金とドラフト一巡目選択の権利を剥奪。

そして、事件の鍵を握る”マット・ウォルシュ”がテープの譲渡に合意間近であるというニュースが報じられました。
前回も書きましたがなぜ”マット・ウォルシュ”が証拠の品をさっさと出さないかというと、もしも証拠の品を本当に持っていた場合は退団した人間がチームの機密事項に属するものを所持してはいけないという契約違反に引っかかるからです。

”マット・ウォルシュ”は今後NFLがペイトリオッツや他の集団からの訴訟など法的な行動を起こされたときに保護してくれることを保証してくれれば、テープを譲渡する意思があると語っています。
そこでNFL側も事件解決のため”ウォルシュ”を保護する方向で動いているようで、お互いが歩み寄り「とうとう証拠の品が公表されるのか?」という段階までやっとたどりつきました。

”ベリチック”はあくまで「これまで、相手チームの練習をビデオ撮影したことはない」と否定していますが”マット・ウォルシュ”が”ベリチック”の指示で撮影した事を証明すれば、”ベリチック”への処分がいったいどういう形になるのかが気になるところです。

[引用:NFL JAPAN]

FLが、マット・ウォルシュとニューイングランド・ペイトリオッツのスパイスキャンダルに関連するテープの譲渡について合意間近であることが分かった。現在プロゴルファーのウォルシュは、ペイトリオッツの職員時代にセントルイス・ラムズと対戦した2002年スーパーボウルで相手のウォークスルー練習をビデオ撮影したと発言し、大きな注目を集めている。この試合はラムズの圧倒的有利という下馬評だったが、ペイトリオッツは20対17で競り勝っている。そして
ウォルシュは、今後NFLがペイトリオッツや他の集団からの訴訟など法的な行動を起こされたときに保護してくれることを保証してくれれば、テープを譲渡する意思があることを明らかにしていた。

NFLは書面で「両サイドは、残りの問題についても合意できることに楽観的だ。ウォルシュ側は、可能な限り早く、交渉に合意することを確約している」と述べている。一方、ウォルシュの弁護士マイケル・リーヴィーは、「NFLには、常にウォルシュ氏へ適切な法的保護を行うように求めてきた。リーグ側の弁護士との最近の交渉で、終結へ向け大きな進展があった。ウォルシュ氏が真実を明らかに出来るための必要な法的保護に関する合意を結べると期待している」とAP通信の取材に電子メールで答えている。ちなみにペイトリオッツのビル・ベリチックヘッドコーチは、ウォルシュの告発について「これまで、相手チームの練習をビデオ撮影したことはない」と否定している。