NFLイメージ ーライ受難
ヒートアップするプレシーズン1週目のオオトリを飾るのは、我らがJETSが新スタジアムにてジャイアンツと対戦するニューヨークシリーズです。

プレシーズンにかかわらず客席はかなり埋まっており、レギュラーシーズンさながらの雰囲気で、嫌がおうにもテンションが上がります。

なのに・・・この写真は何?まさに真夏のホラーだわ!!

 

[SPONSORED LINK]

※今年ドラフト獲得のOTを”ヴラド・デュカス”と表記してきましたが、今後はロースターにあわせて”ウラジーミル・デュカス”に表記を変更します。
※例によって選手名カタカナ変換マシーンの試運転かつ、NFL.comのロースターが完璧でない可能性があり、表記に誤りがある場合があります。

▼第1Q
[ジャイアンツ]
ジャイアンツの1stドライブ。JETSの守備は上々でQB”イーライ・マニング”は1ydも進めないどころかロスしてパントで終了。
しかしJETSの1stドライブでQB”マーク・サンチェス”のRB”ラデイニアン・トムリンソン”へのパスは守備に阻まれ弾かれたところにDB”アントレル・ロール”がINT!これをきっかけに先制を許す。
0-7

[JETS]
ああ、サンチェスのINT病が再発かと思いきや、ここから本領発揮。
RB”ショーン・グリーン”の中央ゴリ押しランでペースをつかみ3rd-13ydのピンチにはRB”ラデイニアン・トムリンソン”がラン・アフター・キャッチで突破し1stDown更新。
ラストはWR”ブラッド・スミス”へ難なくパスを通して同点に追いつく!
7-7

ここでファイヤーマンエドの登場!と、カメラがエドの姿をとらえると、なんとエドはジャイアンツファンと小競り合い!(´д`lll)
気を取り直して、J・E・T・S JETS!!JETS!!JETS!!!!

[ジャイアンツ]
次のジャイアンツのドライブも完全にシャットアウト!!鬼守備は今シーズンも健在だ。
おまけにSS”エリク・スミス”がブロックをするりと抜けて、パントブロック!!!
このビッグプレイにサイドラインは大興奮。

[JETS]
JETS敵陣14ydからの攻撃開始はRB”ラデイニアン・トムリンソン”のTDランがホールディングで無効となり惜しくもFGで終了。
10-7

ここでスタンドで観戦するネイマスの姿をカメラがとらえるが美女2二人を連れて、しかも頭をナデナデされてる。
これがブロードウェイジョーたるユエンか・・・( ̄□ ̄;)

▼第2Q:10-7
[ジャイアンツ]
パスを投げあぐねるイーライが隣にいたRB”アーマッド・ブラッドショー”にポイっとボールを渡すとこれが守備を振り切って敵陣13ydまで進む超ロングゲインにつながる。

だがしかし!!ここで事件が発生!!
ワンバック体系でRB”ブランドン・ジェイコブス”とQB”イーライ・マニング”が交錯した時にぶつかり、ボールが弾け飛ぶ。それをコントロールしようとするイーライの後ろからOLB”カルヴィン・ペイス”が思いっきりタックル!!
ヘルメットが完全に脱げた所にSS”ジム・レナード”が前から突っ込んできて、防具に額が当たったらしくイーライ大出血!! Σ(・ω・ノ)ノ!

1人でサイドラインまで下がるところを見ると、出血以外のケガは無いがイーライはこれにてお役ゴメン。最悪のコケラ落としになりました。
このドライブはFGで終了し、ジャイアンツは同点においつく。
10-10

[JETS]
次のJETSのドライブも昨シーズンさながら、RB”ショーン・グリーン”のランがサンチェスを生かす。そして落球男WR”ブレイロン・エドワーズ”がガンガンパスをキャッチ!
どうした!?いい意味でお前らしくないぞ!WR”ジェリコ・コッチェリー”もレシーブし、敵陣11ydまですすむもTE”ベン・ハートソック”のフォルススタートのせいでFGで終了。
またやるのかい、ハートソック!
13-10

[ジャイアンツ]
ジャイアンツはQBをマニング兄弟のバックアップをハシゴするQB”ジム・ソルジ”に交代するもボチボチ。
[JETS]
ここでジャイアンツドラ1獲得のDE”ジェイソン・Pierre-Paul”がT”ダミアン・ウッディ”のブロックを見事に抜けてサンチェスをサック!!さすがドラ1。

▼第3Q:13-10
[JETS]
不詳のQB”ケレン・クレメンス”に加えて、新参者WR”サントニオ・ホームズ”、T”ウラジーミル・デュカス”、RB”ジョー・マクナイト”が登場。
「またクレメンスはロクでも無いんだろな~」と思ってたら、WR”サントニオ・ホームズ”と息がピッタリでドストライックなパスをガンガン通す。
というかWR”サントニオ・ホームズ”はすげー。猛ダッシュかと思いきや突然折り返す動きにジャイアンツ2rdチームのCBはついてゆけず、話にならん。
これがスーパーボウルMVPの実力か。TDパス捕球は惜しくもあと1歩届かず。しかし大きな収穫にライアンはニッコリ。
FGで追加点
16-10

[ジャイアンツ]
反撃のジャイアンツ。QB”ジム・ソルジ”のパスをWR”ヴィクター・クルーズ”がCB”ドワイト・ロウリー”に競り勝ちワンハンドキャッチ!そのまま独走しTD!逆転。
16-17

[JETS]
QB”マーク・ブルネル”が登場。特に何も盛り上がりなし。

▼第4Q
[ジャイアンツ]
またもWR”ヴィクター・クルーズ”がCB”ドワイト・ロウリー”を出し抜いてレシーブ。さらにWR”ヴィクター・クルーズ”はCB”ドリュー・コウルマン”を引き離しTD!!ジャイアンツに思わぬ伏兵の登場。
16-24

[JETS]
QB”ケヴィン・オコネル”が登場するもいきなりINTを献上!

[ジャイアンツ]
QBはQB”Rhett・Bomar”に交代。またしてもWR”ヴィクター・クルーズ”へTDパスを通される。一人に3TDも許すとは2rdチームはライアンの面汚しだな。
16-31

[JETS]
QB”ケヴィン・オコネル”このままではイカンと奮起。スクランブルでエンドゾーンに飛び込みパイロンにボールをぶつけてTDするも、先にダウンしたとして無効に。この後、TDパスをINTされ試合終了。
オコネルがクビレースに一歩リードです。
16-31

[dailymotion]http://www.dailymotion.com/video/xpyrit_2010pre-1_sport[/dailymotion]

2010/08/16 @New Meadowlands Stadium

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ジャイアンツ   7 3 7 14   31
JETS   10 3 3 0   16
  Game Stats

 

▼総評
試合内容うんぬんよりイーライの流血事件に全て持っていかれました。
初めはハンドオフをミスったのかと思いましがスローで見ると、RB”ブランドン・ジェイコブス”はランのつもりで、手のひらをボールを収める形にしてイーライに突っ込んでくるも、イーライ目線は完全に右のWR。

つまりランとパスという一番大きなカテゴリで作戦の疎通ミス。スーパーボウル制覇まで行ったプロ中のプロには考えられないミスです。
側面、背後、正面と3WAYで衝突されても、脳震とうや出血以外の外傷がないタフさはさすがマニング家です。

JETSの1stチームのパフォーマンスは攻守ともに素晴らしいデキでした。
イーライに長いパスを投げる余裕の与えぬプレッシャーに、スクリーンパスを投げようものなら待ってましたと、猛ダッシュで潰してロスさせます。

サンチェスは1発目から不運にもINTされましたが、次のドライブから十八番のゴリ押しランで本領発揮。ジョーンズの代わりとなるRB”ショーン・グリーン”は当然として、ファニカの後継者である昨年ドラフト6巡の”マット・スローソン”が実にパワフルで見事に穴を埋めました。中央のランが出続ければ、サンチェスもリズムを取り戻しパスが通る。WR”ブレイロン・エドワーズ”が全く落球しないのも嬉しい誤算でした。

そしてRB”トムリンソン”も3rd-13ydをラン・アフター・キャッチからD#を抜いて1stDownを取ったり、無効になりましたがTDランを見せ活躍。
STに関してはロングリターンを許さず、おまけにパントブロックを見せる快挙。

前半丸々投げきったサンチェスのスタッツはパス13/17の119yd獲得,1TD,1INTと合格点。
それよりも崖っぷちクレメンスがWR”サントニオ・ホームズ”と相性バッチリ。サイドライン際への難しいパスや、ホームズ以外にも落ち着いてパスを散らし、パス8/10の84yd獲得,0TD,0INTと好調。あわやホームズへTDパスとなる惜しいシーンもあり、こんな落ち着いたクレメンスは見た事がありませぬ。

しかし、ドラ1DEのラッシュを漏らしてサックを献上するなど、時々ウッディに不安が残るシーンもありました。あと後半の2rdチームがジャイアンツの伏兵WR”ヴィクター・クルーズ”にいいようにヤラれたのも反省すべきでしょ。

とにもかくも試合には負けたが1stチーム的には勝利。プレシーズンなんて負けた方が本番は調子いいんだから、望みどおりの結果です。
それよりもジャイアンツの方に不安と課題が残る試合でしたね。

[引用:NFL JAPAN]

現地16日、ともにニューヨークをフランチャイズとするジェッツ対ジャイアンツのプレシーズンゲームが行われ、ジャイアンツが31対16で快勝した。この 試合は、両チームが今季から新たに本拠地として使用するニュー・メードウランズ・スタジアムのこけら落としゲームだった。

ジャイアンツは、先発クォーターバック(QB)イーライ・マニングがパス8回中4回成功、77ヤードをマーク。第2Q、頭部に切り傷を負って出血し、退 場するアクシデントに見舞われたが、大事には至らずに済んでいる。この試合、ジャイアンツでは新人ワイドレシーバー(WR)ビクター・クルーズがレシーブ 6回145ヤード、3TDと大暴れし、開幕ロースター入りを首脳陣にアピール。また、新人ディフェンスエンド(DE)ジェイソン・ピエールポールが3タッ クル、1サックを挙げている。

ジェッツでは、先発QBマーク・サンチェスが、最初のパスでいきなりINTを献上したが、その後はパス17回中13回成功、119ヤード、1TDと持ち 直した。また、今オフに加入した新戦力組では、ランニングバック(RB)ラダニアン・トムリンソンが、ラン8回17ヤード、レシーブ1回14ヤード、WR サントニオ・ホームズがレシーブ4回55ヤードを記録している。