まさかの3人目

とうとう夢の舞台、スーパーボウルへの切符をかけたカンファレンス決勝がスタート。
一試合目はNFCのパッカーズvsベアーズです。

超人ロジャース vs 豪腕カトラーの己のプライドを賭けた戦いに全世界の注目が集まります。
・・・・って写真のあなたは誰!?

[SPONSORED LINK]


パッカーズが1stドライブからQB”アーロン・ロジャーズ”とWR”グレグ・ジェニングス”のパスで攻め立て、エンドゾーン1yd手前。
ここにD#である昨シーズンドラフト1巡のDE”B.J・ラジ”が参加し、強引なランで来るかと思いきや、ロジャースが外側へスクランブルしTD!
ラジはタダのおとりであった。

次のドライブはRB”ジェイムズ・スタークス”とRB”ブランドン・ジャクソン”のランで進み、最後はRB”ジェイムズ・スタークス”のTDランで14-0と突き放す。
対するベアーズは攻撃が乗らないどころか、QB”ジェイ・カトラー”がエンドゾーンへのパスをINTされ、無得点のまま前半終了。
14-0

後半、なんとQB”ジェイ・カトラー”は膝を痛めて、バックアップのQB”トッド・コリンズ”に交代。
これがダメダメでINTまで献上する始末。
だがパッカーズもロジャースが強烈なタックルを喰らったせいか、調子が落ち、エンドゾーン手前でアーラッカーにINTされるシーンも。

そしてベアーズは第3Q終盤にまたもQB交代。QB”カリブ・ヘイニー”が登場する。
第3QBとはロースター45人と別枠で登録するが、第4Qまでに出すと第1QB、第2QBを試合に復帰させる事が出来なくなるルールがあり、つまりベアーズは彼にSB進出を託す事となった。

第4Q、このベアーズ最終兵器QB”カリブ・ヘイニー”がなんと早々にパスを通しまくって、WR”ジョニー・ノックス”へエンドゾーン手前1ydまで進む33ydのパスを決める。
そしてRB”チェスター・テイラー”のTDランで14-7と試合が動く。

 

だがしかし、ベアーズは同点に追いつきたい焦りからか、パッカーズのゾーンブリッツにひっかかり、なんとNTであるDE”B.J・ラジ”が後ろに下がったスペースで見事にINT!そのままリターンTDで21-7と再び2ポゼッション差。

ベアーズQB”カリブ・ヘイニー”は予想以上に頑張り、WR”アール・ベネット”へTDパスを通して21-14。またも1ポゼッション差。
ラスト3分で再び、ベアーズ最後の攻撃が回ってくる。

ベアーズはRB”マット・フォーテ”の活躍でノーハドルでガンガン進み、4thDownギャンブルも成功させノリノリ。とうとう敵陣34ydに到達。だが、ここで不可解な事態が発生。
3rd-3ydでサイドラインに出て時計は止めてから、次のプレー開始って時にベアーズは貴重なタイムアウトをコール。なぜ、このようなもったいない事をするのか理解できない。

そしてタイムアウトあけのプレーはWR”アール・ベネット”へのリバースプレー!・・・はなんとロス!(´д`lll)
4th-5ydの4thDownギャンブル!これをCB”サム・シールズ”にINTされ試合終了。あの余計なタイムアウトが無かったらOTへ行ってたんじゃないのかい??

とにもかくにもパッカーズがスーパーボウル進出決定となりました。ヘ(゜∀゜*)ノ
21-14

 

▼総評
カトラーが肘から出血するわ膝を痛めてサイドラインに下がるわと、ベアーズファンからしたら散々な試合展開。だが、それ以前に2rdQBに交代した時に「下げられた」と皆が勘違いするぐらいカトラーは不調だった。

それでも3rdQBのQB”カリブ・ヘイニー”が予想外の2TDでパッカーズを追い込んだ。だが、本当に最後の余計なタイムアウトが試合をぶち壊した。不可解なタイムアウトというのは数多く見てきたが、これほど何のメリットも無いどころか、マイナスなタイムアウトは珍しい。これは物議をかもし出すでしょう。

しかし対するパッカーズQBロジャースも序盤は調子がいいものの、後半はレシーバーと合わなくなるなど調子を落とし無得点。結局はラジのINTリターンTDに救われる形となった。
あのパッカーズもこの大舞台では、第4Qにリスクを恐れて萎縮しすぎた感がありましたね。

 

Conference Championships -NFC-:先のファルコンズ戦で超絶パフォーマンスを見せたロジャースはパス17/30回244yd獲得、0TD、2INT + 1TDラン。2INTと後半に調子を落としたところが気になります。

対するカトラーはパス6/14回80yd獲得0TD、1INTで途中交代と散々な結果でした。なんか疲労骨折してまで最後まで出たブレイディと比較されがちですが、これは責任ある判断。責める必要は全く無いでしょう。

2011/01/23 @Soldier Field

 

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
パッカーズ 7 7 0 7   21
ベアーズ 0 0 0 14   14
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地23日、NFCのカンファレンス・チャンピオンシップでグリーンベイ・パッカーズとシカゴ・ベアーズが対戦。パッカーズが21対14で競り勝った。 ディフェンス陣の堅守により敵地で同地区ライバルを下したパッカーズは、1997年以来で通算5度目、NFCでは初となる第6シードからのスーパーボウル 進出を決めた。

パッカーズは、試合最初の攻撃シリーズでクォーターバック(QB)アーロン・ロジャースがTDランを決めて先制。さらに第2Qにもランニングバック(RB)ジェームス・スタークスのTDランで加点し、前半で14対0とリードする。

後半に入ると、パッカーズは第3Q中盤に敵陣6ヤード地点まで攻め込みながらINT献上で得点チャンスを逃すなど攻撃陣が失速。するとケガで負傷退場し たベアーズの先発QBジェイ・カトラーに代わって出場した若手QBカレブ・ヘイニーにパスを通され、第4Q早々にTDランを許してしまう。

その後も攻撃陣がヤードを稼げず悪い流れが続くパッカーズだが、第4Q残り約6分にノーズタックル(NT)B.J・ラジが18ヤードINTリターンTD を決めて21対7と突き放す。直後のシリーズですぐにTDを奪われ、さらに残り1分15秒で自陣約30ヤード以内まで攻め込まれたが、最後はコーナーバッ ク(CB)サム・シールズが値千金のINTを奪い、熱戦を制した。

パッカーズは、ロジャースがパス244ヤード、ラン39ヤード、1TDを挙げるも2INTを献上。司令塔の不調もあって攻撃陣は後半無得点に終わるなど 精彩を欠いた。しかし、守備陣が1リターンTDを含む計3INTとビッグプレイ量産の活躍。特にシールズは2INT、1サックと大暴れだった。

ベアーズはエースQBカトラーがひざの負傷で第3Q開始直後に交代し、パス14回中6回成功、80ヤード、1INTと何もできず。トッド・コリンズが2 番手として出場するもパス4回全て失敗に終わると、3番手ヘイニーはパス153ヤード、1TDを挙げたが2INTを献上し、チームの救世主にはなれなかっ た

 

保存