オフェンス

WR、RB、TEの先発を抜いた非常に戦力が乏しい状況。

 先発QB争いは、”ジーノ・スミス”がパス10/13回 98yd獲得 0TD,1INT。ラン 20ydと1TDを稼ぐ活躍。

やはりコントロールが昨シーズンとは見違えるほど良くなっています。

1INTは相手D#のCB#23″テレンス・ニューマン”へ どストライクに投げる失態を犯しますが、リリースの速さやとINTされた位置のすぐ隣にレシーバーがいた事から、本来はレシーバーが折り返しレシーブするところである、ミスコミュニケーションがあったと思います。

前半全てジーノが投げ、後半からヴィックが登場。ヴィックは第4Qの残り12分までプレーし、味方の反則に足を引っ張られながらもスタッツはパス5/9回、70yd獲得、1TD。ランで16yd獲得という活躍。

ジーノのランは若さゆえの加速力。ヴィックのランは相手D#をかわしてサックをさせないベテランの老獪さがみられ、同じタイプのQBに見えて、本質は異なります。
で、今回の先発QB争いも、引き分けですね。

3rdQBに関しては、QB#5″マット・シムズ”は出番なしで、ドラフトで獲得したQB#03″タジャ・ボイド”が第4Q残り12分から登場。

しかし、何かもっさりしてますし、コントロールが悪い。スタッツはパス1/5回6yd獲得という内容。初登場とはいえ、こりゃダメだ。

 

RBは、前回は欠場したRB#29″ビラル・パウェル”が光りました。肩幅の広い背格好から「軽量型トーマス・ジョーンズ」と 見ていましたがDBを突き放し、粘り腰で1stDownを奪う強さを見せました。
さらに中央を抜けて32ydのロングゲインを見せます。スタッツはラン4回41yd、1TD。レシーブ2回13ydと、好成績。

一方、RB#21″クリス・ジョンソン”は、ラン10回63yd獲得と、平均6ydを稼ぐ活躍ですが、やはり期待値からするとモノ足りない。

 

 WR陣も”クラウド・ゲイツ”がラン・アフターキャッチ”から見事なTDを決めるものの、取り立てて褒める人はなし。

むしろ、WR#84″スティーブン・ヒル”がタックルされるとボールを簡単に離しちゃうわ、小競り合いしてアンネセサリー・ラフネスを取られるわ、散々。
悲しいかな、彼には成長が全く見られません。

 

ディフェンス

後半は無失点に抑えるものの、これはベンガルズの2ndチーム相手の話。QB”アンディ・ダルトン”&WR”A.J・グリーン”率いる1stチームはやはり、天敵でした。

ミリナーの代わりにCBに入ったFS#39″アントニオ・アレン”でしたが、WR#18″A・グリーン”に抜かれて、エンドゾーン手前へのロングパスを許します。

それにCB#20″カイル・ウィルソン”は、WR#12″Mohamed・Sanu”を離れずカバーしているにも関わらず、ダルトンはWRしか届かない絶妙な位置に投げて、ロングパスTDを決めます。

あと、ショックなのがJETSの誇るDLが、エンドゾーンギリギリでの攻防にて、おしくらまんじゅう状態でベンガルズOLに押し負けて、RB”バーナード”にTDランをねじ込まれるシーンがありました。こういうケースを止めるのがJETS D#の誇りだったのに、まさか真正面からパワー負けするとは、これはヤバイです。

とにかく前半の17失点は、ベンガルズ1stチームから奪われたものであり、最終的にスコアではJETSは勝利していますが、実質負けに等しい試合でした。

 

しかしながら、相変わらず2ndチームはしっかりしており、後半は完封。
ドラ1″カルビン・プライアー”は積極的にパスラッシュに参加し、ランを外側から突っ込んでスクリメージラインより前で止めるポラマル級のプレーを見せました。

 

スペシャルチーム

う~ん、FGは全部決めましたし、特にありませんが、WR#19″ジャコビー・フォード”のリターンがあまり出ないのが、不満でした。

 

総評

O#の主力が抜けまくりながらも、十八番のグラウンドアタックでO#を組み立てて勝利しました。(得点した相手はほぼ2ndチームでしたが)

パスO#に関しては、昨シーズンよりレベルはあがっており(昨シーズンが酷すぎただけ)、そこそこの攻撃力は期待できます。このまま行くと開幕戦はジーノでしょう。

逆にこれまでJETSの強みであったDBにいろいろ問題が発生し、対戦相手にエース級のWRが2人以上いたら止めるのはムリな気がしますので、本日4サックを上げたパスラッシュの方に期待します。

 

 とにかく1stチーム同士の時間帯だけで見ると、負けのJETS。負傷者が相次ぐCBがヤバいです。

このまま開幕を迎えると、初戦のレイダース戦はなんとかなっても、パッツ戦は当然として、Week02のパッカーズ戦も勝てる気はしません。

1stチームの集大成となる次週のジャイアンツ戦は、不調のイーライ相手でも安心できるパフォーマンスを見せて欲しいところです。