総評

日本のツィッター民は、ほぼカウボーイズを応援するものの序盤は絶望的な展開。

スーさんの出場停止が無くなったライオンズのパスラッシュが強力で、真正面から2、3人がOLを突き抜けて直接ロモに襲い掛かります。期待のRB”デマルコ・マレー”のランも阻まれ大苦戦。

何も出来ないカウボーイズO#と対照的に、ライオンズはWR”ゴールデン・テイト”の51ydTDレシーブを決め、さらにライオンズは自陣0.25ydというこれ以上は後ろの無い場所に追い詰められながらも、パント時に反則にて1stDownをGET。そして、本来はカウボーイズに止められたはずのドライブでRB”レジー・ブッシュ”がTDランを決めて、好調な滑り出しでした。

 しかし、第2Q以降はカウボーイズD#陣が奮闘し、ライオンズにTDを1本も許しませんでした。ロモの逆転ドライブの功績が大きいように見えますが、実のところカウボーイズD#の良さが一番の勝因でしょう。

 

そして明暗をわけたのが、第4Qの終盤の反則取り消し。3rdDowndでカウボーイズLB”アンソニー・ヒッチェンス”にパスインターフェアランスの反則がコールされるも取り消しになりました。

あそこで反則を取られていたら、そのまま時間を潰され最低でもFGを決められていたので、この取り消しのおかげでカウボーイズは逆転勝利したと言っても過言ではありません。

よほどの証拠が無い限り判定は覆らないのがNFLですが、リプレイで見てもボールを見ずにTE”ブランドン・ペティグルー”へ接触していたので反則を取ったのは間違いでないと思います。

この判定取り消し直後に審判団から説明はなし。後日の説明ではもう一人の審判が反則では無いとしたため、取り消しになったとの事。

 

この判定に動揺したのか、このあとのライオンズのパントはミスって10ydしかとばず、最終的にロモの逆転ドライブに繋がったわけです。

 

この後のライオンズ反撃のドライブで、スタフォードのファンブルをカウボーイズDE”デマーカス・ローレンス”がカバーし、これで決着かと思ったら、このローレンスがリターン時にファンブルし、再びライオンズのO#が再開となるシーンがありました。

この珍プレーで、まだロモの逆転負けフラグがあるのか思いましたが、最後までカウボーイズD#は揺るがず耐え切って勝利するところに、これまでのカウボーイズとの違いが見えます。

 

モメンタムの掴みどころがない試合でしたが、チャンスを拾って見事に逆転勝利を演出したロモに、かつての重要な試合の終盤になると集中力が無くなり試合をぶち壊す姿は無く、次戦のパッカーズ戦も非常に期待できると思います。

 

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:ロモのスタッツはパス19/31回293yd獲得、2TD。

逆転のTDパスを決めた直後に後ろから捕まれて倒れたのですが、うつぶせの状態でTDパスが決まった事を見送ったあと、ニヤケ顔のまま顔をふせて、アザラシのように手をバタバタさせるシーンが印象的でした。

ロジャースと互角以上の勝負をする自信と準備は出来たでしょう。

 

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:スタフォードのスタッツは、パス28/42回323yd獲得、1TD、1INT。

テイトとメガトロンという最強のレシーバーを有しながらも、カウボーイズD#の必至の抵抗に第2Q以降はTDを奪えませんでした。

サンチェスと同期のQBということで、彼には頑張って欲しいですが、JETSに興味は無いかい?