総評

立ち上がりは不調のパッツに引き換え好調のレイブンズ。2TDで一気に14点差開いたときは、もう1TD奪われて3ポゼション差に開いたら勝負ありかと思ったら、そこは直ぐに立て直すのがブレイディ。鈍足を逆手に取ったスクランブルTDで、チームを鼓舞します。

しかし、パッツは第2Qに追いつくも、第2Q終了間際にブレイディがINTを献上し、それを起点にTDを奪われるという、ブレイディ自ら流れを断ち切る失態を犯します。

 

第3Qにも14点差に再び離されて、正直、このままいくと最後にはレイブンズがリードを守って勝つと思いました。

しかし、その状況を一気に変えたのがスペシャルプレー。ブレイディがスイングパスに見せかけたギリギリ後ろに投げたラテラルパスをWR”エデルマン”がレシーブ。そして、そこからまさかの51ydTDパスをヒットさせる高度なプレーを成功させました。

誰しも一瞬、何が起こったが分かりませんでしたが、この秘策が空気を一気に変えて、モメンタムをパッツに呼び込んだ事は明らかでした。

絶望的な点差では無いにしろ、このままでは勝てない空気をベリチックやブレイディも感じ取っていたのでしょう。準備してきた切り札を使うのに、これ以上無いタイミングだったと思います。

 

それにフラッコは動揺したのか、直後のO#でINTを献上。モメンタムにそのまま流されてしまうところが、フラッコが一流になれない所なんでしょうね。

 

それでもフラッコは最後まで粘るのですが、最後4点差をレイブンズが負う展開で、残り1分46秒でタイムアウトも残る状況。なぜか敵陣36ydからエンドゾーンめがけてロングパスを投げてINTを献上し、ほぼ試合を終わらせました。

それまで順調に進んでいて、別に慌てなくても時間を潰しきってTDを奪えばレイブンズ勝利だったのに、Sがエンドゾーンで待ち構える状況でありながら、ロングパスを投げたことが非常に不可解です。去年のプレーオフで49ersのキャパニックが最後に自滅したロングパスを思い出しました。

 

 あと、リーヴィスなんですが、TDに繋がるパスインターフェアランスを犯したり、フラッコのファンブルロストをホールディングで帳消しにしたり、致命的なミスばかりで散々でございました。次、頑張れ。

 

 グロンコウスキーのケガもなく、難敵を撃破したものの、注目すべきがパッツのランがたったトータル14ydなのです。加えて、サックは0回。
結構チームの弱点がモロに出た内容となり、チャンピオンシップも楽な展開にはならないと思います。

 

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:本日のブレイディは、パス33/50回367yd獲得、3TD、1INT。
1TDラン。

ポケットがどんだけ狭かろうが、ギリギリまで我慢してパスを通す根性を見せます。
加えて、今シーズンはスクランブルするシーンが多く見られ、これが結構、勝利に貢献しています。

 

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:一方、フラッコはパス28/45回292yd、4TD、2INT。

この写真、おもろいですね。

 

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:おまけ。
グロンコウスキーのケツがやたら目立った試合でした。

まだ成長していて、ジャージやパンツのサイズが間に合わないのでしょうか。

そして試合中にケツキスという不幸な事故が起こってしまいました。