こんばんワイワイサタデー。放談の時間です。
毎日このコーナーを書く宣言をしたものですから、金曜の飲み会の後にも書かなくてはならない事になり、いまノーミソが機能しておりません。
5日目ですが、ニュースをパクッて感想を書くだけでは、そこらに乱立する2ちゃんまとめサイトと変わらない気がするので、飽きられないようにオリジナル色を出していかねばと考えました。
そこで、少年サンデーの名作妖怪マンガ「うしおととら」が、遅い妖怪ブームに乗っかてか今更なぜかアニメ化されると聞いたので、アニメ化記念に今宵は「新・3大 藤田和日郎マンガ」をご紹介します。
(けっきょく、パクりやん(´・ω・`) )
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1:うしおととら
やはり藤田和日郎先生の代表作といえば、これでしょう。
今の子は知らないと思いますが、斬新なストーリーが当時は珍しく話題になりました。
持ち主に超人的な力をもたらす(ついでに髪も超伸びる)「獣の槍」と、その槍に封じられていた妖怪「とら」に出会った少年「うしお」が、妖怪と戦うストーリーなのですが、「とら」はスキあらば「うしお」を食ってやろうと付け狙う敵。
しかし、互いの目的のためにしょーがなくコンビを組んで戦ううちに、戦友となります。
ヒットした理由はその互いの補完関係のみならず、このマンガのラスボス「白面の者」と呼ばれる超巨大な九尾の狐の正体や、最初は無関係に思えた獣の槍との関係が徐々に明らかになり、ストーリーが加速するという、藤田和日郎マンガ が得意とする長い伏線と長い長い回想が効いた内容となっております。
「うしおととら」と同様に、エレザーレの鎌を持つ「キリオ(人間)と九印(ようわからん妖怪?)」という、主人公らに似たコンビの描写も当時は画期的だったかも。
2:からくりサーカス
「うしおととら」終了からそんなに間も空かずに始まった作品。
しかし、結果的に「うしおととら」の全33巻を超える全43巻の大長編となったため、「うしおととら」のラストを書きながらも、既に続編「からくりサーカス」の構想を練りまくっていた事がうかがえます。
ストーリーは金持ちのボンボン才賀勝[さいがまさる]が、謎の悪党に狙われているところを加藤鳴海と「しろがね」に助けられた事をきっかけに、最後には世界を地獄に落とそうとする人間に仇なす「自動人形(オートマータ)」との長すぎる戦いに巻き込まれていくストーリー。
特徴としてはジョジョのスタンドのように、対オートマータ用の武器として扱われる、様々な操り人形「懸糸傀儡(マリオネット)」の存在ですね。
でも、加藤鳴海は拳法使いで素手で全部やっつけちゃう。
ストーリーがサーカスのように 「第~幕 」というふうに場面が区切られ、同じ人物だけで話が進まず、それぞれの話をチェンジしていき、最後は繋がるという構成。
そして、この作品も「うしおととら」以上に超複雑で長い伏線が張られていて、その伏線回収の回想シーンがめっちゃ長い。
過去と現代を行き来する途中で、この人物は同一人物なのか別人なのか、登場人物の関係性が分からなくなる難しいマンガでもあります。
何より実はラスボスがアノ人だったとは、当時サンデーを読んでいて衝撃でしたな。
3:月光条例
藤田和日郎マンガのタイトルは単純だがインパクトがあります。
ストーリーは、おとぎ話や世界の童話の登場人物が「月打(ムーンストラック)」という現象により狂いだし現世に現れる。
それを正す役目である月光条例の執行者の刻印を偶然受けた「岩崎月光」が、桃太郎やシンデレラ、アラビアンナイトなどの おとぎ話を相手に戦うというもの。
この月光のコンビとなる おとぎ話が「鉢かづき姫」で、私はこのマンガを読むまで聞いたことも無りませんでした。
そしてまたも長い伏線が張られていて、その伏線回収の回想シーンもこれまた長い。回想に一体何巻を使ったか。。。
さらに読んでいて「●●●●」が2人になってしまった経緯が、一発で理解できませんでした。
おとぎ話がテーマという素材は良かったが、どうもキャラにインパクトが薄く、最後の方は打ち切りになった説があります。(それでも29巻もある)
あと、お色気に走りすぎたのがイカンですね。ヒロインが露出しすぎのあげくにマッパになります。
長期連載の連発で藤田先生も「月打(ムーンストラック)」されて狂ってしまったか。。。
というわけで、3大といいつつも、連載した順番に並べただけとなってしまいました。
とにかく「うしおととら」は途中の話をすっかり忘れたので、アニメは録画して古い記憶を呼び起こそうかと思っております。