こんばん輪切り、放談の時間です。

前回のTOPICで話題にした大阪都構想。投票結果はご存知のとおり、賛成694844票 – 反対705585 という予想外の僅差で惜敗。

最近の投票率の低さから、私はわざわざ前回の記事を書いたのに、その心配とはヨソに投票率は約68%と最近の選挙では非常に高い水準でした。

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高齢化社会のさらなる問題

ここまで高い投票率で僅差で競るとは珍しく、これが本来の選挙だと思いました。

これが民主主義。負けは負けなのですが、NHKで流れたあるデータが話題となりました。

大阪都構想 ろうがい 老害

出口調査の結果なのですが、20代~40代と60代は賛成を上回るのですが、70代の反対が上回り、これが敗因だというデータです。

若い世代は賛成多数なのですが、高齢者が今の行政サービスが自分ら不利に変えられる恐れ+高齢化社会で高齢者の数が多いという事で、選挙というものがそもそも若い世代に不利になっているのです。

老人の方が比較的にヒマだから選挙にみんな行くというのも否定できない要因でしょう。

 

この結果の怖いところは、「投票しても高齢者側が勝つ」という意識が若い世代を余計に投票から遠ざけないかという事です。

そして政治はこの結果から「老人をヨイショすれば選挙に勝てる」という方向になり、老人優遇の政策ばかりが進み、ますます少子化問題という真の問題の解決がされない悪循環のスパイラルに陥ることです。

 

この問題、実は昔から議論はされており、対策として「有権者の年齢を下げる」とか、「高齢者の1票の重みを減らす」などの事が言われております。

本当に高齢化社会において、選挙というものの公平さを保つためには「高齢者は1/2票にする」など世代のバランスを考えるべきかと思いますが、既に高齢者が不利になるような事は決して通らない世になってしまっているのも、大問題なのです。

 

しかしながら、橋下さんは残念です。今の政治家にこれほどはっきりとした人はいなかっただけに。

最後の記者会見も潔く、いい顔をしてました。

最近のうちわ問題やら事務所費の不正が発覚してもダラダラと居続ける政治家や、辞めるにしてもハッキリしないのを見てるので、珍しいものを見ました。

 

橋下さんは記者会見で「自分のような嫌われる政治家はワンポイントだけで長続きしない。政治家はみんなに好かれる人が技量があり、自分には無かった」と言っておりますが、そのとおりだと思いますね。それでも7年以上続いたことは評価すべきでしょう。

住民投票を切り出すには時期も早かった気がしますね。もっと問題が表面化し住民の不満が高まった時に仕掛けるべきだったかもしれません。

しかし、これだけ僅差だった結果は大きなものを残したでしょう。

 

私にいろいろ反対意見もあるでしょうが、私は単純に若い世代が安心して暮らせてNFLを楽しめる世になる事を望むだけです。

さて、明日から何を書こうかな。(・ω・)