総評

チーフスがレギュラーシーズンから続く11連勝で、22年ぶりにプレーオフに勝利!!それよりスゴイ記録が、プレーオフにてホームチームが完封負けするのは48年ぶりという、テキサンズは半世紀ぶりにわたる超不名誉な記録を打ち立てました。

 

両者D#が強い者同士の試合で、まず流れを掴んだのがチーフスのRB”ナイル・デービス”がプレーオフ1発目キックオフでリターンTDを決めた事でしょう。

このシーン、最初の集団を抜いた後はほとんどブロッカーがいない上に、最後の砦となるキッカーまでいない。まさかリターンしてくるとは思わず油断していたのか?

この後、両者O#が進まない状況となり、前半はTDが無い上に、テキサンズのQBはプレーオフ初登板の”ブライアン・ホイアー”でしたので、この先制パンチは相当効いたと思います。

 

チーフスはFGで得点を積み重ねる一方、テキサンズのQB”ブライアン・ホイアー”はチャンスにファンブルロストするわ、前半最後にはINTされて当然のロングパスを投げこむわで、前半だけで4ターンオーバーを与える大乱調。

特にエンドゾーン手前まで進み、O#にDE”J.J・ワット”とDL”ビンス・ウィルホーク”を加え、ワットがワイルドキャットを行う 勝手な通称『ワットキャット』なるスペシャルプレーを出すも、ロス。しかも、その後にホイアーがINTされるので、テキサンズO#は目も当てれない。

 

ツィッター上では後半からQB交代を求めるファンの声が多数上がるものの、テキサンズはホイアー続投。だがしかし、ホイアーは全く期待に全く応えられないどころか、テキサンズは、D#の要であるJ.J・ワットが股関節を負傷し、サイドラインに下がるアクシデントが発生。

 

チームの柱となる選手が抜けたテキサンズD#は集中がキレてしまったのか、とうとうチーフスO#にTDを与えてしまい、テキサンズO#も打開策を見つけなければならないが、ホイアーがシンプルに酷い。

敵陣に進んでもファンブルロストし、さらに投げ込めばインターセプト献上。サイドラインでは、バックアップQBウィーデンが準備する姿が見られるものの、テキサンズは最後までホイアーを下げずに無得点でホイアーと心中という最悪の結果となりました。

 

ジェッツを倒したテキサンズのD#力はさすがでしたが、ホイアーがターンオーバーするたびに、期待に胸を膨らましていたファンの顔がどんどん蒼白していき、最後は頭を抱えるという絶望的な光景は地獄絵図でした。

私も「早くQB変えろ」と、言ってたクチなのですが、同じようなレベルのウィーデンやイェーツに変えたところで敗北は免れなかったでしょう。ただ、完封負けは防げたかと思います。

 

一方、すっかりチーフスの顔となった、日本版通称『アスミス』ことQB”アレックス・スミス”は相変わらずのショートパスの正確パスで試合を組み立て。ミドルやスクランブルで強力テキサンズD#を翻弄し、ワットが離脱したスキにTDを上げて、モメンタムを掴んでワンサイドゲームにしました。

 

アスミスは、49ers時代に失態を犯したわけでないのに、負傷で抜けた間に活躍されたキャパニックに先発を奪われる不遇な時代もありました。しかし、アスミスはチーフスに移籍して認められ、逆に今はキャパニックは信用を失って降格させられるという事態となり、時の流れを感じますね。

 

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:アスミスのスタッツは、パス17/22回190yd、1TD、1INT。ラン27yd。
得意の成功率の高いショートパスに、最近はスクランブルでも稼いでいます。

このまま負け無しでスーパーボウル制覇も期待させる幸先のよいスタートとなりました。