総評

試合前のアップでは互いが接触しないように厳戒態勢が取られるほど、仲の悪い2チーム。試合中もかなりヒートアップして険悪なシーンもありました。

 

ベンガルズのO#がダルドンの代役、QB”A.J・マキャロン”のためロングを投げれば失速してINTを献上したり、敵陣に入っても押し込まれたOLに押されボールがすっぽ抜けてファンブルロストするなどで、まったく得点に結びつかず。

しかし、スティーラーズO#もベンガルズの硬いD#と大雨に阻まれ苦戦するが、徐々に得点を積み重ね第3Q終盤には、15-0 でスティーラーズがリードします。

 

a_j_macharon_bengals月亭方正(山崎方正)似のQB”A.J・マキャロン”には、試合終盤に入っても全くミラクルを起こす要素は見えず、このまま先のテキサンズと同様に、ベンガルズは完封負けの空気すら流れますが、ある事がきっかけで大逆襲がはじまります。

それは、第3Qの最後にロスリスバーガーがOLB”ボンタゼ・バーフィクト”のサックを喰らったさいに肩を負傷し、ロッカールームに下がったこと。

QB一人がフィールドから消えただけで、ベンガルズはお通夜のような空気が吹っ飛び、選手もファンもみなギラギラしだす。 それはロスリスバーガーの存在がいかに脅威であったを表すシーンでした。

それだけで、これまで全く点が取れなかったベンガルズが反則の手伝いもあり、たった4プレーでTD! 本当にモメンタムとは恐ろしいものです。

 

その後のスティーラーズのQBは”マイケル・ヴィック”はインアクティブのため、本来は3rdQBの”ランドリー・ジョーンズ”が出てきたものだから、さらに獲物に飢えた虎の勢いは増す!

スティーラーズO#は敵陣にも入れない一方、ベンガルズO#は覚醒してFGを決め、さらに2ミニッツ切ったところで待望の QB”A.J・マキャロン”からWR”A.J・グリーン”へのA.Jホットラインで見事なTDを奪い、2ポイントは失敗するものの、16-15 の逆転成功!!!

スティーラーズの返しO#もさきほどロスリスバーガーを退場させたOLB”ボンタゼ・バーフィクト”が速攻でINT!!これでもうベンガルズの勝ちは決定!!

鉄板の1回戦負け記録が終了するのは残念なものの、スティーラーズへJETSのプレーオフ出場を間接的に阻まれた恨みを晴らしたぜ!!
ヘ(゜∀゜*)ノ

 

と、、正直思ったんですけどね。。残り1:36。なぜ時間を潰したら勝ちの状況で、ベンガルズRB”ジェレミー・ヒル”はファンブルロストするねん・・・。敵陣26ydだからニーダウンでもいいし、ボールセキュリティにさえ集中すりゃ、時間潰してFGで十分勝利だったのに、何をいきったランしてファンブルロストしてんねん、ドアホ!
ヽ(`Д´)ノ

本当に1プレー目でファンブルロストしたのが痛すぎました。これがせめてスティーラーズにタイムアウトを使わせていた3rdDownなどでしたら、後に反撃されることはなかったろうに。

 

まぁ、スティーラーズは残り1:23で自陣9ydからFGレンジを目指さねばならないので、今日のベンガルズのD#なら下級QB相手に大丈夫だろうと思いきや、ここで大魔神ロスリスバーガーが復活!!

瀕死の状況とはいえ、ロスリスバーガーがフィールドに戻るだけで、スティーラーズ全体に気迫がみなぎるものだから、ベンガルズD#には動揺が走ります。

 

タイムアウト3回使わせて敵陣47ydで残り22秒。ちょっと進ませてもフィールドでダウンさせたらFGを蹴る余裕を与えず勝ちなのに、さっきまで大活躍していたOLB”ボンタゼ・バーフィクト”がレシーバーへヘルメットから当たり、アンネセサリー・ラフネスの反則を取られて15ydの罰退。

まだ、これだけなら32yd地点まで進んで50ydのFGトライだったのに、CB”アダム・ジョーンズ”がこの判定に熱くなって つっかかったため 、アンスポーツマンライク・コンダクト を取られたために、さらに15yd進んで18yd地点で35ydFGトライ。

これを当然のように決められ、ベンガルズは勝ち試合を自ら放棄して大逆転負けだから、ベンガルズファンは目も当てられない。
(TωT)

 

熱くなりすぎ自爆3連発でアリエナイ大逆転負けをし、またもプレーオフ1回戦で敗退のベンガルズ。 数字には出ないチームのクォリティ―が最後に露呈しまくった感があります。

プレーオフ出場を合わせて、これはスティーラーズが 強運すぎるのか?それともベンガルズの1回戦脱落が鉄壁すぎるのか?とにもかくにもベンガルズは練習に座禅の時間をいれるべきでしょう。

 

la-sp-steelers-bengals-20160110-rs:エンドゾーンでボールを取った後、前転しながら足にボールをはさむ、異次元なTDシーンもありました。