頭脳派QB vs 超天然QB
昨シーズン途中からビルズの先発に昇格したQB”フィッツ・パトリック”。
チームはPO進出に絶望的な状態にありながら彼の目は生きており、スクランブルも最後はスライディングせずに相手D#に体当たりしてまでヤードを稼ぐ。

「このヒゲオヤジの気迫はなんなんだ?」と、驚異を感じていましたがそれが見事に的中しました。
今シーズンのビルズは快進撃を続けて、パッツに8年ぶりに勝利し現在AFC東の首位。

一方、近年は2年連続チャンピオンシップに出場している我らがJETSは、ロード3連敗が響きましたが、なんとか首位に1勝差で食らいついております。

そしてBYE空け1発目にビルズとの直接対決を迎えました。今シーズンのターニングポイントとなる試合になるには間違いないでしょう。
負けられぬ戦いがここにある!!

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▼インジャリーリスト

Name Position Injury Practice Status Game Status
NYJ
Plaxico Burress WR Low Back Limited Participation in Practice Questionable
Mike Devito DT Knee Limited Participation in Practice Questionable
Kenrick Ellis DT Ankle Limited Participation in Practice Questionable
Isaiah Trufant CB Hamstring Limited Participation in Practice Questionable
Marcus Dixon DT Knee Full Participation in Practice Probable
David Harris LB Ankle Full Participation in Practice Probable
Nick Mangold C Ankle Full Participation in Practice Probable
Calvin Pace LB Groin Full Participation in Practice Probable
Ropati Pitoitua DE Knee Full Participation in Practice Probable
BUF
Demetrius Bell T Shoulder Did Not Participate In Practice Out
Kyle Williams DT Foot Did Not Participate In Practice Out
Aaron Williams CB Chest Limited Participation in Practice Out
Chris Hairston T Ankle Limited Participation in Practice Questionable
Chris Kelsay LB Calf Limited Participation in Practice Questionable
Ryan Fitzpatrick QB Chest Full Participation in Practice Probable
Donald Jones WR Ankle Full Participation in Practice Probable
Johnny White RB Illness Full Participation in Practice Probable
Andy Levitre G Shoulder Limited Participation in Practice Probable

→前回爆発のバレスおよびDLが傷んでおります。フレッド・ジャクソンを何としても止めねばならんのに、これはイカン。
ビルズ側は、NT”Kyle Wiiliams”が前回に続いてOUTで、またもNTにドラ1”マーカス・ダレウス”を起用する9サック布陣できます。
LTが先発がOUTでバックアップも傷んでいます。ここがウィークポイントか。

▼どうなるビルズ戦
忙しいので、細かい情報は置いておいてザっと整理。
とにかく止めねばならないのがRB”フレッド・ジャクソン”。トータル721ydを走ってリーグ4位の獲得ヤードを記録しており、これはグリーンとトムリンソンのラン総数を足してもかないません。

ドルフィンズ戦、チャージャーズ戦と一時期よりはランD#がマシになっているとはいえ、まだランD#はリーグ25位。ビルズはランの強さを武器にスプレッドO#を展開してくるので、まずこやつを止めねば勝負になりません。

ランさえ止めりゃINT数の多い”フィッツ・パトリック”に対して、リーヴィスがエースをカバーしてプレッシャーをかけて、いつもどうり追い込みたいところですな。

WR”リー・エバンス”が抜けた後のエース”スティーブ・ジョンソン”にリーヴィスがつくと思いますが、スタッツを見ていてもRB”フレッド・ジャクソン”がレシーブでも上位に食い込みつつ、週替わりでいろんなレシーバーが活躍してるような雰囲気でレシーバーのコマが揃っている感じです。
加えて、昨シーズンドラ1のスピラーもレシーバーとして投入してくるので、パッツ並にカバーする相手を絞りにくいでしょうね。

だが、そのパスを投げるQBはブレイディでなくフィッツ・パトリック。
ハーバード大出身の超頭脳を持つQBですが、確実に理詰めな頭だからこそライアンのD#にハマリやすいかもしれません。

先週チャージャーズ戦もリバースに”ビンセント・ジャクソン”からリーヴィスのカバーが外れたと見せかけて、喜んでジャクソンに投げたところに罠をはって、見事に2INT奪いました。
とにかくランをとめて、パスを投げざるえない状況に持って行きハメる事に期待です。そしてプレッシャーをかけるには古巣ビルズで苦渋を舐めて、JETSで再起を図るメイビンの力がどうしても必要ですね。やったれメイビ~~ン!!

で、JETSのO#ですが先週同様にサンチェスが初っ端からOLに守られてリズムを作れればイケます。
しかし相手はレッドスキンズ相手に9サックを記録した血に飢えたパスラッシュ。とくにNT不在のためにNTに入ったドラ1”マーカス・ダレウス”が先週は2.5サックを記録し、NTの方が機能するんじゃなかと思うぐらいマルチな才能をみせております。

しかし、そんな若造にC”ニック・マンゴールド”が好き勝手させるワケがない。あとLT”ウェイン・ハンター”がドルフィンズ、チャージャーズ戦ともに素晴らしいブロックを見せて進化が見られます。
加えてLG”マット・スローソン”も進化中。この2つのポジションはかつて”アラン・ファニカ”と”ダミアン・ウッディ”というプロボウルかつSBリングをいっぱい持つ超ベテランが埋めていたポジションであり、それに追いつくまいという勢いで成長中です。

とにかく上り調子のランに乗っかって、サンチェスが序盤から落ち着いて投げれる環境を作ることが大事ですね。

サンチェスといえば今シーズンは1試合に1発は決めるロールアウトからの超ロングパス「サンチェス砲(勝手に命名)」が出ておりません。
やはりバレスはWR”ブレイロン・エドワーズ”ほどDBをちぎる足は無いのでしょう。つまり今シーズンはサンチェスの1発には期待できぬ状況です。とにかく1発が無い以上、リードしながらミスが無いように刻んで行って、時間を使う展開が望ましいです。

余談ですがサンチェスって成績悪いのに勝てるQBである理由の1つに、勝ち試合を壊さないという特徴があります。
“●ニー・ロモ”や”フィリップ・リ●ース”のように勝利1歩手前でファンブルしてブチ壊す事は確実に無いのが救いですな。

あと、新リターナーのマクナイト vs 旧リターナーのブラスミの対決も楽しみ。ブラスミは当然、古巣と初対戦であり、ビルズでのパフォーマンスにも注目です。

不利な事にビルズはホーム無敗、JETSは逆にロード全敗。しかも今シーズンは新CBAのおかげで4日連続の休暇を義務付けられており、BYEあけのチームが負ける傾向でデータ的にかなり敗戦濃厚です。
しかし、今までどんだけの逆境を覆してきたJETSです。ビルズ、パッツにスカッと連勝してAFC東の首位をGETしたいものです。

今週の勝利への金言
ハーバード大を卒業してアメフト選手になるなんて、私が親なら確実に止める
以上