常勝軍団らしからぬ
パッツがほぼ地区優勝を手中に収めたと言っても、上位シードを狙う戦いは続きます。
今回のパッツの相手はプレーオフで何度も死闘を繰り広げてきたレイブンズなのですが、予想外の事態で自らピンチを招きました。
今週のAFC東はどない?
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ペイトリオッツ 30-23 レイブンズ
序盤から珍プレーが目立つ試合となりました。
例えば、パッツのD#がファンブルリカバーしたのに、通りすがりの味方がひじに接触したためボールを手放してターンオーバーが無しになったり、パントをエンドゾーンギリギリで止めようとしたら間違って蹴り込んでタッチバックになったりなど、常勝軍団とは思えない現象が発生します。
極めつけが、後半にパッツが2ポゼッション差以上をつけてリードし、このままパッツ勝利かと思ったら、CB”サイラス・ジョーンズ”がパント処理に失敗し、足に当たったパントをレイブンズにカバーされます。レイブンズは敵陣3ydからO#開始で、アッサリとTDを奪い、23-10と13点差。
次にWR”マシュー・スレイター”がリターン時にファンブルロストしてしまい、これもレイブンズに敵陣深くからのO#を渡してしまいます。
このターンオーバーでもレイブンズにTDを決められ、数分で6点差に詰め寄られる予想外のピンチを招きました。
しかし、ST失態のケツを拭くのもブレイディ様の仕事。さらにレイブンズにFGを決められ3点差までに詰められた直後に、ブレイディはWR”クリス・ホーガン”へ79ydかつキャリア450回目のTDパスを決めて、再びリードを広げます。
ラストはリードしているにも関わらず残り13秒から4thDownギャンブルを成功させ、レイブンズに追撃のスキを与えずトドメを刺しました。
強敵レイブンズを粉砕したパッツでしたが、レシーバーがどんどん居なくなる上に、STが足を引っ張る展開に、ファンは不安を隠せないでしょう。
ドルフィンズ 26-23 カーディナルス
大雨の中でタネヒルがスナップをこぼしたり、ラテラルパスを暴投したりと乱調気味なものの、カーディナルスもターンオーバー祭りやFGミスがあり、ドルフィンズがD#の粘りで終始リード。
しかし、第3Qの終わりにタネヒルが足もとからサックされ、足を負傷する事故が発生。
この直後にカーディナルスの猛反撃にあい、2シリーズ連続でTDを奪われ、スコアは23 -23 の振り出しに戻ります。
しかし、最近はD#とSTで勝利するドルフィンズなので、ラスト1秒にさよならFGを決めて、ギリギリ勝利!!まさに最近のドルフィンズの勝ち方です。
ドルフィンズは、先週レイブンズにボコボコにされましたが、今回はカーディナルスのエースWR”ラリー・フィッツジェラルド”をわずか12ydに抑えてD#の立て直しに成功しました。
しかし、タネヒルの足の負傷は、シーズンエンドするほどの重傷ではないものの、次戦は欠場する可能性が出てきました。ドルフィンズは、プレーオフ経験もある元テキサンズのQB”T.J・イェーツ” と既に契約しております。
そして、C”マイク・パウンシー”がIR入りしてシーズンエンドとなり、プレーオフ戦線に残るものの前途多難な状況です。
ビルズ 20-27スティーラーズ
相変わらず悪天候がウリの魔境ラルフウィルソン・スタジアム、改めニューエラ・フィールド。
雪には慣れているはずの ベン・ロスリスバーガー 0TD、3INT と大苦戦を強いられます。
しかし、RB”レベオン・ビル”が爆発し、236yd獲得3TDの無双ぶりを見せて、スティーラーズがビルズの追撃を振り切って勝利しました。
ビルズはテイラーのパスが出なかったことが敗因でしょう。地上戦をウリにしているとはいえ、要所でパスを決める能力が無ければ勝てません。
これでビルズもほぼシーズンエンド。Week17の最終戦で戦いますが、完全なる消化試合になってしまい悲しいです。
今週のAFC
もはやパッツの地区優勝は決まったも同然なので、今週からディビジョン全体に目を向けます。
Division Leaders |
W |
L |
T |
DIV |
CONF |
Patriots |
11 |
2 |
0 |
3-1 |
8-1 |
Chiefs |
10 |
3 |
0 |
4-0 |
7-2 |
Steelers |
8 |
5 |
0 |
2-1 |
6-3 |
Texans |
7 |
6 |
0 |
4-0 |
5-4 |
Wild Card |
W |
L |
T |
DIV |
CONF |
Raiders |
10 |
3 |
0 |
2-2 |
7-2 |
Broncos |
8 |
5 |
0 |
1-3 |
5-4 |
In The Hunt |
W |
L |
T |
DIV |
CONF |
Dolphins |
8 |
5 |
0 |
2-1 |
5-4 |
Ravens |
7 |
6 |
0 |
4-0 |
7-3 |
Titans |
7 |
6 |
0 |
1-3 |
4-5 |
Colts |
6 |
7 |
0 |
2-3 |
4-6 |
Bills |
6 |
7 |
0 |
1-3 |
3-6 |
Bengals |
5 |
7 |
1 |
2-2 |
4-5 |
Chargers |
5 |
8 |
0 |
1-3 |
4-5 |
Eliminated |
W |
L |
T |
DIV |
CONF |
Jets |
4 |
9 |
0 |
1-2 |
3-6 |
Jaguars |
2 |
11 |
0 |
1-2 |
1-8 |
Browns |
0 |
13 |
0 |
0-5 |
0-9 |
今シーズンはAFC東以外の僅差の首位争いが面白いです。
そして第6シードの奪い合いも熱いですね。ブロンコスとドルフィンズが同率で争うものの、すぐ後ろに7勝チームが迫っており、まるで蜘蛛の糸です。
そして、ある意味で最も気になるのが、未だに無敗のブラウンズ!!
ライオンズ以来の2度目となる16試合制全敗、いわゆる逆パーフェクトが現実味を帯びてきました。
ブラウンズの残り3試合の対戦相手は、ビルズ、チャージャーズ、スティーラーズ。スティーラーズはともかく、ビルズ、チャージャーズのプレーオフ出場は ほぼ絶望的で敷居が低いです。
頑張れブラウンズ!いや、頑張るな!うーん、複雑な心境だ!!?
今週のBest of Tweet
みなさんのLIVE観戦のツィートには、お宝ツィートがゴロゴロあるのですが、今週もLIVE観戦できず、決定的なBESTツィートが拾えませんでした。
なので、今週はコレです。
エリオット 顔デカぃ
まさに今季の顔だ!#nfljapan pic.twitter.com/bBBZcC41E3— ないと〓 (@7110pit) 2016年12月7日
大活躍かつ、名前もカッコイイ”エゼキエル・エリオット”ですが、そんな彼のヴィジュアルとのギャップが好きです。
そして、彼の顔を見るたびに「はじめの一歩」の「パパイヤ・ダチウ」を思い出してしまいます。
頑張れパパイヤ・・じゃなくてエリオット!王者はもうすぐだ!
Week15
・ジェッツ vs ドルフィンズ
一足先に日本時間の日曜10:25からキックオフとなる、この試合。
ジェッツファンとはいえ、イルカさんがプレーオフ出場目前なので、イルカさんに勝ってほしいのですが、タネヒル欠場の可能性が高く大ピンチ。
そして、我らがジェッツは空気をよむのが苦手なので、イルカさんの苦戦は必須でしょう。
マジで頑張れ、イルカさん。
・ペイトリオッツ vs ブロンコス
いつもは憎い憎いパッツなのですが、イルカさんが第6シード入りするための障壁となるブロンコスが相手ならば、パッツを応援するしかありません。
ブロンコスは何度もプレーオフ出てるし、昨シーズンはSB制覇もしているので、ファンには悪いですが、たまには席を譲ってよ!
・ビルズ vs ブラウンズ
ビルズのプレーオフは絶望的ですが、ある意味で重要な試合となりました。ブラウンズのシーズン全敗がかかっております。
人の不幸は蜜の味。ブラウンズファン以外はビルズを応援するうえに、ビルズには全敗チームには負けられないプレッシャーがかかります。
さぁどうなる!!
かこつです!
いよいよ日曜日はパッツが最も苦手とするマイルハイのゲーム。シーズン終盤だけに、一つも落とせない試合だけに不安が多いチーム編成になりそうです。
ただし、ブロンコスのO#はそこまで強くないと聞いたので、付け入るスキはあると考えます。
絶対に負けられない試合が、そこにはある。
:ちなNEさん>
ブロンコスは失速しましたね。というか、チーフスとレイダースが鬼すぎでしょう。他の地区なら首位の勝率です。
パッツも主力を大きく欠いており、ブロンコスD#相手に苦戦は必須ですが、今回は応援してます。
JETSは、またも「今度こそ勝ってはならない試合が、そこにある」です。
おぉJETS狂がPatsの応援を!嬉しいですね。
あきこさん>
今回だけですよ。次週はJETSがプライドにかけて、パッツをギッタギタにしますから、ご安心を。
(逆にヤラレると思いますけど)
49ersが負けた以上、ブラウンズも勝つわけにはいかないのでしょう。カウボーイズの連勝は止まってもドラフトレースを突っ走る2チームは止まる気配がありませんね。
匿名さん>
ある意味でスゴイ2チームですね。まさかJETSに劇的な勝利を演出するとは、弱さの次元が違いました。
ブラウンズは変な意地を張らずに、このまま最下位を突っ走った方が得策でしょうね。