これは逆らえんわ

世間は忘れてもバイキングではまだまだ追及する日大の危険タックルから端を発した日大の体制問題。

今回は日大の報復人事に関する実態を明らかにする内容ですが、我らが近藤さんがまたも出演しました。

これだけ地上波の帯番組で近藤さんを見る事ができるのは、今しかありません!

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恐るべき田中理事長の権力。これが報復人事の実態だ!

教職員組合から出された田中理事長の解任などを求めた要望書への回答期限は6月30日。

しかし、日大側からは何の動きもありません。

要望書に関して以前にも説明しましたが、以下の内容となっております。

日大 教職員組合 要望 回答期限

 

  • 内田正人前監督の日本大学常務理事や保健体育審議会事務局長をはじめとするすべての職を解任。
  • 責任ある立場にある同部の部長・副部長並びにコーチ陣を全員解任。
  • 学校法人の定款 根本をなす規則である「寄付行為」を全面的に見直し改定。
  • 5人の常務理事全員を解任。
  • 最高責任者たる田中理事長と教学の最高責任者である大塚学長の解任。

 

内田前監督に関しては、全ての役員を辞任・解任されたとしても、現在は「本部付部長待遇」として日大に席を置いているわけで、これもほとぼりが冷めたら、また要職に復帰する可能性は非常に高いのです。

 

そのさなか、教職員組合の会見で繰り返された「報復人事」という言葉の真意に関して、元日大の教授である”竹内幸雄(たけうちゆきお)”氏”長沼宗昭(ながぬまむねあき)”氏が、田中理事長の報復人事の実態をバイキングの取材に応じて告白しました。

報復人事の実態 元教授の告発

その内容をまとめると

  • 2008年に理事長になった田中氏のほかに理事長候補だった二人が別のスポーツ施設の管理人や寮長に飛ばされた。(ライバル人物を要職から追放。通常の会社なら8階級ぐらい下がるレベル)
  • はっきりと上に自分の意見を言える有能な職員は短期間で異動。
  • 勤務時間に対する発言をした職員を、なぜか全く関係ない部署や学部に異動。
  • 都内であるスポーツで有名な高校のコーチを、そのスポーツの無い高校に異動(上司にそぐわない行動をしたと思われる)。
  • 本来、大学運営に意見する場であるはずの評議委員会では、田中理事長に批判的な意見を述べようとすると「質問は十分だ」などのヤジが飛んでくるため、質問や意見ができない環境。
  • 評議委員会では田中理事長のそばに体格のいい取り巻きがおり、睨んで無言の圧力をかけてくる。絶対服従に近い構造になっている。

 

現在、日大の評議員のメンバーである”筒井隆弥(つついたかや)”氏も取材に応じ、以下のようにコメントしました。

  • 田中理事長には常にご機嫌取りをするメンバーがいる事は明らか。飛ばされた事をいうとまた飛ばされるので耐えるのみ。

とのこと。

そして近藤さんが以前におっしゃっていましたが、付属高校でアメフトの有望選手を日大に進学させなかった有能なコーチを内田元監督がアメフト部の無い高校に飛ばすというケースも、日大OBの電話会見にて告白されました。

 

しかしながら、日大広報部に報復人事はあるのかを聞くと

報復人事はございません。

常に人事は公平を期しております。

と、当然ながら隠ぺいする回答をしました。

報復人事に対して裁判を起こした人間がいないのも、どこまでも報復されるため時間や費用の面からもできない状況なのです。

 

ブラマヨ吉田は

「飛ばされた事を言ったら飛ばされるなら、どこまで飛ばされるかチャレンジして欲しいですね。海外とかあるのか。」

とジョークながら興味深いコメントをしました。

 

近藤さんは

「危険タックル問題の発端となった内田前監督を任命したのは田中理事長ですから、どういう経緯でそうなったのか、今回の件をどう思っているのか、自分への責任というものを自分の口で語って欲しいです。」

とコメントしております。

 

7月末には日大の息がかかっているのは明らかな第三者委員会の7人の弁護士から、今回の事件に関しての結論が出ますが、それは世間に公開するまえに依頼主である日大がチェックします。

その内容に対して日大の指摘が入った場合、弁護士が屈して指摘に従い修正する可能性が高く、中立公正が大原則である第三者委員会すら、そこに中立があるのかは保障できません。

 

そして田中理事長はこれまでスキャンダルが起こるたびにダンマリ作成でスルーしてきましたが、最後に姿を見せるのか、それともダンマリ作成を成功させるのかも気になるところです。

それにしてもバイキングは、見た目や世間のイメージよりもなかなか骨のある番組です。

個人的に近藤さんには、バイキングスのジャージを着て出演して欲しいです。