必要?
ティーボウを獲得し、これ以上無いバックアップを得たJETSなのですが、またしてもQBと契約しました。
それはかつてジャイアンツの英雄”フィル・シムズ”の息子”マット・シムズ”です。

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▼必要なのか?マット・シムズ
JETSは、ジャイアンツにて第21回スーパーボウルを制してMVPを獲得したQB”フィル・シムズ”の息子であるQB”マット・シムズ”をドラフト外で獲得。

ちなみに、”フィル・シムズ”の長男”クリス・シムズ”は2003年ドラフトでバッカニアーズが3巡目に獲得しましたが、ケガにも泣かされ活躍することはなく2010年にタイタンズをクビ。
日の目を見ずに、今はひっそりとパッツでアシスタントコーチをやってるらしいです。

“マット・シムズ”はミニキャンプで強肩を見せつけ、ライアンをうならせていますが、JETSのQBといえば”マーク・サンチェス”、”ティム・ティーボウ”、そして3番手に昨年ドラフト7巡の”グレッグ・マッケルロイ”がいます。
まだ90人ロースターに入れれるとはいえ、「QBは必要なのか?」と思っちゃいますが、1番手2番手が確定している状況において、3番手のマッケルロイのモチベーションを上げるために競わせて成長させるためだと考えれば、アリなんじゃないでしょうか。

あと、”マット・シムズ”の獲得は話題作りにはもってこい。この辺にJETSらしいイヤラシさでてますな。

▼さよなら”チャド・ペニントン”
一部のニュースでしか流れませんでしたが、かつてのJETSのエースQB”チャド・ペニントン”が引退を発表したとのことです。
ペニントンは2000年のドラフト1巡で獲得され、負傷続きながらも2007年までJETSを3度プレーオフに導きました。
2008年にブレット・ファーブの電撃移籍でJETSを解雇され、移籍先のドルフィンズで前シーズン1勝だったチームをAFC東優勝に導くリーダーシップを見せて、2度のカムバック賞を受賞。

だがしかし、JETS時代から怪我に悩まされ続けて、ドルフィンズ2年目の2009シーズンも肩を負傷してシーズンアウト。2010シーズンもバックアップで登場しますが、数プレイで肩を負傷してシーズンアウト。
2011シーズンにはオフのバスケ遊びで前十字靱帯(ACL)を断裂してシーズン全休し、このシーズンはFOXの解説者を勤めました。

そしてこの度、本人がラジオでNFLから引退することを発表したとのことです。

今オフにペニントンはサンチェスの要望で、サンチェスにスパラノO#の指導を行い、彼のノートをサンチェスに預けました。電撃解雇という仕打ちを受けながらも、JETSに残された最後の仕事を終えて引退とは、涙が出てきます。

2000年のドラフトといえば、6巡で獲得されたにも関わらず、今では5度SBに出場し、3度SBを制覇した怨敵”トム・ブレイディ”。
ドラフトで彼より先にPICKされたQB6人を「ブレイディ6」と呼んだドキュメンタリーが製作され話題となりましたが、とうとうブレイディ6の最後の一人であったペニントンが引退し、ブレイディ6は絶滅。NFLの厳しさが垣間見えます。

しかし、ペニントンは優れた頭脳とリーダーシップの持ち主なので、次はコーチとして帰ってきてほしいところです。
私をJETSファンに仕立てたチャド・ペニントン。ひとまずお疲れ様でした。