NFLは全米アスリート達の夢
アメリカのプロレスラーや格闘家を中心に優れたアスリートにアメフト経験者は非常に多い。
「NFL」はファンの数がメジャーリーグの倍以上はいるという全米No1人気スポーツ。
その舞台に憧れて学生時代にアメフトを始めるが、その競争率と敷居の高さに挫折して他の競技にシフトする人がほとんどで、その競争に勝ち残りNFLで活躍する選手達は全米のアスリートの中でもトップクラスの超人ばかりと言っても過言ではないでしょう。
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アメフト経験者はプロレスラーに転向しがち
アメフト経験者の選手は野球にもバスケにもいますが、やはりプロレスラーに圧倒的に多いです。
古いプロレスファンなら誰もが知っている”ブルーザー・ブロディ”はワシントン・レッドスキンズ」入団。膝の故障で3年で引退し、新聞記者を経てプロレスラーに転進。
その相方であった”スタン・ハンセン”もボルティモア・コルツ(現インディアナポリス・コルツ)、サンディエゴ・チャージャーズを引退し教職を経てプロレスラーに転進しました。
かつてアメリカプロレス業界を席巻した「超人類」こと”ビル・ゴールドバーグ”も1990年のNFLドラフトにて、11巡目でロサンゼルス・ラムズに指名されるも、怪我のため契約に至らずマイナーリーグでプレー。その後、アトランタ・ファルコンズで3年プレーした後、引退しプロレスに転向してブレイク。
現在はハリウッドで活躍するWWEが生んだスーパースター”ザ・ロック”(ドウェイン・ジョンソン)
彼もハイスクール時代からアメリカンフットボール選手として活躍し、多くの大学からのスカウト受けその中のマイアミ大学に進学。怪我に悩まされながらも選手として活躍し、全国優勝を果たすほどの選手で卒業後はNFLを目指しますが、指名が掛からずカナダのフットボールリーグCFLでNFL入りを目指すも酷い生活の中、一年ほどで解雇されてしまいプロフットボーラーを断念した経歴を持ちます。
その他”ストーンコールド・スティーブオースティン”や”ジョン・ブラッドショー・レイフィールド”などアメリカンプロレスファンなら誰でも知っているレスラーに元アメフト選手の名が連ねます。
あとはボブ・サップなんかも元アメフト選手という経歴は有名ですね。
逆に他の競技からNFLに挑戦したといえば代表的なのがNCAAレスリングチャンピオンでWWE王座も獲得し、圧倒的なパワーと運動能力でアメリカンプロレス界を制覇した怪物”ブロック・レスナー”
絶頂期にNFLに挑戦するために急遽、引退しました。
体重200Kgを超える相手をトップロープから雪崩式ブレーンバスターや投げっぱなしジャーマンが出来るという信じられない怪力の持ち主でも、2004年3月にNFLのトライアウトを経て一度はミネソタ・バイキングスに入団するものの、開幕ロースター入りはならず同年8月にチームを解雇されました。
あと”花田勝”も大相撲からNFLへの転向に失敗しましたね(=_=;)。
元NFLのトップスター”ジョニー・モートン”が綜合格闘技に参戦
さて、長い前ふり(ほとんど趣味な話)でしたがここからが本題です。
全米の優秀なアスリート達を挫折に追い込む「NFL」で活躍したトップスターが、もし格闘技をしたらどのくらい強いのでしょうか??
NFLで12年間も活躍した”ジョニー・モートン”が2007年に”ダイナマイトUSA”なる総合格闘技大会で格闘家デビューをしました。
知っている人も多いと思いますが彼は”トム・クルーズ”の映画”ザ・エージェント”で本人役としても出演している当時のトップスターです。
その格闘する模様を以下の動画でお楽しみください。
何でもそう上手くいくものではありません。
しかも試合後の薬物検査を拒否したため、カリフォルニア州アスレチック・コミッションから無期限出場停止処分を受けました。
ちなみに”ジョニー・モートン”のポジションはWR(ワイドレシーバー)なのであしからず。
補足:同大会で”ブロック・レスナー”も総合デビューし、アトランタオリンピックの柔道銀メダリストの”キム・ミンス”を1分でボコボコにして勝利しています。
レスナーは先日のUFCでもヒース・ヒーリングを終始圧倒してましたね
モートンは残念ながらあれ以降全く見かけませんが・・・
レスナーはUFCで活躍しているようですね。ヒース・ヒーリングに勝つということは、もうWWEには戻ってこないようで残念です。あのバケモノっぷりをもう一度見たかったです。
かませ犬のはずだった芸人に負けたモートンは全世界にハジをさらして、日の目を見る事はないでしょうね・・・・。しかし続けたとしても”曙”化しそうなので辞めておいて得策です。