俺が法律だ!

いよいよBEST8のディビジョナルプレーオフに突入。

ここからレギュラーシーズンTOPの第1シードが登場し、ワイルドカードの勝者を迎え撃ちます。

 

さっそく前人未到のスーパーボウル3連覇を狙う王者チーフスが登場。

相手は、下馬評を覆してチャージャーズを撃破したテキサンズです。

 

王者相手とはいえ1回戦の戦いぶりから勝利を予感させるテキサンズ。しかしこの試合、個人的にちょっと解せない内容になりました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

テキサンズ

3

3

6

2

14

チーフス

6

7

0

10

23

総評

やはり攻撃力が無いチーフス

チーフスは今シーズンの1試合のスコアが30点を超えた事がなく、本日も23点で勝利しました。

 

最初のオフェンスがビッグリターンと反則で敵陣13ydからの攻撃だったにも関わらずです。

 

とはいえテキサンズのディフェンスが硬く、特にドラフト2023年全体3位のDE”ウィル・アンダーソンJr”2サック決めて、さらにWR”ゼイビア・ワーシー”のリバースを片手で捕まる異常なパフォーマンスに、チーフスファンはヒヤヒヤさせられたでしょう。

 

 

チーフスは得点力が無い=ディフェンスは余裕が無い、という今シーズンは慢性的な負荷をずっと抱えているにも関わらず、よく15勝も出来たなと関心します。

 

ディフェンスは今試合、2022年ドラ1CB”トレント・マクダフィー”のカバーが冴え渡り3パスディフェンス。

2022年ドラ1DE”ジョージ・カーラフティス”が要所でサックを決めて3サック、3ロスタックルと活躍しています。

 

何より計8サックをテキサンズQB”C.J・ストラウド”に浴びせて、オフェンスを封じました。

恐るべしはDC”スティーブ・スパグニョーロ”です。

TEトラビス・ケルシー爆発

毎度お馴染みの恋人”テイラー・スイフト”効果であろうか、レギュラーシーズンはイマイチでパフォーマンスやマホームズとの連携も衰えたと言われていたTE”トラビス・ケルシー”が活躍。

 

 

マホームズも困った時に視界に現れるケルシーに頼り、ケルシーは7レシーブ117yd獲得、1TDでチームトップの成績をあげました。

以下のTDレシーブのシーンは、マホームズが倒れながらヤケクソに投げたと思ったら・・・

 

ケルシー「手は添えるだけ」
(´∀`)

 

これぞマホームズとの絆、いや、愛のパワー。

何にしろケルシー抜きで勝利は無かったでしょう。

悪循環と謎の采配にハマるテキサンズ

テキサンズQB”C.J・ストラウド”はCB”トレント・マクダフィー”のカバーに苦戦し、さらに8サックも浴びて終盤に足を負傷するトラブルもありました。

第3Qまで接戦でテキサンズ勝利を期待させただけに、第4QでチーフスのペースにハマってTDを取れなかったのが致命的でしたね。

 

さらに残り2分切ったところで、入れば1ポゼッション差のFGをブロックされたのも不幸です。

 

 

個人的には第4Qのギャンブルが不可解でしたね。

12-20でテキサンズが8点ビハイド、残り10分。自陣44ydで10ydもあるギャンブルを行って失敗するのです。

もっと点差が開いているか時間が無ければ理解できますが、ハイリスクなギャンブルをするほど慌てる状況では無かったと思います。

 

これに輪をかけてミステリーを招いたのが、残り7:42、自陣11ydの4thDown-6ydでパントです。

自陣深すぎた事もあるでしょうが、さっきより時間が無く短いヤードでパントなら、さっきもパントしとけよと思うわけです。

 

最近、コマンダーズとかギャンブル狂なチームが増えて強さを見せていますが、これはちょっと冷静じゃなかったのかと思いました。

解せないマホームズへの判定

しかし、この試合でのテキサンズのディフェンスがマホームズへの接触で反則を取られたシーンが個人的には納得できないものでした。

 

1つ目が肝心の3rdDownでのラフィン・ザ・パサーのシーン。

 

確実に投げる前から当たりにいってるので、QBへの不正な攻撃ではないと思います。

以前からラフィン・ザ・パサーに関する基準が明確でなく、自分ルールではボールを投げてから1~2秒以内にヒットしたら反則を取らないで欲しいと思います。

 

2つ目がこのアンネセサリー・ラフネス。

 

ヘルメットが当たってるのはディフェンスどうし。マホームズはちょっと手が当たっただけです。

これで15yd罰退ですよ。

 

 

さらに以前からマホームズのスライディングに関して、フェイクスライディングが問題になっています。

ディフェンスはスライディング後のQBにヒットしたら反則になるので、スライディングの仕草をしたらタックルにいけません。

それを利用してスライディングするふりをし、ディフェンスがタックルにいけない修正を利用してスクランブルを継続させるという、悪魔のようなプレーをするわけです。

(ビルズのアレンもですけど)

 

かつて、QB”トム・ブレイディ”のファンブルがパス失敗と判定され勝利したことからタックルール=ブレイディルールと揶揄されるようになりましたが、マホームズに対しても有利に裁定されるマホームズルールが動いている事を感じます。

 

 

  

勝利したチーフスQB”パトリック・マホームズ”のスタッツは、パス16/25回177yd獲得、1TD、0INT。

 

ディビジョナルラウンドで負けた事がなくプレーオフ16勝目は歴代2位”ジョー・モンタナ”に並びました。

(1位はやっぱりブレイディ)

 

ちなみに先週の日曜に妻のブリタニーさんが第3子を出産したそうで、反則制定の話はさておき勝利して何よりです。

 

ついでに、HC”アンディ・リード”はNFL史上4人目の通算300勝をマーク。

このまま前人未到のスーパーボウル3連覇を達成するのか?

 

 

一方、敗れたテキサンズC.J”ストラウド”のスタッツは、パス19/28回245yd獲得、0TD、0INT。

 

両者、インターセプト0、ターンオーバー0。

テキサンズの方が獲得ヤードやタイムポゼッションでかなり勝っていました。

 

明暗を分けたのが反則の罰退ヤード。それだけに裁定に納得いかないところもあったと思いますが結果が全て。

また来シーズンの活躍に期待したいところです。