NFLネットワークと比較しちゃう
コアなNFLファンなら毎シーズン入っている 『NFL ネットワーク』。会員のランクはあるものの、好きなチームの試合が全部見れる上に、試合をプレーのみに編集したモードや、他の試合でTD間近な場合は、画面が切り替わる『NFL レッドゾーン』等もあり、ファンのためにかなり作りこんだ優れたサービスだと思います。
(もっと安けりゃいいのだが)
もはや国境の垣根を取り払う ネットワーク配信サービス が盛んですが、ここにアメリカンプロレスの大手WWE も 数年前から独自のTV局『WWE ネットワーク』を設立し、WWEのコンテンツを配信するサービスを2016年1月5日より、日本でも開始いたしました。
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WWE ネットワーク(WWE Network) どうなのよ?
大昔は、RAWとSMACKDOWNのみならず、月一回の大会であるPPVも J-SPORTS に加入していれば見れたWWEなのですが、日本での人気が過熱すると、PPVは別料金となりました。 まさに現地とおなじ番組毎に料金を取る方式です。
そして、今回のWWE ネットワークの日本スタートにより、PPVの販売はなくなり、WWEネットワークに加入しなければPPVを見れません。そこで、さっそく WWEネットワークに加入いたしました。
その辺りのメリットとデメリットを比較してみると、
メリット
・月9.99ドル(約1,210円*為替で変化)と、PPV1本より安い。
・過去のWWEのPPVのみならず、WCW、ECWのPPV(利権で見れないものもあり)、その他オリジナル番組が多数、見放題。
・PC(Windows/Mac)や、iOS、Android、Apple、Fireタブレット、Fire TVなど多数のデバイスから視聴可能。(後日PS4やPS3にも対応予定)
・検索で好きなレスラーの試合を簡単に発見。
>>まず、値段が毎月PPVを買うよりも安くなった事が大きなメリットです。バラで買うと1本2000円~3000円で、年間セットでも2015年は「17,280円」とかなり高額でした。
しかも、その年のPPVのみならずアーカイブから過去のPPVも見放題かつ、ネット環境があればほとんどの端末から見れるので、長い待ち時間の間に1試合見れちゃいます。
さらに検索機能がいい。番組名はおろか、レスラーの名前を入れると検索結果が一瞬ででます。
試しに、「TAJIRI」で検索すると・・・
今は日本で整体医をやっているが、かつては「日本製丸ノコ」と言われ全米を震え上がらせた(?)タジリ選手のアーカイブが見れるわけです。
しかし!!良いことばかりではない!!!
デメリット
・全部英語(英語・字幕付き)
・RAWとSMACKDOWNが1か月遅れで放送
・ネット環境ありき
・Chrome Cast(クロームキャスト)に対応しろ
>>おそらく、日本のWWEファンにとって一番の壁が、「全部英語」でしょう。グローバル社会に向けての試練だと思えばいいのですが、英語字幕があり、私もPPVを1本みると少しは慣れるものの、やはり会話のシーンは100%把握できません。
しかも日本でWWEがヒットした理由は J-SPORTS で入れる日本語字幕が 非常に優れていた事です。
ロック様の早口で下品なセリフに対応したり、ダッドリーズを播州弁にしたり、それぞれにキャラ付けをしっかりした上で字幕を考えてるようで、それにより日本で盛り上げた功績は高いです。
J-SPORTSでもRAWとSMACKDOWNの日本語字幕の放送は続くものの、RAWは2時間版。そしてSMACKDOWNは1時間のダイジェスト版となり、かなり縮小されます。
そして個人的に大ショックなのが、WWEネットワークのRAWとSMACKDOWN は最新版の放送が1か月遅れです。
私は加入するまでこれを知らず、加入すればリアルタイムでPPVまでの流れを見れると思っていたのに、
なんでやねん!!!
(ノДT)
まぁ、現地のTV局との利権関係もあるのでしょうね。J-SPORTSが縮小版で譲った理由も、これかもしれません。
そして、当然、ネットワークなのでネット環境ありき。場所によっては見れない、もしくは見れたとしても回線が悪ければ、映像が最悪かもしれませんね。
あと、WWEのアプリが Chrome Cast に対応していないようです。私のスマホのAndoroidが古いせいかもしれず、WWEネットワークのアプリが別にあり、これがAndoroid5.0以上に対応してます。
しかし、NFLネットワークはPC版でもスマホ版でも Chrome cast のマークが画面上に出て、TVで快適に見れますが、WWEネットワークはPCサイトでも、マークが出ません。やはり対応はしてないのか・・・・
(※ブラウザを通すのでなく、youtubeみたいに直接ストリーミングしてくれる方)
WWEネットワークは 日本のWWEファンを減らすかもしれない
便利といえば、便利。しかし、WWEネットワークに加入すれば全てが解決というわけでなく、PPVがリアルタイムなのに、RAWやSMACK DOWN が1か月遅れとなるので、PPVまでの時系列がめちゃくちゃになります。
それをフォローするためだけに高額なJ-SPORTSに入り、縮小版を見るというのも、難しいです。
私はNFL ネットワークの 試合のLIVE中継のみならず、すぐにCMカット版を編集する高いパフォーマンス能力を見てるだけに、このWWEネットワークの 加入してるのに、最新の番組を見れない事に、かなりストレスを感じます。
そして『全部英語』という日本人にとって高い障壁が、日本のファンを阻むでしょう。
NFLは別に日本語で実況しなくても試合は見れますし、BSやCSでは日本語で解説。ニュースはNFL JAPAN が日本語でフォローします。
しかし、WWEに関してはやりとりやマイクパフォーマンスが重大なカギを握るため、これをリアルタイムに理解できないとついてはいけないでしょう。私も字幕版のロック様の面白さで、WWEを見始めたクチなので、日本語字幕が無いというのは、日本での事業拡大にかなりのハンデだと思います。
このWWEネットワークの加入数拡大を狙った、日本への戦略は大失敗どころか、ファンの減少を加速させるかもしれませんね。
願うならば、PPVの日本語字幕版を戻してほしいです。
WWE絡みでミシガン大学のイベントで、ブレイディとリック・フレアーの両名も参加したようです。
どちらも”ヒール”の王者ですかね・・・。(私は二人とも大好きですw)
https://twitter.com/RicFlairNatrBoy/status/694925041084014593
ガストンさん>
この写真、先日FBでも上がっていたので見たのですが、「プロボウル行かんと何リック・フレアーと戯れてるねん!」と思いました。
しかしながら、レジェンド級の2人を一気に見れるこのイベントって、凄いですね。特にフレアーなんて、今じゃ見ようと思っても見れないです。
とりえあえず、フレアーはブレイディに噛みつけ。