チームの中で選手が成長し活躍するのは、喜ばしいこと。
しかしプロである以上、活躍すると年棒UPというビジネス面での問題を回避する事はできず、常にその問題がつきまといます。

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“ピート・ケンドール”に”クリス・ベーカー”、最近では”トーマス・ジョーンズ”に”アラン・ファニカ”と金銭的問題によりチームに貢献してきた選手をカットせざるえない状況を繰り返し見てきました。
“レオン・ワシントン”に関しては、昨年から彼のがめついエージェントが実績以上の金額を要求し続け、契約が上手くいかず、最終的にはドラフトでトレードに出されるショッキングな事件が記憶に新しいです。

そして現在はCB”ダレル・リーヴィス”に関して、その問題が浮上しています。
「リーヴィス・アイランド」という言葉ができるほど、昨シーズンの彼の活躍は目覚しく2年連続プロボウルに選出。JETSのパス守備リーグ1位という戦績も彼の功績である部分が大きいです。

出所不明のニュースでリーヴィスが年間平均2000万ドルを求めているというデマが流れましたが、彼がCBとして最高額の契約を結ぶために再契約を求めているのは事実。
現在6年契約の4年目で100万ドルという年棒は見直すべきですが、またも見直す契約額に関してJETSと彼のエージェントの提示額に差が出そうです。
C”ニック・マンゴールド”も契約の見直しを求めており、サラリーキャップが無くなり、昨シーズンにチャンピオンシップに出場しただけに今シーズンは契約の見直しに関する問題が悪化しそうです。

なぜ1年活躍しただけで、折り合いがつかない契約額に吊り上げようとするのかというと、エージェントは選手の契約額の3~5%(記憶ではこのぐらい)もらえるので、選手の意向の面よりもエージェントの欲の部分が非常に大きいのです。チームにとって必要な選手ならば多めに要求してそこから様子を見て下げるほうが得ですから。
チャージャーズのLB”ショーン・メリマン”に関してはエージェントが昨シーズンの実績に見合わない金額を要求したため、どのチームとも契約が上手くいかず、メリマン自身がエージェントを解雇しました。

“トム・クルーズ”の映画「ザ・エージェント」でも、選手やその家族の意向を無視して、金額を吊り上げることを追求する会社を問題視していました。ビジネスなので仕方がない事ではありますが、ファンはスポーツを楽しんでいるので、このような問題で好きな選手がチームを離れざるえない問題はいかんともし難いです。吊り上げる金額に制限を加えるとかしてほしいものです。

[引用:NFL JAPAN]

現地20日、ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック(CB)ダレル・レビスが、現在交渉中である新契約について、CBのリーグ最高給を要求していることが分かった。昨季オールプロに選出されたレビスは、現在リーグ最高のシャットダウンCBと評する声が多いトップ選手。しかし、2010シーズンの年俸はプロ入り時に結んだ6年契約の4年目で、わずか100万ドル(約9000万円)と実績に比べ格安となっている。

24歳のレビスは、「もし、金額が適切なものであれば問題ないし、俺は契約を結ぶだろう。もし、うまく行かずに更なる交渉を行う必要があったら、そうするだけだよ」とコメント。また、「チームも、俺がCBでリーグ最高給の選手になるべきだと思っている。もし、今の俺の状況だったら、みんな最高額より少ない金額で契約したいとは思わないはずだ。ジェッツは俺にとって家族であり、チームを信頼し尊敬している。彼らも俺と同じ気持ちであることを望んでいる」と、リーグ最高給の要求は妥当であると主張する。

また、レビスは、チームが8月のトレーニングキャンプまでに契約問題を解決すると約束したことを明かしている。ちなみに、現在CBのリーグ最高給の選手はオークランド・レイダースのナムディ・アソムハで、昨季3年総額4530万ドル(約40億7000万円)の契約延長を交わしている。他に最近、インターネットでレビス側が1年平均2000万ドル(約18億円)を要求していると報道された件については、どこからそんな話が出てきたのか分からないと否定。
「2000万ドルの契約を結べたらいいけど、そんなことは起こらない。現実に戻ろう」と述べている。