2012シーズン
MC:オードリー&徳島えりかアナ
現地リポーター:生馬アイザック
ジャイアンツ再び編
春日はNFL倶楽部初回で、昨年のSB王者であるジャイアンツを応援する事を断言。
王者だけに、開幕戦は同地区のカウボーイズに敗れるものの、シーズン中盤まではNFC東の首位を独走するジャイアンツに、「そりゃ呪いなんて関係ないわ」とファンは誰しも思った。
Week08まで6勝2敗と順調に折り返すも、春日の呪いはどうやらシーズン後半戦から発揮されるようで、QB”イーライ・マニング”の調子が崩れ出し、ジャイアンツは負け始める。
初の連敗を喫した後は、同地区のレッドスキンズに17-16という接戦の末に惜敗。
ジャイアンツが調子を崩すと同時に、シーズン前半は全く振るわずシーズンエンドかと思われたレッドスキンズが、突如として連勝街道まっしぐら。
カウボーイズもシーズン後半から強豪を僅差で破る強さを見せて、息を吹き返す。
Week15の直前に春日は「紐育 巨人軍」「TEAM KASUGA」と書かれたTシャツを作り、生馬アイザックがジャイアンツを訪問し、Tシャツを届けた。
すると、ジャイアンツはWeek15のファルコンズ戦にて、0-34 という大差かつ、1996年以来の完封負けを喫してしまう。
おまけにレッドスキンズとカウボーイズが勝利したため、3チームが8勝でならび、タイブレークでジャイアンツは3位に一気に転落。
ここぞというところで、春日の呪いは鉄板の強さを見せたのだった。ああ、恐ろしや。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
最終週は同地区で優勝争いをしているカウボーイズvsレッドスキンズというカードが組まれているため地区優勝は消滅。
ワイルドカードへの望みをつなぐために、イーグルスに勝利するも、バイキングスが勝利したためワイルドカードの枠が全て埋まり、前回王者ジャイアンツはプレーオフにも出場できない結果となった。
春日の呪いが全米を震え上がらす日も遠くはないだろう。。
レッドスキンズ無残編
ジャイアンツのプレーオフ進出が無くなったWeek17後のNFL倶楽部にて、春日は13年ぶりに地区優勝を果たしたRG3が率いるレッドスキンズを応援する事を宣言。
レッドスキンズは1回戦のワイルドカードプレーオフで、シーホークスと対戦となった。
レッドスキンズは好調な滑り出しで、第1Qに2TD奪いリードする。
しかし、RG3の右膝に異変が発生。RG3が走れなくなると、レッドスキンズのO#の勢いは全くなくなり、シーホークスが攻守ともに圧倒する。
第4Qまで 13-14 とレッドスキンズは1点のリードを守るものの、逆転されるのは時間の問題であった。
RG3も足を引きずりながらもスクランブルを敢行し、勝利への執念を見せる。
だが。残り5分、スナップミスしたボールを拾うさいに右膝に限界がきたのか、ふんばりが効かず変な方向に曲がりながら倒れる。
命の次に大切とも言えるボールを放置状態で、倒れたまま起き上がれないRG3。このボールをシーホークスD#に拾われターンオーバー。
追加点を奪われた後、RG3はロッカールームに下がり、バックアップQBカズンズに交代するも、時すでに遅し。
結局レッドスキンズの得点は最初の2TDのみで、24-14 で敗退。
RG3から自慢の足を奪うとは、「春日の呪い」が本当の呪いっぽくなったのであった。
ブロンコス道連れ編
レッドスキンズが乗り換えた途端、敗退したので次のイケニエは”ペイトン・マニング”率いるブロンコスとなった。
春日が次に乗り換えたブロンコスはディビジョナルプレーオフでレイブンズと対戦。ブロンコスは28-35とリードし、残り時間は約1分。もはや勝利は目前であった。
だがしかし、レイブンズQB”ジョー・フラッコ”にまさかのロングパスTDを決められ、同点でオーバータイムへ。
ダブルオーバータイムにもつれる接戦となったが、マニングのINTを起点にレイブンズがFGを決めて、大逆転勝利。
当然、春日が乗り換えたブロンコスは敗退。
RG3の足を粉砕し、その次は敵であるフラッコに神がかり的な力を与える呪いの威力がNFLスカウトの目に止まれば、春日がドラフトにかかる日も近いか?(それは無い)
そして、ブロンコスが敗れた直後のNFL倶楽部で、次はファルコンズを応援する事を表明。
果たして今シーズンは何チーム潰せば気が済むのだろうか?
ファルコンズ墜落編
プレーオフに入ってから1週間毎に応援チームを乗り換えて、春日の呪いは猛威を振るう。
次のターゲットは念願のプレーオフ1勝を上げて、NFCチャンピオンシップに進んだ第1シードのファルコンズ。
ファルコンズはディビジョナル・プレーオフでシーホークスの猛追を振り切って、このステージに進みプレーオフでの弱さを払拭したばかりだった。
この勢いに乗って夢のスーパーボウル制覇と行きたいところだったが、ここに来て「呪い」という予想外の障壁が立ちふさがる。
ファルコンズは序盤は攻守ともに対戦相手の49ersを上回り、0-17 と大差をつける。
このままファルコンズが逃げ切るかと思いきや、後からボディブローのように効くのが春日の呪い。49ersも反撃に出て、徐々にファルコンズは追い詰められる。
互いにミスをし接戦となるも、流れはもはや49ers。ファルコンズQB”マット・ライアン”の最後の反撃をシャットアウトして、49ersが28-24 で勝利、ファルコンズは敗退するのであった。
飛ぶ鳥勢いの第1シードのファルコンズをも撃墜する春日の呪い。
これで今シーズンは4チームを葬り去り、この時点で呪いが初めて発動した2010シーズンとタイ記録に並ぶのだった。
残るは試合は、レイブンズ vs 49ers のスーパーボウルのみ。昨シーズンは最後に乗り換えたジャイアンツが春日の呪いを振り切って優勝したのだが、ここでも呪いが効けば、新記録が誕生する。
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レイブンズ危機一髪編
スーパーボウルの対戦カードは レイブンズ vs 49ers という顔合わせとなった。
これは史上初の兄弟HCの対戦であり、レイブンズのLB”レイ・ルイス”が既に今シーズン限りでの引退を発表していたため、スーパーボウルを制覇して引退という有終の美を飾れるかにも注目が集まった。
春日はそのレイ・ルイスのジャージを着用し、レイブンズの応援する事を表明。
NFL倶楽部でも忌まわしき春日の呪いを解くために、現地リポーターの生馬アイザックはブードゥー教の女王”ブリステス・リサ”の元を訪れ、呪いの解く儀式を行い、お守りを授かる。
春日はそのお守りを着用しスーパードームの実況ブースに入り、レイブンズを応援。お守りが効いたのかレイブンズは第3Q序盤までに 28-6 と22点差で大量リードする。
しかし、春日の呪いは後半に効いてくることを忘れてはいけなかった。
突如、スーパードームで大停電が発生し、試合を36分間も中断するスーパーボウル始まって以来の大トラブルが発生する。
しかも、その停電は春日がいる実況ブースを中心に起こったのだった。
この現象は、2010シーズンにオープンしたばかりのメットライフ・スタジアム(当時はニュー・メドウランズ・スタジアム)で、停電を引き起こしたことを思い出させる。
そして停電あけから49ersはこれまでの展開がウソだったかのような猛反撃を開始し、最後にはレイブンズを3点差まで迫る接戦となる。
最終的にはお守りの効果と、レイ・ルイスのために団結したレイブンズが辛くも逃げ切って勝利し、春日の呪いは解かれたかのように思えた。
しかしながら、振り返れば49ersはあの絶望的な大差から大停電をきっかけに追い上げて、最後のドライブでエンドゾーンまであと残り5yd迫った。
スポーツに「たら、れば」は無いというが、もしもプレーコールが1つ違っていれば逆転勝利していた可能性が十分にあっただけに、結果よりも試合内容から春日の呪いは未だ健在であると認知せざる得ないであろう。