ャイアンツ ジャイアントキリング
ディビジョナルプレーオフの最終戦は満を持して王者が登場。
レギュラーシーズンは1敗という無敵の強さで第1シードをゲットしたパッカーズの登場にランボーフィールドが燃え上がる!!

しかし、相手は逆転家系の末裔”イーライ・マニング”が率いるジャイアンツ。
ジャイアンツといえば、2007年シーズンに無敗のペイトリオッツをスーパーボウルで倒した過去を持ち、いわば今のパッカーズにとっては天敵。
パッカーズは連覇に向けてどのような戦いを見せるのか!!?
[SPONSORED LINK]



珍しく序盤からイーライの調子がよく、ジャイアンツは先制FGを決める。
パッカーズも敵陣29ydまで攻めるも、ワイドオープンになったWR”グレッグ・ジェニングス”が絶好のパスをレシーブできずFGで終わる。
今思えば、普段なら決めているだろうこのパスが合わなかった事から、何かがおかしかった。

ジャイアンツは返しのO#でWR”アキーム・ニックス”のラン・アフター・キャッチからTDを決めて7点リードする。
パッカーズは次のシリーズでWR”グレッグ・ジェニングス”が痛恨のファンブルロストをするが、審判団の判定はダウン。
明らかなファンブルにチャレンジするが、ダウンという判定は覆らず。私もこれには頭に来て、ジャイアンツを応援することにする(屮゜Д゜)屮
パッカーズは命拾いしたこのドライブをTDで終わらせ振り出しに戻す。

このラッキードライブで勢いに乗りたかったのか、パッカーズは突如オンサイドキックを敢行。
だがこれは失敗に終わり、ジャイアンツに絶好のフィールドポジションを与えてしまう。
ここで失点するわけにはいかぬ!パッカーズは敵陣21ydに進まれるものの、なんとジャイアンツのFGをOLB”ブラッド・ジョーンズ”がブロック!!
ミスを帳消しにするビッグプレーで試合を盛り上げる。
(°∀°)b

その後ジャイアンツは1本FGを決めてリードするが、逆にハイパーO#を誇るはずのパッカーズのO#が乗らない。
サックを喰らうわ、RB”ジェイムズ・スタークス”やTE”トム・クラブツリー”が次々と落球するわ、おまけにクーンがファンブルロストしてしまう。O#の不調をFS”モーガン・バーネット”のINTなどD#が踏ん張るものの、どうしてもO#がチャンスを活かせない

前半残り15秒でジャイアンツのO#。タイムアウトは0。
もうニーダウンしてもいい感じなのだが、ここにパッカーズD#に油断が出たか。RB”アーマッド・ブラッドショー”の意表をつくランで一気に敵陣37yd。ラスト6秒で外に出て時計を止める。この状況でやることは1つしかない。
イーライはエンドゾーンめがけてヘイルメイリーを放つ!!!なんとこれをWR”アキーム・ニックス”が見事にレシーブし、前半残り0秒でTD!!!!
TDキタ━━━━━∩(゜∀゜)∩━━━━━!!!!
折り返し直前に、この1発は点差にも精神的にもデカイ!!
20-10

後半、気持ちを切り替えて追撃するパッカーズだったが、FG1本を決めるも、やはりレシーバーとの呼吸が合わず王者らしからぬ落球祭り。ロジャース必死のスクランブルも得点には結びつかないどころか、DE”オウシ・ウメニオーラ”に後ろからボールを叩かれファンブルロストする。

第4Q、20-13と1ポゼッション差でジャイアンツがリード。
ロジャースは差を埋めようとするもTE”ジャーマイケル・フィンリー”への絶好のパスも合わず、苛立ちを隠せない。
ジャイアンツも1本FGを決めて、残り7分で再び10点差の2ポゼッション差。いよいよパッカーズ危険な時間に入ってきた。

王者の焦りはプレーにもでる。RB”ライアン・グラント”がラン・アフター・キャッチでタックル喰らったさいに痛恨のファンブルロスト。このボールをエンドゾーン近くまでリターンされ、このチャンスにイーライはWR”アキーム・ニックス”にTDパスを通して、30-13!!
残り時間は6:49。これは王者、絶対絶命!!

ロジャースは自らのロングスクランブルで敵陣に入り、もっとも信頼のおけるベテランWR”ドナルド・ドライバー”にTDパスを通して、30-20!
残り4:46。まだ行ける!!!

だが、全てを賭けたオンサイドキックに失敗。それどころかタイムアウトを使い切ったところで1stDownを更新され、挙句のはてにRB”ブランドン・ジェイコブス”にTDランを許してしまう。

もはやパッカーズに勝機はナシ。またしてもジャイアンツがジャイアントキリング(大番狂わせ)をやっちゃいました。
( ̄∀ ̄)

2012年01月16日 @ランボー・フィールド

1Q 2Q 3Q 4Q OT total
ジャイアンツジャイアンツ (9-7-0) 10 10 0 17 37
パッカーズパッカーズ (15-1-0) 3 7 3 7 20

Stats

[dailymotion]http://www.dailymotion.com/video/xnrvs9_2011-dp4_sport[/dailymotion]
▼総評
ペイトリオッツは慣れているせいか1週間空いても無類の強さを見せたが、パッカーズは逆に歯車が狂ったか、とにかくレシーバーがポロポロとこぼしまくる。
GAORA解説の村田さんも「何かおかしいです」と言い放つぐらい、誰が見てもいつものパッカーズでは無かった。

加えて、意表をついたオンサイドキックや、まだ時間はあるのに4th-5ydでギャンブルをしかけるなど、慣れぬバクチに失敗して、さらにモメンタムを逃す事になる。

勝負を決めたターニングポイントは、やはり前半最後のヘイルメイリーでしょう。
タイムアウト0で、残り15秒。LIVEで見ていた私も実はこの時点でコンビニへ行ってしまったのだ!!( ̄Д ̄;;
(第3Qが始まっての点差を見て思わず「何かあった?」とツィートw)

そのぐらい誰しもが緩むこの状況は、パッカーズD#にとっても例外では無かった上に、折り返す直前で決まる確立なんてゴミ同然のヘイルメイリーを決められた事で、後半への立て直しのプランや気持ちなどが崩れたに違いないでしょう。。

パッカーズは無類の強さで連勝し続け、シーズン後半は負けてもプレーオフには行けるという余裕がさらに勝利を生んでいたのかもしれません。
昨シーズンはギリギリ第6シードに滑り込み、頂点に上り詰めるまで常に一発勝負のチャレンジャー。その時と状況が全然変わって、王者として相手を迎え撃つ立場の上にいきなり強いられた一発勝負のプレッシャーに気持ちが対応出来なかったでしょうか。
(加えて春日の呪い)

「チャンピオンは奪うより守る方が遥かに難しい」「レギュラーシーズンとプレーオフは別の競技」などいろんな格言が思い出されます。
セインツに続きパッカーズとレギュラーシーズンは鬼のような強さを誇った近年の王者が続けて敗退。さて残すは3試合。このドラマの最後にはどのような結末が待っているのか?

:イーライがまたしてもやった。
スタッツはパス21/33回330yd獲得3TD、1INT。序盤から好調かつ、ヘイルメイリーを決めて0秒まで集中を切らさぬ強さを見せる。

この日、ヘイルメイリーをレシーブするなど活躍したWR”アキーム・ニックス”は7レシーブ165yd獲得2TD。
ファブルを誘発し、ボールを逃さぬD#陣の活躍も大きな勝因でした。

:連覇の夢潰える”アーロン・ロジャース”
スタッツはパス26/46回264yd獲得2TD、1INT、1ファンブルロスト。ランでも66yd稼いでこれはチーム1位。
ジャイアンツD#の厚さ以上に、自滅が止まらなかったのが痛かった