合言葉は、ストップ!ペイトリオッツ!

毎年恒例のプレーオフ出場チームの適当紹介です。

新年のプレーオフからNFLを見るというファンも多いと思うので、予備知識程度に役に立てれば思います。

近年のAFCはペイトリオッツかブロンコスしかスーパーボウル(以下、SB)に出場していないので、非常につまらないことになっていますが、若手QBの台頭により、今年こそペイトリオッツのSB出場を阻止できると信じています。

それでは、AFCの猛者どもよ!デテクイヤ!

(高田延彦ネタは、もはや死語だと思っていたら、大みそかのRIZINで復活)

[SPONSORED LINK]

第1シード:カンザスシティ・チーフス

チーフス

やっぱマホームズよ!

(1回戦免除)

何度プレーオフに出ても勝てない名将”アンディ・リード”は、とうとうQB”アレックス・スミス”をトレードし、2017年ドラフト1巡(全体10位)で獲得したQB”パトリック・マホームズ”を先発QBに据える。

これが当たり、マホームズは期待を上回るパフォーマンスを見せて、チーフスはプレーオフ出場を決めて第1シードをGET。

好調の理由はマホームズのみならず、相手DBをぶっちぎる超スピードを持つWR”タイリーク・ヒル”と、「赤いグロンコウスキー」として恐れられているTE”トラビス・ケルシー”の存在も大きい。

 

しかし、エースRB”カリーム・ハント”が11月に女性への暴力問題が表面化し、急きょリリースされた影響は大きい。

かつ、CB”マーカス・ピータース”をトレードに出した影響もあり、リーグトップの攻撃力を得た引き換えに失った守備力がリーグでも最下位クラスになっており、プレーオフを勝ち抜くにはWeek15とWeek16のみに出場したS”エリック・ベリー”の完全復活が不可欠であるが、コンディションは不透明な状況である。

 

「O#が客を呼び、D#が勝利を呼ぶ」という格言があるぐらいD#が重要なNFLにおいて、果たしてセオリーを無視したチーフスのスタイルがプレーオフで通用するのか、注目である。

第2シード:ニューイングランド・ペイトリオッツ

ペイトリオッツ 地区優勝

地区10連覇の影に不安要素アリ

(1回戦免除)

前人未到の10年連続地区優勝を達成し、またもスーパーボウル制覇に挑む常勝軍団ペイトリオッツ。

しかし、ペイトリオッツは連敗しないことで有名なハズが今シーズンは2度も連敗し、ギリギリまでシード争いをすることになる。

かつ、これまでシーズン終盤は無敵に近いチームであったのに、今シーズンは不安定な様子を見せる。

 

原因の1つは現在41歳のQB”トム・ブレイディ”。既にピークは過ぎており、Week16でQBレーディング48.3を記録し、異例の不調を見せた。

加えて、WR”ダニー・アメンドーラ”の後釜として獲得したWR”ジョシュ・ゴードン”の途中離脱や、TE”ロブ・グロンコウスキー”が背中に負傷抱える不安要素がある。

 

しかしながら、WR”ジュリア・エデルマン”やWR”クリス・ホーガン”など、ブレイディの脇を固める主力かつ、昨シーズンのスーパーボウル出場メンバーは健在。

毎度のようにRB陣を入れ替えたものの、どのチームよりもプレーオフへの経験値はズバ抜けており、不調だろうが簡単には負けない事は確かである。

 

果たしてブレイディは自身6度目のスーパーボウル制覇を達成し、ペイトリオッツはスティーラーズの最多スーパーボウル制覇回数6回に並ぶことができるのか?

誰か阻止して!
(;´Д`)ノ

第3シード:ヒューストン・テキサンズ

テキサンズ

まともなQBさえいれば、この結果は当然よん

(1回戦はコルツと対戦)

QB”マット・ショーブ”以来、QBが定着しない大きな問題を抱えていたが、とうとう念願のフランチャイズQB”デショーン・ワトソン”を獲得。

昨シーズンは負傷により途中離脱となったが、今シーズンは開幕3連敗からの怒涛の9連勝で、テキサンズの地区優勝に貢献する。

 

オフェンスは、QB”デショーン・ワトソン”とホットラインを組むリーグ屈指のWR”アンドレ・ホプキンス”の超人的なパフォーマンスが強力。

ディフェンスは、テキサンズの顔であり精神的主柱であるDE”J.J・ワット”が、今シーズンは負傷離脱が無く出場を続けている。そのことが、チーム好調の1つの要因でもある。

 

戦力が充実している今、球団初のスーパーボウル制覇を狙える千載一遇のチャンスと言えよう。

しかし、勝利するとオードリー若林にドヤ顔されるのが、悩みである。

第4シード:ボルティモア・レイブンズ

闇に紛れたダークホース

(1回戦はチャージャーズと対戦)

昨シーズンはプレーオフ出場寸前で、ベンガルズにまさかの逆転TDを喰らって逃したレイブンズ。

今シーズンも最終週まで苦戦するも、スティーラーズから首位を奪い地区優勝を果たした。

 

今シーズンの特徴は、何といってもQBがシーズン途中に、スーパーボウルを制覇した不動のQB”ジョー・フラッコ”からドラ1(全体32位)ルーキーQB”ラマー・ジャクソン”に交代したことだ。

ジャクソンは、今やハイリスクでセオリーから外れたスタイルの瞬足モバイルQBなのだが、チームが彼の強みに合わせて自由に走らせている事が強さの理由となっている。

レイブンズはWeek09まで4勝5敗と負け越していたが、ByeWeekを挟んでフラッコからジャクソンに交代した後は6勝1敗である事から、もはやフラッコの時代は終わったと認めざる得ない。

 

そして、レイブンズ伝統の守備力が復活し、ディフェンスがリーグトップの力を持った事も地区優勝の原動力となった。

強い守備と時間をコントロールする地上戦を合わせ持てば、スーパーボウル制覇も夢ではない。

なんだか行けそうな気がする~♪。

第5シード:ロサンゼルス・チャージャーズ

チャージャーズ

サンディエゴとは違うのだよ、サンディエゴとは!

(1回戦はレイブンズと対戦)

2017年に新HCに元ビルズOCの”アンソニー・リン”を迎え、本拠地をサンディエゴからロサンゼルスに移転し、心機一転したチャージャーズ。

移転2年目にして、同地区に第1シードのチーフスがいるにも関わらず、最後まで首位を競り合う強さを見せる。

好調の原動力は、大ベテランQB”フィリップ・リバース”のパフォーマンス。

スーパーボウルを2回制しているQB”ベン・ロスリスバーガー”とQB”イーライ・マニング”の同期ながら、1回もSBの舞台にすら立てていないのだから、SBに対する執念と情熱は計り知れないだろう。

そして、年齢的にこれがリバースのラストチャンスと思ってもいいだろう。

 

オフェンスは、リバースとホットラインを組むWR”キーナン・アレン”が強力で、さらに長年共に過ごしてきたTE”アントニオ・ゲイツ”の存在も忘れてはならない。

ランではRB”メルビン・ゴードン”が地上戦の要となる。地味ながらテキサンズの”J.J・ワット”の弟であるFB”デレク・ワット”も注目しておこう。

 

ディフェンスは昨年までのサックリーダーながら、今シーズンはWeek11から登場したDE”ジョーイ・ボサ”がプレーオフでどこまで暴れるかに注目。

とにかく、リバースにスーパーボウルに出場して欲しいという一心で応援したいチームである。

第6シード:インディアナポリス・コルツ

コルツ 

帰ってきた10年に1人の天才

(1回戦はテキサンズと対戦)

近年、QB”アンドリュー・ラック”が負傷を抱えてチームは低迷するも、今シーズンはラックが完全復活。

オフシーズンにペイトリオッツOC”ジョシュ・マクダニエルズ”がコルツへのHC就任を当日にドタキャンしてペイトリオッツに戻るという一大事件が発生するも、昨年の覇者イーグルスのOC”フランク・ライク”をHCに据えて新体制を作った。

シーズン序盤に4連敗し絶望的な状況になるも、ラックとライクがフィットするや否や、シーズン後半は連勝を重ねて、4年ぶりのプレーオフ進出を果たした。

 

特徴はやはりQB”アンドリュー・ラック”の完全復活だろう。もはや昨シーズンの「復活するする詐欺」は無くなり、治療のために急にヨーロッパへは行ったりしない。

変なミスはするものの、逆転劇を生み出す粘り強さと爆発力は健在である。

 

オフェンスはWRの”T.Y・ヒルトン”と”エリック・イーブロン”の強力な2枚がラックを支える。ドラフトで補強したOLの堅牢さにも注目だろう。

 

ディフェンスではタックル数1位のドラ2ルーキーOLB”ダリウス・レナード”と、2017年ドラ1のS”マリク・フッカー”に期待したいところ。

そして、ペイトリオッツ時代にクラッチキッカーとしてSB制覇に大きく貢献したK”アダム・ビナティエリ”の存在も、プレーオフでは無視はできないであろう。

 

プレーオフのオープニングマッチで同地区テキサンズとの対戦となり、初っ端から熱くなりそうだ。