ショッキングすぎるニュース

本来なら「今週のAFC東」を書いているところですが、衝撃的なニュースが入りました。

JETSファンのリーダーともいえるファイヤーマン・エドが引退を発表したのです。

[SPONSORED LINK]

 

▼ファイヤーマン・エドとは?
知らない人に先に説明しておきます。ファイヤーマン・エドとは本名”エド・アンザローン”という地元の元消防士で、1975年からJETSのファンを続けているという、これ以上ない熱狂的な現在53歳のJETSファンのおじさん。

「ファイヤーマン・エド」と名付けられたのは1991年頃にESPNのアナウンサーが名づけたとの事。

彼の先導の元、スタジアムのファンが一体となりJETS名物である「J-E-T-S!JETS!JETS!JETS!」のチャントを大合唱で行う、JETSには不可欠な存在です。当然、ホームゲームの時はテレビクルーも彼の位置をチェックします。

マスコットキャラのいないJETSにとってはマスコット、いや、それ以上の存在であり、NFLで最も有名なファンでしょう。

 

▼引退の理由とは?
この度、引退となった理由と考えるとサンクスギビングの酷すぎる大敗が頭をよぎるでしょう。
試合の中継を見た人には分かると思いますが、第2Qに大量失点した時にエドが地蔵のように凍りついているシーンが抜かれました。
そして、エドは試合を最後まで見ることなくスタジアムを後にしたとの事。

しかし、引退の本当の理由は別にあるようで、エドは「メトロ・ニューヨーク」のコラム欄にて、最近のJETSファン同士による醜い対立に苦言を述べております。

エドのジャージのNoは42なのですが、2010年からサンチェスのNo6も着用しており、JETSの不振から心無いファンは、エドにヤジを飛ばしたり、トイレや駐車場で言いがかりをつけられる事もあるという。
さらに「エドは球団の関係者で、給料をもらっている」という勘違いしているファンもいるそうです。

はっきり言って今シーズンのチーム状況なんてマシです。エドは4勝28敗という最悪なシーズンも経験しております。
(ファンとしては新参者の私だって、開幕早々にペニントンとバックアップQBが同時にシーズンアウトして、ボーリンジャーという意味不明なQBが出てきたあげくに、テスタバーディーを掘り起こすという絶望を通り越したシーズンを見てます)

ただエドは尊敬の念の無い心無いファンにひどく心を痛めたようで、今後もJETSのファンであるし、試合を見には行くが、掛け声を出してファンを先導をする事は無いとの事です。

本人的には心無いファンが原因であると言っておりますが、やはり引退の引き金になったのは、あの不甲斐ない試合でしょう。
JETSは大事なファンやエドを失望させ、取り返しのつかない事態を招いたことを、一体どう思っているのか。

私もいつかはメットライフ・スタジアムに行ってみたかったのですが、そこにエドとJETSのチャントが無いと思うと、寂しい限りです。
JETSがスーパーボウルの舞台に立って、そこにファイヤーマン・エドが復活し、ファンを先導する日が来ることを望むばかりです。

:JETSの大量失点に固まるエド

 
▼次ページへ