師弟だからこそ遺恨は深い
ドラフトまで1週間を切りました。運命なのか1巡目はジェッツ(JETS)が6位、ペイトリオッツ(Pats)が7位であり上位のJETSにとってはただの戦力獲得のみならず、Patsの狙いを妨害する選択をしなければなりません。
しかしPatsがJETSの上をいくトレードアップを画策しているとも予想されています。
(3位のファルコンズが指名権をトレードする可能性が出てきました。)
この2チームは過去にもドラフトでいがみ合っており、ドラフトでも”ベリチック”と”マンジーニ”のお互いの狙いを読み合う心理戦が展開される事になりそうです。
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▼2002年のドラフト。ジェッツは22巡目でOT”ブライアン・トーマス”の獲得を画策し、ドラフトの展開から狙いどうりに獲得できると確信しました。
しかし、そこにPatsが突如21巡目にトレードアップ!結局Patsは違う選手と獲得してJETSは狙いどうり”ブライアン・トーマス”を獲得できたのですがジェッツのフロント陣には1年前の悪夢が蘇りました。
それは2001年のドラフト2巡目でJETSが獲得をほぼ約束していたT”マット・ライト”と正に電話をしている最中にPatsが突然”マット・ライト”を指名、あからさまな妨害でJETSのドラフト計画を破綻させた経緯があったからです。
互いに憎みあう両チームですがニーズは似ており、今回はDE”ヴァーノン・ゴルストン”を獲得したい事は確かです。
”ヴァーノン・ゴルストン”は身長6.3フィート(1.91m)、体重226ポンド(102.6Kg)の巨漢でありながら40ヤード走が4.58秒という驚異的な身体能力の持ち主。そして昨シーズンのスーパーボウルで最強QB”トム・ブレイディ”を止める方法は強烈なパスラッシュをしかける事であると証明されました。
JETSが”ゴルストン”を獲得するならば”トム・ブレイディ”を倒すための強力な武器になり、逆にPatsがもしトレードアップして先に”ゴルストン”を獲得するとただの戦力アップだけでなくJETSから武器を奪う事ができます。
しかしJETSはRB”ダレン・マクファデン”にも非常に興味を持っており、難しいドラフトになりそうです。