こんにちワシントンレッド・なんたらズ(マジで改名するのかな)。
放談の時間です。

前から放談って言葉を思いつきで使ってるのですが、最近こんな日本語があるのかと思って気になり調べてみました。
そしたら存在していました。意味は「言いたいことを遠慮なく話すこと。」との事で、方向性はだいたい合っていて安心しました。

今回もNFLの話
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敬老の日の9月16日(月)に、早朝2時の試合、早朝5時の試合、そしてサンデーナイトの終了まで、ぶっ続けで見た人って何人いるんでしょう。
私は不眠症となり、イーグルスvsチャージャーズを第1Qの途中から。5時の試合はスルーして、9時30半からのサンデーナイトの2試合を見ました。

そしてこのサンデーナイトが途中で雷による中断が1時間あったうえに反則連発で荒れた試合となり、終わったのが昼の1時40分ごろでした。

祝日の早朝2時(実質、前日の深夜)から、昼の2時前まで、約12時間もNFLの試合が常にあったせいか、なんと「#nfljapan」のハッシュタグがトレンド入りしました。
私の自作ツィッターサイト のサイドバーに常にハッシュタグのトレンドランキングが表示されているのですが、夜までトレンドに入っていましたね。

これも熱いNFLファンのツィートのたまものでしょう。近年のNFLファンの力はすごいです。
(私は寝不足でいらついて、少々アベナチへの暴言が度を過ぎましたが・・・)

 

くわえて、その前日のYahooジャパンのトップのスポーツカテゴリに「なぜNFLは米で一番人気なのか」というタイトルで、スポーツナビのコラム へのリンク が載りました。

 

SNSやヤフーで話題になる事で、アイシールド21でルールをかじった世代は、これで少しはNFLにも興味を持つのではないでしょうか。
もっとNFLの話題がSNSを席捲して、GAORAの開幕直前番組が復活するぐらい、、いやもっとNFLの人気が出る事に、今シーズンは期待しています。

 

[おまけ:コラムがいつ消えるか分からないので、転載]
NFLが米国で最も愛されるのはなぜかW杯以上のブランド価値を生む独自の発想
杉浦大介:2013年9月13日 11:45

米国人の3割以上がNFLが好き

 米国は「フットボール・カントリー(アメフトの国)」。
 NFLが開幕するこの時期になると、そんなフレーズがテレビのスポーツニュースなどでも盛んに飛び交うことになる。イチロー、松井秀喜らの活躍もあっ て、アメリカンスポーツというと日本人にはMLBの印象が強いのかもしれない。しかし米国内での一番人気は、文句なしでアメリカン・フットボールなのであ る。ハリス・インタラクティ社の昨年12月の調査によると、米国人が好きなスポーツのランキングは以下のとおり。

1位 フットボール(NFL)34%
2位 ベースボール 16%
3位 大学フットボール 11%
4位 カーレース 8%
5位 バスケットボール 7%

 上記のランキングでは、過去47年に渡ってNFLが1位。2002年にはその支持率は27%だったというから、ここ10年でさらにアップしていることになる。
 米国の多くの男性は、金曜は高校、土曜はカレッジ、日曜はNFLと週末を通じてフットボールをテレビ観戦し続けるため、放っておかれる女性を表現する“フットボール未亡人”なんて言葉もあるくらいだ。

 これだけの人気スポーツなのだから、商品価値の高さは言うまでもなく、そこで動くお金も半端ではない。NFLの年間収入は95億ドル(約9500億円) と推測されており、75億ドル(約7500億円)のMLBを大きく引き離す。1チーム平均の資産価値も11億106万ドル(約1098億円)と、MLBの 7億4400万ドル(約742億円)、NBAの5億900万ドル(約508億円)に大差を付けている。

 

地球上最大のスポーツイベントとまで呼ばれる「スーパーボウル」

 特に毎年2月の第1週に行われる決勝戦「スーパーボウル」は、比類なき特大イベントだ。「地球上最大のスポーツイベント」とまで呼ばれるスケールの大きさは常軌を逸しており、スーパーボウルにまつわるエピソードも枚挙に暇(いとま)がない。

・スーパーボウルのブランド価値は4億7000万ドル(約470億円)で、夏季五輪やサッカーワールドカップをも上回る(経済誌フォーブス発表)
・スーパーボウル当日は米国内で、感謝祭に次いで年に2番目に食料が多く消費される
・スーパーボウルのテレビ視聴率は23年連続で40%突破
・スーパーボウル中のCMの価格は30秒枠で平均380万ドル(約3億8000万円)
・再販の観戦チケット代は平均3728ドル(約37万円)

 このように記していくと、米国内でフットボールがいかに大きな存在であるかが理解してもらえるはずだ。それにしてもNFLは、どうやってこれほどまでに 莫大な人気を得るに至ったのか。レギュラーシーズンは年間わずか16試合と短く、選手はヘルメットで顔を被っているため、他競技のように一般的に認知され るスーパースターが生まれにくいように思える。むしろ、国民的人気を確立するのが難しいスポーツと考えるほうが妥当だろう。

 

NFLの人気を支える徹底した戦力均衡化

 人気の最大の要因として一般的に語られているのが、NFLでは戦力の均衡化が徹底されていることだ。
「格差を取り払い、最高レベルで均衡したチームが競争を繰り広げることこそが、スポーツの最大の魅力である」。NFLを貫くのは、そんな考え方である。そして、それを支えているのが、以下の3本柱である。

・リーグ利益を各チームに均等に分配する「レベニュー・シェアリング」
・選手獲得に投じる金額を制限してスターの一極集中を防ぐ「サラリーキャップ」
・前シーズンの下位チームから優先的に指名できる「ウェイバー制ドラフト」

 これらが厳格に遂行されているおかげで、NFLではニューヨークを始めとする大都市と、グリーンベイのような小都市のチームの間に、戦力面での格差がつ きにくくなっている。そのため開幕前には、全チームが上位進出の期待を抱くことが可能になり、多くのチームがシーズン終盤までプレーオフの望みを残す。い わゆる“消化ゲーム”は減り、1年を通じてスリリングなゲームの連続が楽しめるというわけである。これらの政策が奏功して、過去20年で連覇を成し遂げた のは4チーム(5回)だけ。3連覇を達成するチームは、歴史上まだ現れていない。

 

フットボールこそが「米国の情熱」

 NFLの圧倒的人気の要因は、もちろん戦力均衡化だけではあるまい。
 各チーム週1試合のみ、約3時間のゲームは、映像メディアにとっても最高のコンテンツであり、テレビ局からも強力なサポートを受けている。スケジュール 的にも、感謝祭やクリスマス(試合が行われるのはクリスマスイブ)といった米国最大の休日に合わせており、家族で集まってゲームを観る伝統となっていった のも大きかった。

 またファンタジー・スポーツの浸透と発展が、NFLと最高のハマり具合をみせた部分もあるだろうし、まるで映画のような美しい映像を作り出すNFLフィルムズ(録画用のNFL映像のコンテンツ制作を行う)の貢献も見逃せない。
 そして、これは筆者のセオリーだが、NFLには黒人、白人の両方のスター選手が存在していることも重要な要素になっているように思う。主力選手は黒人ば かりのNBA、白人選手の比率が圧倒的なMLBと比べ、両方の人種からそれぞれ熱い支持を得ていることもNFLの特長と言ってよいのだろう。

 もちろんNFLの世界にも、問題がないわけではない。ステロイドをはじめとする薬物の蔓延(まんえん)はMLBと同様に指摘されるし、近年は脳震とうの 多発が深刻な問題となっている。この脳震とう問題によって、2011年には危険タックルの罰則が強化され、一部のファンや選手からの反発を招くことにも なった。
 しかし、コミッショナーが強烈なリーダーシップを発揮し、明確な理念を持って運営を続けるNFLは、今後も繁栄の術(すべ)を見つけていくはずだ。だか らこそ、これほどまでに絶大な成功を手にできたのであり、これから先も最高のプロスポーツとしての地位を保ち続けていくに違いない。

 フットボールこそが「America’s Passion(米国の情熱)」。大都市ニューヨークにほど近いニュージャージーで、初めて開催される来年の スーパーボウルも楽しみだ。華やかなマンハッタンを巻き込むことで、2014年のスーパーボウルは、とてつもない興行成績をたたき出すかもしれない。その ときNFLは、また新たなピークを迎えることになるのだろう。

<了>