SUPER RED ZONE
NFL設立100年目の記念すべきスーパーボウルは、1980年代にジョー・モンタナが黄金時代を築いた古豪49ersと、第4回スーパーボウルを制覇して以来の50年ぶりのスーパーボウル出場となったチーフスの対戦になりました。
密かに「オードリー春日の呪い」vs「マッデンの呪い」という、日米の呪い頂上決戦でもあります。
果たして49ersのラン攻撃&鉄壁の守備が勝つのか?チーフスのQB”パトリック・マホームズ”を主軸とするハイパーオフェンスが勝つのか?
100周年に相応しい、最後まで手に汗握る激戦となりました。
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オープニング
NFL100周年ということで「All time team」として、偉大なる選手を紹介するセレモニーが行われました。
Legends. Forever.
Commemorating the #NFL100 All-Time Team at #SBLIV. pic.twitter.com/xEnUYExjFh
— NFL (@NFL) February 2, 2020
会場にもNFLに貢献した偉大な選手やHCが登場し、紹介されるたびに歓声が沸きましたが、ペイトリオッツのHC” ビル・ベリチック”の紹介時はブーイングが発生。
— New England Patriots (@Patriots) February 2, 2020
スーパーボウルリングをペイトリオッツのHCとして6つ、ジャイアンツのDC時代に2つの合計8つ持っているのですが今回、指にはめて見せたのは3つだけでした。
バックヤードでは、何度も激戦を繰り広げてきたライバル”トム・ブレイディ”と”ペイトン・マニング”がそろって自撮りという一幕も。
選手紹介時に会場に流れる映像にハリウッドスターの”ドウェイン・ジョンソン”が登場。
マイアミ出身で、WWEにて「ザ・ロック」として名をはせた大スターがNFLと夢のコラボレーションです。
映像では「ザ・ロック」としてのお馴染みの名セリフを放ち会場のファンを沸かせます。これにはWWEファンでもある私にとって失禁ものでした。
(今回、スーパーボウル観戦会に行けずLIVEで見れなかった事を非常に悔やんだ瞬間でした)
I would pay ANY amount of money for The Rock to narrate over my life #SuperBowl pic.twitter.com/uwk6OWoqw2
— Forever Gridiron🏈 (@ForeverGridiron) February 2, 2020
America the Beautiful:ヨランダ・アダムス(Yolanda Adams)
国家斉唱:デミ・ロバート(Demi Lovato)
第1Q
チーフスが先攻で試合開始。しかし、相変わらずのスロースターターでパスが合わずに3凡。
49ersのファーストシリーズは、WR”ディーボ・サミュエル”の右サイドのランで32ydのビッグゲインをきっかけに敵陣20ydまで進みFGで先制。
49ers 3-0 チーフス
チーフスの反撃はビッグプレーを狙わず、時間をかけて徐々に前進。
OLが真ん中に走路を大きく開きRB”ダミアン・ウィリアムズ”のランで14yd前進し、レッドゾーンではQB”パトリック・マホームズ”のスクランブルでエンドゾーン手前に前進。
敵陣5ydにて、4thDown-1yd。ここでギャンブル!
フルハウス体型にセットしたと思ったら、4人そろってクルっと1回転して、体型を変えてRB”ダミアン・ウィリアムズ”へのダイレクトスナップからのランで、ギャンブル成功。
ANDY REID IS PLAYING TO WIN ON 4TH DOWN pic.twitter.com/itlb5Wr2do
— The Checkdown (@thecheckdown) February 3, 2020
つまり、マホームズが右に1回転することでダイレクトスナップするルートを空けると同時に、49ersのD#に混乱を与えるトリックプレーなのです。
最後はマホームズのスクランブルでTD
MAHOMES GOT EM 👀👀 @PatrickMahomes pic.twitter.com/Fr7b9FmSB3
— The Checkdown (@thecheckdown) February 3, 2020
チーフス逆転!
49ers 3-7 チーフス
第2Q
49ersの反撃は、QB”ジミー・ガロポロ”がパスラッシュの圧力に失投。
これをチーフスDB”バシャード・ブリーランド”にインターセプトされ、ターンオーバー!
INTERCEPTION.@chiefs BOSSING IT.#SBLIV pic.twitter.com/2z7ns8tARu
— NFL UK (@NFLUK) February 3, 2020
θ_(゜∀゜ )≡ モヒョヒョヒョヒョ ヽ(A`)ノ≡ コラァァァ!! カエセヨー!!
ターンオーバーに乗じてQB”パトリック・マホームズ”は、WR”サミー・ワトキンス”への28ydのロングパスを決めて、一気に敵陣28yd。
敵陣13ydまで進むも、49ersの厚いD#に阻まれ、FG。
49ers 3-10 チーフス
49ers、モメンタムを取り返すために、本気モードに入る。
今シーズン、数々の記録を打ち立てたRB”ラヒーム・モスタート”のラン連発!これを警戒しすぎると、QB”ジミー・ガロポロ”のミドルパスが炸裂。
リズムが出来ると、RB”テビン・コールマン”のランが抜けて、敵陣26yd。
この展開になると、49ersのチャンピオンシップでのラン攻勢のイメージが強くなり、チーフスD#はプレーアクションに完全に釣られてしまい、ガロポロへプレッシャーがかからなくなる。
ガロポロからFB”カイル・ユーズチャック”(ハーバード大卒)へ15ydのTDパスが炸裂!
Kyle Juszczyk has been waiting his whole life for this dive 🙌 @JuiceCheck44 pic.twitter.com/CVDdK0Map2
— The Checkdown (@thecheckdown) February 3, 2020
49ers 10-10 チーフス
両者譲らぬ激戦!これぞスーパーボウル!!
前半残り1分、自陣25ydから49ersの攻撃。
ラン連発で時間を潰して終了かと思ったところで、チーフスが謎のタイムアウト!HC”アンディ・リード”は、最後にもう1回攻撃しようかと思ったのだろうか。
しっかし!ここでガロポロのロングパスが炸裂して、自陣45ydへ前進!!
「わー、出た~~!」
と、全世界のチーフスファンの脳裏には、数々のタイムマネジメントの失敗でプレーオフ敗北に導いたアンディー・リードの過去が頭をよぎっただろう。
さらにガロポロからTE”ジョージ・キトル”へロングパスを通され、大ピンチ!しかし、これはO#のパスインターフェアとなり、結局は49ersはこのシリーズを無得点で前半終了。
もし、ここで49ersが得点し結果勝利していたら、またHC”アンディ・リード”の失敗伝説に新たな1ページが加えれれていただろう・・
前半終了
49ers 10-10 チーフス
ハーフタイムショー:シャキーラ&ジェニファーロペス
まずシャキーラが露出の高い真っ赤な衣装で登場し、腰ふりダンスしながら熱唱。
そして、ジェニファー・ロペスにバトンタッチ。これまたセクシーな衣装。
さらに衣装チェンジで露出度UP!”ジャネット・ジャクソン”以来の事件が起きるのではないかとヒヤヒヤしちゃう。
ラストは2人が金と銀の衣装で登場!もはやケツしか覚えていない強烈なインパクトを残す!
2人の歌声はもちろん、演出や衣装に圧倒されっぱなしの約15分。近年で1番良かったのではないでしょうか。
しかも、シャキーラが43歳、ジェニファー・ロペスが50歳だから驚いた。
ジョジョのリサリサ先生のように波紋でも習得しているのでしょうか。人間を超越した存在である事に間違いはありません。
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やはりスーパーボウルは第4Qにドラマが待っていたようですね。両チーム共に持ち味を存分に出せた試合かと思いますね。49ersは第3Qまでは良かったのですが、最後に落とし穴が待っていたようですね(;_;)
AFCディヴィジョナルラウンドの第1Q、テキサンズは「あれ、ひょっとしていけちゃう?」と思ったかもしれない。
AFC決勝の第1Q、タイタンズは「オレたちの風はまだ吹いてるぞ!」と意気揚がっていたのではなかろうか。
そしてスーパーボウルの第3Q、49ersは「よし、プラン通りだ」と手応えを感じていたに違いない。
すごいですね、チーフス、そしてマホームズ。マホームズがいる限り、チーフスは30点差、40点差付こうが決して諦めない(そして何とかしてしまう)気がする。そんなチーム内の一体感、信頼関係が見えた気がしました。
私は49ers勝利予想、途中まで「ほら、やっぱり」なんて思って見てました。畏れ入りました。
アイシールド21を超える様な少年マンガ的展開での劇的勝利!
もう映画にするしかないじゃんこんなの。
いやほんと50歳と43歳のケツも含めて全てに圧倒された100周年でした。