NFC西・最終決戦

スーパーボウルへの切符ラスト1枚を賭けた戦いは、またもNFC西の同地区ライバル対決。

地区首位ラムズが、ギリギリ勝ち上がってきた49ersをスーパーボウルの会場でもあるSoFiスタジアムで迎え撃ちます。

ブレイディ率いる王者バッカニアーズを倒したラムズですが、49ersは6連敗中の天敵かつ、第1シードであるパッカーズを倒しただけに油断大的、豚肉を焼いたらトンテキ。

さぁ夢の舞台に上がるのはどっちだい!?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

49ナース

0

10

7

0

17

ラムズ

0

7

0

13

20

総評

ラムズは、前試合で王者バッカニアーズを圧倒するO#を見せたものの、この試合では消沈。

D#もDT”アーロン・ドナルド”とLB”ボン・ミラー”を要する強力なパスラッシャーが、バッカニアーズ戦ではブレイディにプレッシャーを与え3サック記録するも、この試合は0サック。

 

49ersのOLは、LB”ボン・ミラー”が入ってくるギャップを体を入れて消したり、DT”アーロン・ドナルド”のラッシュが届く前にQB”ジミー・ガロポロ”が投げるなど、かわすのが上手く、後半まで自慢のパスラッシュが目立つシーンはありませんでした。

 

D#もRB”キャム・エイカーズ”を抑え、ラムズO#にリズムを作らせません。

49ersは第1シードのパッカーズ相手にロースコアの接戦を演じたように、ラムズ相手にもO#とD#共に相手の武器を封じてしまう力があるように見えます。

 

互いにランが出にくい状況下でパスがメインとなる展開のさなか、前半は10-7と49ersが3点リード。

さらに第3Qに49ersのQB”ジミー・ガロポロ”がTE”ジョージ・キトル”に見事すぎるTDパスを決めます。

 

17-7 と2ポゼッション差のリードを広げ、49ersがこのまま逃げ切るように見えました。

しかし、第4Qにラムズが決死の反撃。レシーブ3冠王のWR”クーパー・カップ”のロングゲインとTDレシーブで3点差に詰め寄ります。

17-14
+ ( ・`Д・´)+キリッ

 

この後、49ersにとって生死を分けたのが、S”ジャスキ・タート”の痛恨のインターセプトドロップ

これはQB”マシュー・スタフォード”のありえない失投でした。ここでインターセプトしていれば、結果は変わっていたでしょう。

 

この神が与えしチャンスをラムズは逃さずFGを決めて同点!!

逃げ切りたい49ersのO#は、ガロポロのパスが決まらず停滞し、もはや流れを掴んだのはラムズ。

 

ラムズの逆転を賭けたドライブに、またしてもWR”クーパー・カップ”のロングゲインで敵陣深くに入り、FGを決めてとうとうラムズが逆転!!!

17-20
( ゚∀゚)o彡

 

残り時間は1:46。49ersは最低でもFGを決めて同点にしなければならない最後のドライブ。

QB”ジミー・ガロポロ”のパフォーマンスに期待がかかります。

その時、「そういえば、ガロポロって今日インターセプトしてないね」とツィッターで誰かが言った!

これが見事に的中!!

最後の最後でガロポロクォリティーが発動!DT”アーロン・ドナルド”のプレッシャーに負けて投げた高いパスをチップ&インターセプトされちゃった!

 

このインターセプトで勝負が決まり!ラムズが3年ぶりのスーパーボウルに進出です!

 

 

QB”マシュー・スタフォード”のスタッツは、パス31/45回337yd獲得、2TD、1INT。

ルーキー時代から12年間もの長い間引っ張ってきたライオンズからラムズに移籍するや否や、念願のスーパーボウルにやっと届きました。

3冠レシーバーWR”クーパー・カップ”のスタッツは、レシーブ11回142yd獲得、2TDと期待通りの活躍。

途中加入の問題児WR”オデル・ベッカム”も序盤のドロップを払拭し、レシーブ9回113yd獲得で勝利に大きく貢献しました。

 

ラムズは元よりクーパーカップのみならず、DT”アーロン・ドナルド”やCB”ジェイレン・ラムジー”などタレントは豊富でしたが、今シーズンはスタフォードやベッカム、そしてLB”ボン・ミラー”など各チームでくすぶっていた実力者を集めて、その才能を一気に開花させた感じです。

これはHC”ショーン・マクベイ”の手腕によるところが大きいでしょう。

 

 

一方、敗れたQB”ジミー・ガロポロ”のスタッツは、パス16/30回232yd獲得、2TD、1INT。

サックは喰らわない球離れの良さは、結局パス失敗の多さにつながっています。

WR”ディーボ・サミュエル”、RB”イライジャ・ミッチェル”、”ジョージ・キトル”などタレントに恵まれましたが、最後は自滅という一番望まない結末でした。

 

ガロポロのパス能力には疑問符があるものの、勝てるQBとしての才能はあります。

過去に一度スーパーボウルに出場していますし、49ers移籍直後に「ガロポロ無敗伝説」なるものが話題になりました。

そこはペイトリオッツで、ブレイディの後継者候補だっただけはあります。

 

しかし、49ersは2021年ドラフトにて全体3位でQB”トレイ・ランス”を獲得しており、ガロポロは来シーズンの49ersの構想からは外れていることは確か。

果たして来シーズンは、何色のジャージを着ているのかも、楽しみなところでもあります。

おまけ

スーパーボウルまであと1歩で敗れ、ベンチでうなだれる49ersのWR”ディーボ・サミュエル”を抱きしめる、ラムズWR”オデル・ベッカムJr”。

1つ間違えば立場が逆であった接戦だけに、この試合で一番心打たれるシーンでした。