ホワイトは負けていない
首位を獲るならば負けられないビルズ戦(2)。QB”マイク・ホワイト”は昨シーズンのリベンジに挑みます。
しかし12月のバッファローにおいて、敵は対戦相手のみではありません。
果たしてジェッツはこの試練を乗り越えることができるのか。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ジェッツ |
0 |
0 |
7 |
5 |
12 |
ビルズ |
0 |
7 |
10 |
3 |
20 |
オフェンス
天候が雨から後半にかけて吹雪になる悪天候、かつ、両者のディフェンスが硬いため前半は互いにパントを蹴り続ける展開に。
ジェッツが若干有利に進めるもののWR”コーリー・デイビス”がレシーブのさいに頭を打ってOUTとなるトラブルが発生。
さらに第2QにQB”マイク・ホワイト”が強烈なQBヒットを喰らって途中離脱し、QBを”ジョー・フラッコ”に交代する一幕もありました。
ホワイトは直ぐに復帰するも、第3QにビルズLB”マット・ミラノ”から自動車事故のようなサックを喰らって再び離脱します。
they killed Mike White
pic.twitter.com/Re0nMypwWQ— Warren Sharp (@SharpFootball) December 11, 2022
これは下手したら死ぬぞ!
さらに悪い事は続いて、再び出てきたQB”ジョー・フラッコ”が1プレーでファンブルロスト!!
大先輩、最悪!
ヽ(`Д´)ノ
しかし、地上戦で最近成長が著しいRB”ゾノバン・ナイト”がD#を3,4人かわしてTDランを決めます。
THAT’S TOUGH @knight_zonovan!#NYJvsBUF on CBS pic.twitter.com/YnCNPfHlXh
— New York Jets (@nyjets) December 11, 2022
これは凄い逸材が育ってきてるぞ!
だが、ナイトの成長により出番を減らされた先輩RB”マイケル・カーター”に焦りが出たのか、パントブロックからモメンタムを掴むかと思われた大事な反撃のドライブでファンブルロスト!
先輩、邪魔ばっかするなよ!
ヽ(`Д´)ノ
ジェッツはオフェンスが上手くいきそうで上手くいかず、逆にビルズは少ないチャンスで得点を積むことでジェッツを引き離して勝利しました。
QB”マイク・ホワイト”のスタッツはパス268yd 27/44回。0TD、0INT。
レシーバーのTOPは今日もWR”ギャレット・ウィルソン”で78ydレシーブ。
WR”イライジャ・ムーア”に加えてWR”デンゼル・ミムズ”がOUTとなったデイビスの代わりに出番を増やして3レシーブと活躍しました。
ところで、ホワイトが負傷した時にQB”ザック・ウィルソン”でなくQB”ジョー・フラッコ”が出てきた理由は、ウィルソンは健康だったにも関わらずインアクティブだったからです。
これはホワイトが先発したベアーズ戦から続いています。
おそらくウィルソンがアクティブだと完全にホワイトのバックアップとなる降格扱いになるので、インアクティブに登録したのはウィルソンへの配慮だったと思うのですが、今回のような事態のためにメンツにこだわらず動ける選手は常にアクティブにすべきだったと思います。
ディフェンス
今日も頑張ったディフェンス陣。
CB”ソース・ガードナー”はロングパスを阻止、かつ、意表をついたCBブリッツでアレンのパスを封じます。
加えて、ガードナーがWR”ステフォン・ディグス”をカバーしてる間、ディグスは1回もターゲットになりませんでした。
Sauce Gardner vs Stefon Diggs 👀
The Bills WR was not targeted ONCE while Sauce was covering him 🔒 pic.twitter.com/wyFwUe6DHP
— NFL Rookie Watch (@NFLRookieWatxh) December 13, 2022
さらにDE”クイネン・ウィリアムス”が常時アレンにプレッシャーをかけまくります。
Quinnen Williams push-pull/swim vs. Rodger Saffold. A beauty. pic.twitter.com/qaNbx5yQB8
— Michael Nania (@Michael_Nania) December 12, 2022
しかし、ウィリアムスも足を負傷しロッカールームに下がる事態に。
そして致命的だったのがCB”マイケル・カーター2世”のホールディングとパス・インターフェアランスの反則。
彼の二つの反則がビルズの2度のTDに絡んだだけあって、改善せねばならぬところです。
LB”C.J・モズリー”がビルズのギャンブル時にエンクローチメントの反則で1stDownを与えたのも反省点でしょう。
ビルズQB”ジョシュ・アレン”のスタッツは、パス16/27回147yd獲得1TD 。
パスは少なくとも、ランを要所で繰り出しラン10回47yd獲得1TDの活躍です。
ジェッツのディフェンスの方が確実に強いのに、要所で集中的に突破されTDを重ねられました。
これぞ首位である強いチームの底力でしょう。
スペシャルチーム
パントを互いにバンバン蹴りあう展開。後半の苦しい状況でドラ1DE”ジャーメイン・ジョンソン・II”がパントブロックを決めてセーフティー!
playmakin’ @ii_jermaine pic.twitter.com/icWSyhczeN
— New York Jets (@nyjets) December 12, 2022
この後のジェッツのドライブがTDを取る勢いだったのですが、肝心なところでRB”マイケル・カーター”がファンブルロストしてチャンスがパーになりました。
K”グレッグ・ズーライン”は26ydのFG1回。
P”ブランデン・マン”はパント7回で20yd内は2回、最長で51ydを記録しています。
総評
ビルズより獲得ヤードもファーストダウン数もタイムポゼッションもジェッツの方が勝っているのに負ける!
この悔しさが分かりますか!!?いや、分かるでしょうね。
加えて、2週連続で地区首位の強豪と対戦で、1ポゼッション差の惜敗。
この悔しさが分かりますか!!?分かるでしょうね!
QB”マイク・ホワイト”は素晴らしいQBに間違いないのですが、今一つ勝利に繋げられないのもはがゆいです。
ちなみに肋骨をやったらしく試合後に病院に運ばれましたが、別段問題はなさそうで、次の試合に備えているとのこと。
DE”クイネン・ウィリアムス”はふくらはぎを負傷しましたが、こちらも思ったより軽症で次戦の出場はクエスチョナブル(50%)となっています。
頭部を打ってOUTしたWR”コーリー・デイビス”は脳震とうプロコトルに入っていますが、次戦出場を望んでいるとの事です。
残り4試合。もう負けられません。
今シーズンこそプレーオフに行ける千載一遇のチャンス。なんとか窮地をしのいで悲願を叶えて欲しいところです。
今回の試合は“勝負に勝って試合に負けた”という事でしょうか?イルカさん(MIA)がお付き合いで負けたのが幸いでしたね
このところゲームを見れていないのですが、獲得距離は多いのに得点が取れないゲームが続いていますね。
ハイライトビデオを見る限りホワイトは先週話題になっていた単調なパスから改善されて多様なパスパターンと複数のターゲットにうまく投げ分けているようなのになぜ得点できないのでしょうか?
あんなに激しいサックばかり食らっていてはいつか大けがしそうで怖いです。
やっぱりOLのプロテクションもっとなんとかしてほしいところです。
相変わらずRun D#はスクリメージ超えられるとスコーンと抜けられますね。抜けられたあとのSのランサポートが弱いような気がします。
あまりブリッツをかけないモーズリーの派手なエンクローチメントはちょっと笑えました。
Namath時代からのあきらめの悪いファンさん>
OLは補強しても開幕前からベクトンがOUTするなど弱体化していったので、仕方ない部分もあります。
D#は総じてよくやってると思います。今回はオフェンスの2回のファンブルロストが致命的でした。
勝てるチームであるのに、勝てない状況ははがゆいですね。
残り4戦、なんとか全勝して生き残ってほしいところです。
仰る通りなのですが、私が言いたかったのは選手やプレーのことではなく、1位でドラフトされながら怪我で2年間ほとんどプレーせず、今期も体重管理の問題を指摘されながらいきなりシーズンエンドになるようなOLに期待せずにもっとOLを補強しておくべきだったこととか、今時のパスラッシュ偏重型のD#の場合どうしてもランで突破されるとビッグゲインにつながるので、Sのランサポートが大切なのに、昨年までしっかりランサポートをしていたSをNOに逃げられてしまったフロントの考え方がもう少し違えばと言うことです。
今はとにかくもうホワイトがあんなサックを食らわないよう祈るだけです。