見だすと止まらない

ネットフリックス(Netflix)で配信が始まった「レシーバー(Receiver) 風を切って走る」。

邦題がダサいと話題ですが、昨シーズンの「クォーターバック 不屈の求道者」と同様、選手に密着してNFLの知られざる裏側を映像化した素晴らしい作品になっています。

 

参考:前作の感想

QBはつらいよ 動画配信サービスNetflix(ネットフリックス・以下ネトフリ)でNFLドキュメンタリー「クォーターバック・不屈の求道者」が配信されることは以前にお伝えしました。

 

まだ2話までしか見ていませんが、どのような内容なのか軽く感想を書きます。

[SPONSORED LINK]

エピソード1:ジョージ・キトル &ディーボ・サミュエル & アラン=ラ・セントブラウン編

前回の「クォーターバック」同様に”ペイトン・マニング”の解説から始まるものの、そこに”ランディ・モス”が「ペイトン、ペイトン!これはレシーバーの番組だろ?」ということで、MCをモスに交代。

 

こういうところにファンのウケを狙うセンスを感じます。

 

 

そして第1話は5人の主役のうち3人、49ersのTE”ジョージ・キトル”とWR”ディーボ・サミュエル”、ライオンズのWR”アラン=ラ・セントブラウン”のオフからシーズン序盤のストーリーが展開。

 

まずキトルが山のようなジャージやヘルメットにサインを入れていく、鬼のような地味作業を見せます。

こりゃ大変

 

そして、知っての通り彼はリア充の権化。

パーディー君に冗談を交えて話しかけて、ムードを作ります

 

家族らが応援にかけつけるためのトラックは、派手なジョージ・キトル号w

 

車内もド派手。まさにパリピ専用車両です。

 

チーフスの”トラビス・ケルシー”といい、元ペイトリオッツの”ロブ・グロンコウスキー”といい、TEってこんなのばっかりですね。

 

 

チームメイトのWR”ディーボ・サミュエル”は対照的に、子供が出来てからフットボール一筋の人格から性格やプレーが良くなったという話。

子供がめっちゃカワイイ

 

2人とも2020年の第54回スーパーボウルで、あと1歩頂点に届かなかった時からチームに所属している盟友なのです。

その絆は想像以上に深いでしょう。

SUPER RED ZONE NFL設立100年目の記念すべきスーパーボウルは、1980年代にジョー・モンタナが黄金時代を築いた古豪49ersと、第4回スーパーボウルを制覇して以

 

そんな2人の2023年シーズンのドラマなのですが、まぁ結果は知ってのとおり。

まだ最後まで見ていないのですが、最後は私 泣きそう。

 

 

チーム変わって、昨年 大躍進したライオンズのエースWR”アラン=ラ・セントブラウン”は、父親がボディビルで2度のミスター・ユニバース、3度の世界大会優勝というマッチョで厳格すぎる家庭に生まれました。

 

8歳の頃からNFLを目指すことを命じられ、筋肉のエキスパートの元でゴリゴリにトレーニングを重ねてきました。
(なぜボディビルじゃない?)

 

さらに子供の頃、キャッチが上手い子がいて、アランのオヤジがその秘訣を聞きに行ったら「1日200回ピッチングマシンでキャッチしてる」と聞いて、それ以降は現在にいたるまで練習後にライバルを超える202回のピッチングマシンのキャッチが日課になったという、凄い逸話が飛び出します。

 

さらにドラフト時に自分より前に獲られた16人の名前の書かれたノートを練習前や試合前に見て、悔しさを思い出すことで初心を忘れない執念深さを見せます。
!∑(゜ Д゜)

 

今まで名前からして勝手に優雅な選手をイメージしていましたが、実はリアル巨人の星だったのです。
( ・`Д・´)+キリッ

エピソード2:ジャスティン・ジェファーソン & ダバンテ・アダムス 編

第2話は残りの2人の主役の導入編。

バイキングスのWR”ジャスティン・ジェファーソン”は、前話のセントブラウンとは対照的にアクセ大好きで、金色のチェーンなどを多数所有。

ジェット機のアクセがお気に入りとのこと。

 

さらにお菓子大好きで自由奔放。天才肌である印象を与えます。

 

さらに小刻みにステップする「グリディ」と呼ばれるセレブレーションを開発したのがジェファーソン。

オーバーセレブレーションの反則にならない事が証明されると、爆発的にリーグで流行りました。

 

あと、印象的なのが試合中の自分の事を「ジェッツ」と呼び、周りの仲間も彼を「ジェッツ」という愛称で読んでいる事。

 

そんなにジェッツが好きなら、ニューヨーク・ジェッツに来なさいよ。
(*´ω`*)

 

そんな彼も自分のミスに悩み、ケガに悩む困難が待ち構えています。

 

 

レイダースWR”ダバンテ・アダムス”に関しては、カレッジ時代の相棒”デレク・カー”がレイダースにいるからパッカーズからレイダースへの移籍を決断したのに、次の年にカーは移籍し、QBは”ジミー・ガロポロ”に取って代わられて、歯車が狂いだします。

 

と言いますか、

「おい!ガロポロ!!」

と言いたくなるようなシーンがあり多くあり、「ああ、そりゃガロポロ降格するわ」と今更納得しました。
ヽ(`Д´)ノ

総評

前作の3人から5人に主役が増えた今作レシーバー。

負傷してはならないQBと対照的に、レシーブすればほぼヒットを受けるので「負傷して当たり前のポジション」という役割を全員が覚悟しつつも、負傷にいら立ち、苦しむ姿を多く見ます。

 

特にWR”ダバンテ・アダムス”の肩を脱臼してようが、チームのために局所麻酔を打ってでも出場する姿に狂気を感じます。

 

今作で知られざる裏側を知る事で、今シーズンを一層楽しめること間違いなし。

ネットフリックの広告付きプラン月額790円でも全く広告を見ずに視聴できるので、興味のある方はいかがでしょうか。